Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    Fuzu

    いどくちゃんのゆるゆるssとかえろいssとか…なんかもうとにかくいどくちゃん書きたいな!いどくちゃんてぇてぇやねハッピー!たまに絵も投げます

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 26

    Fuzu

    ☆quiet follow

    突貫工事
    良い雰囲気になってきた頃に鼻血を出しちゃういたちゃんはかわいいなっていう話
    えろくないです

    #フェリルー
    ferriroux

    「ゔぇ〜、そんな笑わないでよぉ」
    「ああ、すまないな……くっ」
    「だから笑うなってば〜」
    愉快な心地のまま新しくティッシュを数枚渡してやる。大体、全裸で鼻血を垂らしてべそべそ泣いている姿を前にして笑うなと言われても無理な話である。
    「悪いが、傍から見れば随分と滑稽な景色だぞ」
    じわじわと喉奥までこみあげる笑い声をできる限り抑え込もうとするが、口角は不随意に上がっていく。哀れなフェリシアーノは不貞腐れた顔で面白くなさそうに血を拭う。
    「せっかくいい雰囲気だったのに」
    「文句なら自分自身に言うことだ」
    俺の服を勝手に脱がし始めて勝手に鼻血を噴いたのは他でもない彼である。どう考えても俺に非はない。すっかりしょげかえって背中を丸めて不憫なオーラを纏っているのを見て、まだ収まらない笑いを含みながらその体を抱き寄せて頭を撫でてやる。
    「そう落ち込むんじゃない、笑ってしまって悪かったな」
    「言いながら笑ってるじゃんかよー! どうせ俺なんて……俺なんてぇ……うっうっ」
    「ああもう、そんなに泣くんじゃない。血は止まったのか」
    「うん、多分」
    腕の中でフェリシアーノがぐすぐすと涙ぐみながら鼻を軽く啜ってみせた。擦れて赤くなった鼻先を指でつついてやる。
    「ならばさっさと立ち直ることだ。このままお前をあやして夜を明かすつもりはない」
    「ゔぇ」
    「名誉挽回したいなら早くした方が良いぞ」
    そう言うとつい先程まで情けなくべそべそしていたフェリシアーノは慌てて腕の中から這い出て、俺の唇に自分のものを押し当てた。その瞬間、薄い鉄の匂いが鼻をつく。肩に体重を掛けられているのを感じて、大人しく背を倒してベッドに身を預ける。
    「こ、今度の俺は絶対かっこいいから! よく見ててよ!」
    そう宣言する声がさっそく震えてしまっていることに指摘はしないでやろう。精々頑張れよ、とだけ口にする。
    先程のやり直しのように、震える手がシャツの端を持ち上げる。今度は血は落ちてこなかった。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😭👏👏👏👏💯💯👍🙏🙏🙏🙏🙏😭😭😭🙏🙏🙏💖😭👏👏👏❤❤💕💴💴💴
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    Fuzu

    DOODLEふぇりるーちゅっちゅ「今日の会議でほとんど居眠りしていた割には随分と眠そう顔つきだな」
    「夜になったら眠くなるのは健康の証なんだって」
    「大体お前はいつも寝過ぎなんだ、それに会議は昼寝のための時間じゃないだろう。いくら不毛な議論だったとしても出席した以上真面目に参加するというのが……」
     ルートがお説教モードに入ると俺は自然とルートの横顔を眺めるモードに入ってしまう。寝る前のこの時間は特に。
     呆れと諦めの混じった表情。丁寧に動く綺麗な唇。言葉の節々で浮き沈みする大きな喉仏。常夜灯の光を浮かばせる健康そうな瞳。眉間に寄りがちな眉毛。平たくていかにも硬そうな頬。顔の動きに伴って時折はらりと額から耳の辺りへ流れるブロンドの短髪。夜だけは下されている前髪がいつものあの堅い印象を少し和らげて、年相応な雰囲気を作っている。オールバックにしてガッツリ仕事モードになってる普段のルートもかっこいいけど、泊まった日にだけ見れる生活感いっぱいのルートも好き。
     天井を向いていたルートの顔が不機嫌そうにこちらに向いた。あ、眉間めっちゃ寄ってる。
    「こら、ちゃんと話を聞け!」
    「きいてるよ〜」
    「絶対聞いてないだろ。大体お前はそ 1085

    Fuzu

    DOODLE休日朝にいちゃつくいどくちゃんです
    相変わらずちゅっちゅさせております
    筋肉質な腕の重みを感じながら、カーテンの隙間から差す白い陽光に目を覚ました。ルートの温かい体に包まれてぐっすり快適に眠っていたようだ。彼の腕をあまり動かさないようにぐっと首だけ回して、背後の壁に掛かっている時計の方へなんとか顔を向ける。時計の針はちょうど10時を指していた。
    普段ならベッドには俺だけ取り残されて、一緒に寝ていたルートはベッドの外で色々な用事を済ませている頃だけど、今日はまだ2人ともベッドの中にいた。たまにベッドから降りないで本を読んだりしながら俺が起きるのを待ってくれる日もあるけど、今日のルートはまだすやすや眠っていて、珍しいことに俺の方が早起きだった。昨日は疲れちゃったのかな、と穏やかな寝息を立てて眠っている彼の頭を優しく撫でる。
     触り心地のよいその金色の絹糸からそっと1束だけ掬って、背後から差す清廉な白い光に透かしてみる。きらきらと光りながら、指先から滑るように1本1本ぱらりぱらりと落ちていく。ああ、やっぱり綺麗だな。空になった手で頭を撫でながら、滅多に拝めない貴重な寝顔をじっと見つめる。普段は顔をじっと見つめようとすると顔を背けられがちだから、なんだか新鮮な気持 872

    recommended works