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    Fuzu

    いどくちゃんのゆるゆるssとかえろいssとか…なんかもうとにかくいどくちゃん書きたいな!いどくちゃんてぇてぇやねハッピー!たまに絵も投げます

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    Fuzu

    DOODLEハロウィンとあまり関係ないかもしれなくなったハロウィンフェリルー(大遅刻)です!!!!!
    「よく来たな」
    玄関の扉のを開くと、そこにはジャコランタンのバスケットを片手に携え子供のように目を輝かせる狼が立っていた。
    「がおー!!狼だぞー!!甘くておいしいのをたらふく食べに参上しましたであります!!おかしをくれないといたずらしちゃうぞ〜!!
    「相変わらず食欲旺盛で結構なことだ。上げっていけ」
    わーいと歓声を上げると同時に俺の脇をすり抜けてダイニングへ吸い込まれるように駆けていった。全く、普段からこれだけてきぱき動いてくれれば困らないのだが。眉間が寄るのを感じながらイタリアの後を追った。
     壁掛け鏡の前でちまちまと髪の具合を直しているイタリアを、ダイニングテーブルを拭きながら鏡越しに盗み見る。いつもより赤い唇が気になった。俺は知識がないからよく分からないが、今日は化粧もしているのだろうか。子供の好みそうなかわいらしい狼の衣装も年の割にはよく似合っている。あられもない姿でシエスタに勤しんでいたり下着一枚で俺の家をうろついたりしているイタリアばかり見ているせいか、こなれた様子で様々な服と道具で全身を固めているイタリアを見るとどうにも忙しない気持ちになる。白い開襟シャツから覗く細い首は夏の間に地中海の太陽に灼かれた様子を留めていて、北方に位置するこの国では殊に眩しく映った。
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    Fuzu

    DOODLE休日朝にいちゃつくいどくちゃんです
    相変わらずちゅっちゅさせております
    筋肉質な腕の重みを感じながら、カーテンの隙間から差す白い陽光に目を覚ました。ルートの温かい体に包まれてぐっすり快適に眠っていたようだ。彼の腕をあまり動かさないようにぐっと首だけ回して、背後の壁に掛かっている時計の方へなんとか顔を向ける。時計の針はちょうど10時を指していた。
    普段ならベッドには俺だけ取り残されて、一緒に寝ていたルートはベッドの外で色々な用事を済ませている頃だけど、今日はまだ2人ともベッドの中にいた。たまにベッドから降りないで本を読んだりしながら俺が起きるのを待ってくれる日もあるけど、今日のルートはまだすやすや眠っていて、珍しいことに俺の方が早起きだった。昨日は疲れちゃったのかな、と穏やかな寝息を立てて眠っている彼の頭を優しく撫でる。
     触り心地のよいその金色の絹糸からそっと1束だけ掬って、背後から差す清廉な白い光に透かしてみる。きらきらと光りながら、指先から滑るように1本1本ぱらりぱらりと落ちていく。ああ、やっぱり綺麗だな。空になった手で頭を撫でながら、滅多に拝めない貴重な寝顔をじっと見つめる。普段は顔をじっと見つめようとすると顔を背けられがちだから、なんだか新鮮な気持 872

    Fuzu

    DOODLEふぇりるーちゅっちゅ「今日の会議でほとんど居眠りしていた割には随分と眠そう顔つきだな」
    「夜になったら眠くなるのは健康の証なんだって」
    「大体お前はいつも寝過ぎなんだ、それに会議は昼寝のための時間じゃないだろう。いくら不毛な議論だったとしても出席した以上真面目に参加するというのが……」
     ルートがお説教モードに入ると俺は自然とルートの横顔を眺めるモードに入ってしまう。寝る前のこの時間は特に。
     呆れと諦めの混じった表情。丁寧に動く綺麗な唇。言葉の節々で浮き沈みする大きな喉仏。常夜灯の光を浮かばせる健康そうな瞳。眉間に寄りがちな眉毛。平たくていかにも硬そうな頬。顔の動きに伴って時折はらりと額から耳の辺りへ流れるブロンドの短髪。夜だけは下されている前髪がいつものあの堅い印象を少し和らげて、年相応な雰囲気を作っている。オールバックにしてガッツリ仕事モードになってる普段のルートもかっこいいけど、泊まった日にだけ見れる生活感いっぱいのルートも好き。
     天井を向いていたルートの顔が不機嫌そうにこちらに向いた。あ、眉間めっちゃ寄ってる。
    「こら、ちゃんと話を聞け!」
    「きいてるよ〜」
    「絶対聞いてないだろ。大体お前はそ 1085