Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    urami_imop

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 8

    urami_imop

    ☆quiet follow

    アンソロジー【一筆啓上】参加作品
    捏造大好きな人方向け🐕

    Tap to full screen (size:3072x4096).Repost is prohibited
    ☺☺☺☺☺☺☺☺☺😚😚😚💕💕💕🐶🐶🐶☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺❤👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏❤👏☺☺😚☺☺☺☺🐾💖☺💗💴🐶☺
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    takami180

    DOODLE攻め強ガチャより
    「澄を苦しませたい訳ではないけれど、その心に引っ掻き傷を付けて、いついかなる時もじくじくと苛みたいとどこかで願っている曦」

    阿瑶の代わりだと思い詰めている澄
    vs
    いつまで経っても心を開いてくれないから先に体だけ頂いちゃった兄上
    「また」と言って別れたのは、まだ色づく前の、青の濃い葉の下でのこと。
     今や裸になった枝には白い影が積もっている。
     藍曦臣は牀榻に横になると、素肌の肩を抱き寄せた。
     さっきまではたしかに熱かったはずの肌が、もうひやりと冷たい。
    「寒くありませんか」
     掛布を引いて、体を包む。江澄は「熱い」と言いつつ、身をすり寄せてくる。
     藍曦臣は微笑んで、乱れたままの髪に口付けた。
    「ずっと、お会いしたかった」
     今日は寒室の戸を閉めるなり、互いに抱きしめて、唇を重ねて、言葉も交わさず牀榻に倒れ込んだ。
     数えてみると三月ぶりになる。
     藍曦臣はわかりやすく飢えていた。江澄も同じように応えてくれてほっとした。
     つまり、油断していた。
    「私は会いたくなかった」
     藍曦臣は久々の拒絶に瞬いた。
    (そういえばそうでした。あなたは必ずそうおっしゃる)
     どれほど最中に求めてくれても、必ず江澄は藍曦臣に背を向ける。
     今も、腕の中でごそごそと動いて、体の向きを変えてしまった。
    「何故でしょう」
     藍曦臣は耳の後ろに口付けた。
     江澄は逃げていかない。背を向けるだけで逃れようとしないことは知っている。
    1112

    takami180

    PROGRESS続長編曦澄11
    これからの恋はあなたと二人で
     寒室を訪れるのは久しぶりだった。
     江澄は藍曦臣と向かい合って座った。卓子には西瓜がある。
     薄紅の立葵が、庭で揺れている。
    「御用をおうかがいしましょう」
     藍曦臣の声は硬かった。西瓜に手をつける素振りもない。
     江澄は腹に力を入れた。そうしなければ声が出そうになかった。
    「魏無羨から伝言があると聞いたんだが」
    「ええ」
    「実は聞いていない」
    「何故でしょう」
    「教えてもらえなかった」
     藍曦臣は予想していたかのように頷き、苦笑した。
    「そうでしたか」
    「驚かないのか」
    「保証はしないと言われていましたからね。当人同士で話し合え、ということでしょう」
     江澄は心中で魏無羨を呪った。初めからそう言えばいいではないか。
     とはいえ、魏無羨に言われたところで素直に従ったかどうかは別である。
    「それだけですか?」
    「いや……」
     江澄は西瓜に視線を移した。赤い。果汁が滴っている。
    「その、あなたに謝らなければならない」
    「その必要はないと思いますが」
    「聞いてほしい。俺はあなたを欺いた」
     はっきりと藍曦臣の顔が強張った。笑顔が消えた。
     江澄は膝の上で拳を握りしめた。
    「あなたに、気持ち 1617