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    うすきみ

    @usukimi377

    七海建人の沼にハマっております
    七海×夢主中心に書いてます

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    うすきみ

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    同期夢主×七海
    ある日の待機室での会話

    #七海建人
    sevenSeasBuilders
    #webオンリー展示
    web-onlyExhibition

    五分あったら「七海ぃ」
    「はい」
    「五分あったら何ができるかな?」
    「何です急に」
    「いや、このカップ麺が五分だったから何となく」
    「はぁ……」
    昼時を過ぎた待機室。昼食を食べ損ねた○○が買い置きのカップ麺の出来上がりを待っている。彼女の座るソファの向かいで待機をしていた七海は、彼女のどうでも良い会話に付き合わされる事となった。
    「五分あったら……低級呪霊なら結構倒せるかな?」
    「そうですね」
    「黒閃出せるかな?」
    「それは無理かと」
    「後は……七海、何かある?」
    「そうですね……」
    そう言った七海は、徐ろに立ち上がると彼女の隣に座る。彼女は急に移動してきた七海に首を傾げた。
    「ん?」
    「貴女を口説ける」
    「は?」
    七海の大きな両手が彼女の頬を包む。
    「キスも出来ますね」
    「あ、や、ちょ」
    二人の顔が近づき、唇が触れ合いそうになったその時……
    ピピピピピ ピピピピピ ピピピピピ
    「おっと、残念ですね」
    タイマーが鳴り、七海が彼女から距離を取った。彼女の頬にあった七海の右手は彼女の柔らかい唇を撫でてから離れる。
    「タイマー、鳴りましたよ」
    「あ、うん」
    狼狽えながらタイマーを止めるが、今しがたあった出来事に驚き過ぎて食事どころでは無い。
    「え、あ、七海、今の……」
    「食べないんですか?」
    「あ、食べるけど……」
    七海に言われ仕方なく蓋を開けて箸を手に取る。
    「続きを御所望でしたら」
    「はっ」
    「恋人になってください」
    「なっ」
    「私は恋人以外にはキスしませんので」
    彼は足を組み、余裕そうに微笑みながら言った。
    「さ、さっきしようとしたじゃん!」
    「しましたよ」
    「じゃ、じゃあ――」
    「逃がす気は無いので」
    「はい?」
    「最初から貴女を落とすつもりなので。多少順序が逆になっても問題ありません」
    「なっ」
    「貴女も満更でもないでしょう?」
    「そ、それは……」
    「まずはそれを食べてください。それからゆっくり話しましょう。私の家で」
    「な、何で七海の家……?」
    「貴女も野暮ですね。全てここで言わせるつもりですか?」
    ニヤリと口角をあげて笑う七海に、彼女は赤面するしか無かった。
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    うすきみ

    DONE呪詛ミン×非術師女夢主
    曖昧な関係を続けていると思っていた夢主のお話
    関係に名がつけば 私には微妙な関係の男性がいる。セフレと言うには甘過ぎて、彼氏と言うには確信の無い関係だ。

     彼と出会ったのはたまに行くバーだった。その日は厄日かと思う位ついてなくて、ただでさえ落ち込んでいるというなか、トドメの様にクソ上司に残業を押し付けられた。何とか終電前には終わったけれど、そのまま帰る気にもなれずそのバーに寄った。空腹に構わず強い酒を煽っていると低く良い声が声を掛けてきた。振り向くとそこには大層なイケメンが立っていた。
     酔っていたし何の話をしたかは良く覚えてないけれど、彼が私の隣に座って琥珀色の液体を水の様に飲んでいたのは覚えている。会話をしながら飲んでいるうちに、自然な流れで手を握られ、耳元で何かを囁かれ、私はよく分からずにそれに頷き、肩を抱かれて店を出た。そのまま何処かの綺麗なホテルで体を重ねて、気づいたら朝だった。しかし、何をしたか、どんな風にしたかを薄ら覚えている辺りが恥ずかしい。いっそ記憶を無くしていればどんなに良かったかと思うほど、昨夜の私は乱れに乱れていた。言い訳をさせてもらえば、酒と疲れのせいだ。
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