Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    うすきみ

    @otaku_noname_1

    七海建人の沼にハマっております
    七海×夢主中心に書いてます

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 20

    うすきみ

    ☆quiet follow

    同期夢主×七海
    ある日の待機室での会話

    #七海建人
    sevenSeasBuilders
    #webオンリー展示
    web-onlyExhibition

    五分あったら「七海ぃ」
    「はい」
    「五分あったら何ができるかな?」
    「何です急に」
    「いや、このカップ麺が五分だったから何となく」
    「はぁ……」
    昼時を過ぎた待機室。昼食を食べ損ねた○○が買い置きのカップ麺の出来上がりを待っている。彼女の座るソファの向かいで待機をしていた七海は、彼女のどうでも良い会話に付き合わされる事となった。
    「五分あったら……低級呪霊なら結構倒せるかな?」
    「そうですね」
    「黒閃出せるかな?」
    「それは無理かと」
    「後は……七海、何かある?」
    「そうですね……」
    そう言った七海は、徐ろに立ち上がると彼女の隣に座る。彼女は急に移動してきた七海に首を傾げた。
    「ん?」
    「貴女を口説ける」
    「は?」
    七海の大きな両手が彼女の頬を包む。
    「キスも出来ますね」
    「あ、や、ちょ」
    二人の顔が近づき、唇が触れ合いそうになったその時……
    ピピピピピ ピピピピピ ピピピピピ
    「おっと、残念ですね」
    タイマーが鳴り、七海が彼女から距離を取った。彼女の頬にあった七海の右手は彼女の柔らかい唇を撫でてから離れる。
    「タイマー、鳴りましたよ」
    「あ、うん」
    狼狽えながらタイマーを止めるが、今しがたあった出来事に驚き過ぎて食事どころでは無い。
    「え、あ、七海、今の……」
    「食べないんですか?」
    「あ、食べるけど……」
    七海に言われ仕方なく蓋を開けて箸を手に取る。
    「続きを御所望でしたら」
    「はっ」
    「恋人になってください」
    「なっ」
    「私は恋人以外にはキスしませんので」
    彼は足を組み、余裕そうに微笑みながら言った。
    「さ、さっきしようとしたじゃん!」
    「しましたよ」
    「じゃ、じゃあ――」
    「逃がす気は無いので」
    「はい?」
    「最初から貴女を落とすつもりなので。多少順序が逆になっても問題ありません」
    「なっ」
    「貴女も満更でもないでしょう?」
    「そ、それは……」
    「まずはそれを食べてください。それからゆっくり話しましょう。私の家で」
    「な、何で七海の家……?」
    「貴女も野暮ですね。全てここで言わせるつもりですか?」
    ニヤリと口角をあげて笑う七海に、彼女は赤面するしか無かった。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💖💖💖💖💖💖💖💘💘💘💘💘👏👏💯💯💯💖🙏💯
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    うすきみ

    DONE眼鏡をかけ始めた後輩夢主と見惚れちゃう七海のお話

    SpecialThanks! 蒼月様
    見惚れてました「それ、どうしたんですか?」
    次の任務の為に待機室で待っていると、同行する予定だった七海さんがやって来て、開口一番にそう言った。
    「それ、とは?」
    「眼鏡ですよ」
    私が聞くと、彼は私を見つめたまま言う。
    「あぁ。これですか。先日の健康診断で引っかかりまして。確かに見えづらいなとは思っていたので、昨日の休みに買ってきました」
    「……そうですか」
    そう言いながら、七海さんはサングラスをカチャリと直す。そんなに変だったかな?
    「変ですか?」
    私が聞くと、彼は「いえ」と一言だけ言い、待機室を出ていく。私は不思議に思いつつも読んでいた本をしまって、彼の後に続いた。
    七海さんは私の二つ上の先輩で、学生時代は余り接点は無かった。私が卒業して呪術師として任務にあたるようになってからも、相性のせいか余りアサインされることも無かった。だがここ数年、私が一級に上がってから特級任務や潜入任務などでアサインされる事が増え、食事に誘われたりする事も増えた気がする。高専でも人気御三家だし(残りは言わずもがな五条さんと夏油さんだ)大人で素敵だと思うけど、いまいち掴みきれないところがあって(表情変わらないし)私的にはあくまで『先輩』だ。
    3324

    related works

    recommended works