tia_10l0☆quiet followCAN’T MAKEディルガイを書こうとしたが、イメージが固まらず早い段階で折れた……。 ディルガイ供養ガイアとディルックは旅人と「エンジェルズシェア」の前で別れる。 ディルックはガイアを呼び、店の裏へ連れていく。 「んむ……っう……」 「はぁ……ガイア……」 ディルックは、今度は触れるだけの口づけを何度も繰り返した。 「んっ、旦那?」 「ガイア、中に入れ」 「もうちょっとマシな誘い文句があると思うが……」 そして、二階へと続く階段を上がり、店の中へ入る。二階には酔いつぶれた冒険者が一人だけだった為、ガイアは内心ほっとした。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow tia_10l0PASTダインスレイヴと旅人、空の話。空が悪夢を見る。水底に響くレクイエムだったか、そのあたりで書いたお話!深淵「わたしの家はお兄ちゃん、お兄ちゃんの家はわたし」 目の前で金髪の少女は言った。少年は今にも泣きそうな顔をして、少女のもとへ駆けて行く。しかし、あと少しで触れられそうな時、少女は一歩後ろへ下がってしまった。 「蛍! 一緒に帰ろう……!!」 少年の呼びかけは虚しく、蛍は表情ひとつ変えず首を横に振った。 「ううん、今はだめ」 「どうして! なんで!!」 「隣を見て」 蛍は少年の側にいる者を指し示す。少年は言われた通りに隣を見た。蛍は話し出した。 「ダインと一緒にいる。それは決別の証。言ったよね、ダインと一緒にいてはだめって」 「……どういうこと……?」 困惑する少年を見ないように蛍は瞳を伏せ、溢した。 「今は言えない。ごめんね……お兄ちゃん」 894 tia_10l0DONEケーキを作るカーヴェというお題をもとに書いたアルカヴェです。皿が空になるまで 締め切りを目前にしてカーヴェは思い立った……――ホールケーキが食べたいと! 「クリームたっぷりのふわふわのやつが食べたい!! 今回は七回も修正したんだぞ!? なのに依頼人ときたら……ああ、もう!」 カーヴェはモラ袋を持って市場へ駆け出した。 外へ出ると、青々しい草木の匂いと共に、心地良い喧騒がカーヴェを包みこんだ。子供の足音や学生のちょっとした議論、商人のかけ声、穏やかな日常がそこら中にあった。 加えて、眠たくなるような暖かな日差しを浴びてからカーヴェの苛立ちはすっかり鎮まり、気がつけばケーキの材料について考えていた。 「えっと……ミルクと砂糖、小麦粉、それにジャムと……あ、いや甘ったるいか? イチゴも欲しいな、無いならザイトゥン桃にするか……よしっ!」 2642 tia_10l0DONE魔神任務の前日譚的なタル鍾。夢の中でハム子が先生に元素を診てもらう話。奇妙な逢瀬 夢の中で、釣り糸を垂らしながら瞑想していたタルタリヤはふいに目を開けた。 「これはこれは、珍しい客人だ」 穏やかな口調で話す彼はどこか嬉しそうに聞こえる。すらっとした体格に、黄金よりも眩い石珀の瞳、そして威厳ある佇まい。夢枕に立ったのは、紛れもなく鍾離だった。 「公子殿、息災か」 「……ぼちぼち」 「切れが悪いな。どうした? 俺で良ければ話を聞くが……」 察しが良すぎるとつくづく思うタルタリヤだったが、少し経つと口を開いた。 「鍾離先生ってさ、元素力に振り回されたことはある? あ、いや、質問を変えよう」 「――元素に流れってあると思う?」 タルタリヤは揺れ動く波紋を見ながら聞いた。彼がいつもよりやや不安げに見えた鍾離は答える。 2362 tia_10l0DONE放浪者とナヒーダがクリスマスを過ごすお話。 2025 tia_10l0MAIKINGかきかけのタル鍾です!!!!完成したらpixivに載せます!!完成したものがこちら!https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19331030岩鯨の萌芽 璃月に来ていた旅人に、鍾離はある相談をした。 「旅人、俺は凡人としてまだ日が浅く、凡人のなかのルールというものをあまりよく分かっていない……」 「うん」 「だから、デートとやらも知識のうちに入ってはいるが、体験したことは殆ど無い」 「ちょっと待って鍾離先生」 「どうした?」 旅人は声をあげる。 「デートって言った!?」 「ああ」 旅人は重ねて聞いた。 「誰と!?」 「こ、公子殿とだ」 答えを聞いた旅人は、口を半開きにしたままその場で固まっている。心なしか鍾離が照れているように見えるのは気のせいだろうかと、旅人は考えていた。 鍾離は「旅人?」と呼びかけながら目の前で手を振ってみせる。 (旅人が微動だにしないな……そうだ) 6269 tia_10l0MEMOこれは続きを書こうか迷っているディルガイのえち 334 recommended works たなかDONE江澄を困らせちゃう藍曦臣と藍曦臣を困らせちゃう江澄の話魔が差したやつ⑤ 8 takami180PROGRESSたぶん長編になる曦澄その7兄上、簫を吹く 孫家の宗主は字を明直といった。彼は妻を迎えず、弟夫婦から養子を取っていた。その養子が泡を食ったように店の奥へと駆け込んできたのは夕刻だった。「だんなさま! 仙師さまが!」 十歳に満たない子だが、賢い子である。彼は養子がこれほど慌てているのを見たことがなかった。「仙師様?」「江家の宗主様がいらしてます!」 明直は川に水妖が出ていることを知っていた。そして、江家宗主が町のために尽力しているのも知っていた。 彼はすぐに表へ出た。 江家宗主は髪を振り乱し、水で濡れた姿で待っていた。「孫明直殿だな」「はい、そうですが、私になにか」「説明している時間が惜しい。来てくれ。あなたの協力が必要だ」「はあ」「あなたに危害は加えさせないと約束する。川の水妖があなたを待っている」 訳が分からぬままに貸し馬の背に乗せられて、明直は町の外へと向かう。江家宗主の駆る馬は荒々しかったが、外壁を出ると何故か速度が落ちた。「あの場で説明できずに申し訳ない。あなたは十年前の嵐の日に死んだ芸妓を覚えているか」 忘れるはずがない。彼女は恋人だった。 父親の許しを得られず、朱花とは一緒に町を出る 2613 takami180DONE曦澄ワンドロワンライ第五回お題「夜狩」恋人関係曦澄ですが、曦が出てきません。夜狩を真っ向から書いた結果、こんなことに…… その夜、江宗主は非常に機嫌が悪かった。 紫の雷が夜闇を切り裂いていく。その後には凶屍がばたばたと倒れ伏している。「ふん、他愛ない」 雲夢の端、小さな世家から助けを求められたのは昨夜のことだった。急に凶屍があふれかえり、仙師全員で対応に当たっているが手が回りきらない。どうにか江家に応援を派遣してもらえないか、という話であった。 江澄はその翌日、つまり今朝から姑蘇へ発つ予定であった。藍家宗主からの招きによって、五日ほどを雲深不知処で過ごすことになっていた。 しかし、これでは蓮花塢を留守にできない。 世家への応援を師弟たちに任せることもできたが、江澄は蓮花塢に残ってひとり苛立ちを抱えることになる。そんなことは御免である。 世家の宗主は江宗主自らが出向いたことにひどく驚き、次いで感謝の意を述べた。いたく感激しているふうでもあった。「あとどのくらいいる」「それが分かりませんで。原因も不明のままなのです」「ならば、調査からはじめなければな」 江澄は最初に凶屍が現れたという地点へと向かう。山を進めば進むほど闇が深くなる。今晩、月はまだ出ていない。 ふいに嫌な気配を感じて紫電 1712 キ・リンDONE「絡境康」13P*r18「徒途単」の続きの話。#曦澄PASS:二人の名称を英小7文字で 13 はるゆきDOODLE今まで描いた無羨と忘羨の詰め合わせスマホからのテスト投稿兼ねて(*^^*) 7 たなかDONE瞼を彩ることについて③江澄にほいほい着いて行った先の藍曦臣の話江宗主が気になりすぎた藍曦臣の話の続きの続きです。さらに続きます。 14 宇沢@niji_uzawaDONE雰囲気えっち忘羨ワンドロワンライ「霜降」雲深不知処の随所にある紅葉が鮮やかに色付く季節。霧の立ち込める山間に、早朝のひんやりとした空気が満ちている。温暖な気候の蓮花塢と比べると、ここは寒い季節の訪れが早い。 それまで気持ち良く寝ていた魏無羨は突然寒気を覚え、布団の外へ飛び出ていた足先を素早く引っ込めた。布団の中は二人分の体温で暖かい。ごそごそと体の向きを変え、無遠慮に己の凍え切った足を夫の足に押し付ける。逞しい色白の肉体に抱き着くと、爽やかな檀香に包まれ、魏無羨は嬉しくなって肩に頬をすり寄せた。肌と肌が触れ合う感触が心地好い。本来であれば、眠る時もきっちりと前襟を合わせ、真っ直ぐに上を向いて寝床に横たわり、就寝から起床まで寸分たりとも動かないであろう藍家の公子が、いまやこうして毎晩、一糸纏わず己とぴったりくっついて寝ているのだと思うととても気分が良い。こいつは澄ました顔をして寝ている俺の尻を抓るようなむっつり助平だ。含光君のそうした人間らしい姿を知っているのはこの世界で自身だけ、とにやにやしていると突然、大きな手で肩を抱き寄せられた。 1768 夢魅屋の終雪DONE【温度差曦澄】2シリアスです。暗いです。兄上が自傷しちゃってます!!!懐桑の苦労の幕開けでございます!!!大丈夫だ、次からはギャグになってくれるはずだ。導きの歌江晩吟は、目の前で起こっている事が信じられなかった。 蓮花塢に、事前の連絡もなしに藍啓仁がやってきた事にも驚いたというのに……。 二人の内弟子……小双璧を引き連れた、藍啓仁は朔月を江晩吟に捧げた形で頭を垂れている。 「頭をお上げください、藍先生」 目上の仙師に、嘗ての師にこんな事をされては、江晩吟はどうしていいのか解らない。 「江宗主、どうかお救いください」 「何があったのです。これは、朔月ですよね?」 朔月からは、清らかな仙気は感じられず淀んでいる。持ち主の仙気が穢れているのだ。 「藍宗主に、何かあったのですか?」 思いのほか、焦りの声が出てしまった。 藍啓仁は、顔を上げて事の顛末を離す。 藍曦臣が、この朔月を使って自害しようとしていた事。けれど、それは衝動的なモノであり本当に死のうとしていたわけではない事。 5539 夢魅屋の終雪DONE現代AU藍家に同居している両片思いの大学生の曦澄クリスマスアンケートSS【曦澄】クリスマスまであと11日【腐向け】「晩吟は、クリスマスの予定ってある?」 歯を磨いていると、洗面台の鏡越しに顔を覗き込んでいる家主にそう聞かれた。 口の中の泡を濯いでから、首を横に振る。 「ない」 「そう、よかった。なら、一緒に過ごさない?」 ものすごく安堵したというような顔で、誘ってくる。 ないとは、言ったけれど一緒に過ごすとは言っていない。 けれど、家主の藍曦臣を無碍にるるわけにもいかないだろう。 「……解った」 どうせ、彼のことだからクリスマスは会食やら何やらで夜遅くに帰ってくるはずだ。 しかし、胸に手を当てて喜んでいる藍曦臣にもしや?とある疑惑が浮かぶ。 「よかった、叔父上に会食を代わってもらった甲斐があったよ」 「断ったらどうするつもりだったんだ」 3426