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    fuuumi_new

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    fuuumi_new

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    とーとつに!衝動的に!A英!
    5年前位に書いてた転生パロのお話より、あの2人の部屋へ訪れ記憶を取り戻した英二のシーン

    #A英

    「君はっ、僕を囲って一生離さなければいいんだ!ベッドがふたつ並んだこの部屋に閉じ込めとけばいい。すっごく傲慢な癖してなんで、なんでっ」
    「英二」
    「うっ、うぅ。なんでよ、なんで僕は日本にかえったんだよぉ」
    ぽす、ぽす、とアッシュの胸を緩く握った拳で叩きながらどうしよもなく零れる涙を床に落とした。
    「英二、顔を上げて」
    「やだ、アッシュのばか、わからずや、」
    叩くのをやめないその拳を、その身体をそのままにそっと抱き寄せられ身動きをアッシュに封じられた。困ってるだろうか、面倒くさがっているのだろうか。
    「……俺にとって、お前は自分の命よりも大切で、自分の人生よりも遥かに思い通りにならないから」
    「なに、いみわかんないよ」
    「俺は英二の事がどうしようもない位に好きだってことさ。今も今までもな。だから幸せになって欲しかった。辛い思いはこれ以上させたくなかった。あわよくば俺が幸せにしてあげたかった、ずっと。英二、お前が自分で選んだ道を生きて欲しかった」
    「僕は!僕はっ、ずっと前に遠の昔に、アッシュと生きてく覚悟は出来てたよ!銃弾を腹に浴びたって、人質になったって、殺されそうになったって、君の隣に居れるならなんの問題だってないさ!ずっとずっとアッシュといたいって思ってたよ!僕は、うぅっ」
    「……すき?」
    「好きだよ。大好きだよ。っアッシュ」
    「ずっと一緒にいたいよ。えいじ」
    「うん」
    抱きしめられた腕にぎゅうと力が入って、同時に握った拳の力が抜けて行く。アッシュの匂いに包まれて、同じように彼を抱きしめた。
    みっともなく濡れた顔をそのままに胸へと押し付ければ、ドクン、ドクン、と振動が伝わってくる。
    「アッシュ……?」
    「……」
    「なんか喋ってくれよ」
    「……」
    「アッシュ、君、もしかして」
    「…うるせ、」
    見上げれば、頬にぽつり、と一滴の温かい雫が落ちてきた。綺麗な瞳が潤んで整った眉が歪められて、赤くなった頬が彼を少し幼くする。
    「同じ気持ちだね」
    アッシュの頬に手を当てて涙を拭き取ってしまう。どんな表情をしていても魅力的だけどやっぱり、笑っていて欲しい。
    ぼす、とベッドに倒れ込めば窓から差し込むオレンジ色の光に埃が照らされて舞う。久しぶりに寝ころぶアッシュが使っていたベッド、そして隣にあるであろう英二が使っていたベッドは月日が経ちすぎている割には誰かが手入れしていたかのように綺麗だった。
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    fuuumi_new

    MOURNING夏油傑×五条悟 死ネタです。
    9月の初め頃、宿儺戦で悟に負けるフラグが立ってきた時に保険で書いたやつです。だって!最強だから負けるわけない……確かにここで悟が勝ったら味気無さすぎるかもだけど、戦線離脱六眼が使えなくなるくらいで死にはせん…だって最強だよ?って思ってます。でもターミナルって生死の狭間表現有り得るので諦めてない。可能性はまだある……生きて。万が一の万が一の話でした。
    序章「悟、本当にお疲れ。頑張ったね」
    目の前にいる傑が顔を綻ばせた。
    あの日と同じ言葉を同じ表情で。
    「あ……すぐ、る」
    だけど、知っていた。ここが現実なのか妄想なのか、それくらい。だってこれは夢の中で何百回、何万回と想像した光景で……
    「悟、こっちへおいで」
    傑はそう言って両手を広げる。目の前にいるのは最後に見た袈裟を着た傑じゃなくて、高専の、あの3年間の傑だった。少しの違和感を感じながらも、吸い寄せられるように傑の方へと歩みを進めれば懐かしい温もりに包まれた。
    「傑」
    「なに?」
    「コレ現実?」
    「そうか違うかで聞かれたら、そう、だよ」
    「そうか……俺、ははっ。そっか」
    傑の言葉に目を閉じれば一気に記憶が蘇る。生前の記憶、ってやつ。
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    fuuumi_new

    PROGRESS夏油傑×五条悟
    夏休みの海!!のはずが、ホテルでイチャイチャセックスするだけの3日間になる予定の冒頭。
    なかなか進まないので尻叩きに。
    沢山えっちかくぞ!!!!
    ホテルで缶詰めいちゃラブ♡♡♡「うわっすんげぇ青!って水が透明過ぎんのか?なぁ傑!海ん中ぜってぇ魚いる!早く行こーぜ……すぐる?」
    猛暑日。
    真上から照らしつける太陽の熱と、地面からジリジリと伝わる熱に挟まれて目を細めることしか出来ない。
    「……だいじょうぶか?」
    「ん?どうした?」
    「どうした、はオマエ。体調悪い?」
    サングラスをわざわざ外して悟は傑の顔を覗き込む。ぱっと日差しが遮られ、同時に悟の顔面がこれでもかと近づいてきてハッとする。ガヤガヤと雑音のように聞こえるのは海水浴を楽しむ客たちの声で。今日からの束の間の夏休み、このビーチのあるホテルを悟が予約してくれて……。あぁ、休みを合わせるために二週間ほど詰め込んだ任務の疲れがここに来てどっと押し寄せて来たのだろう。段々と歪む視界を正そうと何度か瞬きをするも全然治らず、何とも言えない気持ち悪さが内蔵を締め上げるのをぐっとこらえる。というか、何があっても堪えたかった。なんと言ったって今日はやっと取れた久しぶりの休日で、一ヶ月も前からずっと楽しみにしていた日だから。
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