ウィルナイアー誘拐事件ベースのツイートまとめ。隊長はどうするだろう。
家族同然に思ってる相手を、家族同然に思われてる相手を危険に晒されて、間に合わなかった時、果たして冷静でいられる?
救急隊の仲間たちを撃ち殺されてデッドになった状態で救助できないように街中を連れまわされて、それをされた時果たして?
危険だからって警察に任せられる
個人的にはもちろんまず警察に連絡入れる。
あと車から銃持ってくる。
あんずちゃんにも連絡してヘリに飛び乗る。
ペアに誰か連れて行って運転させるか運転するかとりあえず犯人の足取りを追う。
警察も協力してるだろうけど現場にたどり着くのは多分この人が早い。
相手は自分がなんだろうが攻撃してくるのは分かってるからなるべく当てられないように逃げて敵を揺籠システムで捕まえられないか奮闘しそう。
犯人は捕まったのを確認したら蘇生するかもしれないがその場に個人医がいるのであれば任せてしまうかもしれない。
今は早く仲間の命を救いたい
医局長は、過去の誘拐の被害者でもある。
彼は生きたまま連れ回されて、ずっと愉快犯である犯人の声を聞かされ続けて、今でもその傷は癒えていないけれど、仲間に同じことが起こった時果たして彼はどうする?
パニックを起こす?
狂乱する?
倒れる?
それとも自身のトラウマを払うため犯人を倒す?
医局長はきっとパニックを起こす。
泣きながら、今自分よりもひどい状態で連れ回されている仲間を思って走る、走る。
あの笑い声が頭に響く。
自分にトラウマを植え付けたくせに何も考えず謝らず生きている奴がいることが悔しい。
自分の大切な仲間はそれよりももっと恐ろしいことになっている。
誘拐犯に対しては車でそのまま突っ込む。
それによって自分がどうなるかなんて考えてない。
ただ、仲間を助けたい。
あの日の幻影が頭の中にちらつく。
笑い声が、あのマスクが、仲間のおかげで多少マシになったあの記憶が。
自分が倒れても、きっと仲間が助けてくれるから、だから、あいつだけは、僕が、
カテジはどうする?
彼はあれでいて真面目な男で仲間思いだ。
最近は冷静に物事を判断できるようになったけど、本当に危ない事態になってもそれが適用されるんだろうか?
待ってくれ、待ってくれよ、って言いながら病院内をぐるぐるしてどうしようもできなくなって頭を抱える?
それとも救急車に飛び乗る?
カテジが飛び出す前に、きっと何人かが飛び出す。
仲間の危機だ。
警察を頼る必要もあるけど、ほってはおけない。
でも、病院に人がいなくなるのはまずい。
救急隊を狙った誘拐なら人手を減らすために街中で事故も多発しているだろう。
なら、誰か、2人以上は残らなきゃいけない。
どうしよう、どうしたら
後ろを見れば、ましろは歯を食いしばって自分はここに残ると笑う。
だから行ってこいと言われた気がしたけど思考を払ってましろに向き合う。
俺たちはバディドクター。
みんなが仲間を助けに行ってる間、俺たちが病院を守ろう。
治はどうする?
彼は同僚である医局長を誘拐され、冗談で済んだものの恋人をカテジに攫われそうになった経験を持つ。
今でこそいじられキャラではあるけれど彼はまっすぐで熱い男だ。無鉄砲で無茶な行動も多い。
そんな彼は一体どんな行動を取るんだろうか。
さっきまで隣で笑っていた同僚が、たった一瞬の隙を突かれて攫われた一体どこに行ったんだ、マップを見れば高速で動く黄色に底にいるのだと確信して救急車に飛び乗る。
前に、カテジがよつはを連れて行ってしまったことを思い出した。
あの時は冗談で済んだけど、今度の相手誰かわからない。
車を走らせていれば、ダウンの通知が入った。
一体どこだとマップを見れば、さっきまで仲間の印があったところに光るダウン通知。
血の気が引いた。まさかまさか、車をひたすら走らせる。
時間をおかずに今度はデッド通知、それも、さっきと同じ場所だった。
いつもおちゃらけた様子の彼からは想像できないくらいに顔が真っ青で頭の中は混乱している。
さらにデッドの通知、最初のダウン通知の現場にたどり着いたが夥しい量の血の跡以外何もない。
デッドの通知はどんどん自分から離れていく。
涙が溢れて、膝が笑って、もうどうにも動けない。
仲間の笑い声が、彼女の悲痛な叫び声が頭の中に響いた
よつははどうする?
彼女も影丸の誘拐と自身が冗談とはいえ誘拐されかけた経験を持つ。
出勤はあまりできてはいないが救急隊は大切な仲間だ。
そんな彼らが危険に晒された時果たしてどんな行動を取る?
いつも通り冷静でいられる?
表面上は取り繕って、パニックになって動けなくなる?どうする?
よつははきっと病院で事件を知る。
仲間が攫われたって叫ぶ隊長や医局長、いつの間にかいなくなっていた治。
手のひらに汗が滲んでどくどくと心臓が音を立てるのをゆっくり呼吸して落ち着けようとする。
ましろとカテジは病院に残るらしい、自分も、このまま行っては役に立たないだろう
誰にも気づかれないようにそっとバックヤードに駆け込む。
ダウン通知、続けて入ったデッド通知にもう立ってはいられなかった。
恐る恐るマップを確認すればそこに向かう黄色に、あれは治だと察して震える声で治を呼んだ。
返事はない。
黄色がデッド通知の場所に辿りついたけれど、どうしてだろう。
そこから動かない。
無線に手を伸ばして恐る恐る修の名前を呼ぶ。
治、治
けれど反応はない。
どうしようもなくなった嫌な予感があたったのだとバックヤードの隅で自分を抱えて泣いた
たえこはどうする?
彼女は多分1番冷静。
おちゃらけてテンパって見せるかもしれないけどどうしようどうしようってなってる中でこれしないの、あれしないのって言えるのは多分たえこ。
影。の誘拐を間近で見た人間ではあるけど、彼女は救急隊と深く関わってない。
でも、魂は仲がいい人が多いから
半狂乱で出ていった後輩、焦った顔を見せた隊長と医局長。
あの時は人数がいなくて自分もついていったけれど今は救急隊には大勢人がいる。
カウンターにはカテジと雷堂がいてきた患者に対応すると話していたけれど、青い顔をしてバックヤードに入っていったよつはが気になった。
静かに扉を開ければ泣き出しそうな声で恋人を何度も何度も呼んでいる。
無線越しに聞こえる声が痛ましくて見ていられなくて、休憩のために置いてあったブランケットを背中にかけた。
多分今声をかけてもきっと届かないだろう。
みんな無事に帰ってきてくれたらいいのだけれど
ももみは泣きながらきっと追いかける。
どんなに止められてもどんなに怪我をしても泣きながら追いかけて犯人に文句言って、絶対絶対家族を取り返すんだって動く。
誰かが自分の前から消えるってことが耐えられない。
それが誰であっても、彼女はいの一番に病院から飛び出していくし犯人を許せない。
攫われたのが誰か。
それが分かった瞬間ももみは飛び出す。
名前を呼んで、泣きながら車を走らせる。
彼女に戦うすべはない。
魔法だって、有効じゃないのは知ってる。
どうしたらあの人を助けられるのだろう。
どうしたら助けられるの。
優しいあの人が犯罪に脅かされてる。
犯人だって助けると誰もが等しい命だとまっすぐな目をしていったあの人がどうしてこんな危険な目にさらされないといけないの。
私の大切な人達を脅かす人なんてみんな嫌い、嫌い、嫌い!!
鳥野くんも多分冷静でいられない。
在庫からヘリ持ってきちゃう。
自分よりも頼りになる人がいるからって自分が行かなくていい言い訳にならない。
ひどい焦燥感に駆られたまま、でもきっと救難信号が出たら行かずにいられない自分に腹が立つ。
無事に帰ってきて欲しいし、犯人は絶対許さないし生かさない。
優しい先輩が、自分にかまってくれて、懐いてくれる先輩が泣いてる。
自分がしたっている先輩の命が危機にさらされている。
優しい穏やかな先輩が犯罪者の手につかまってもしかしたらもう二度と帰ってこないかもしれないってそれだけで息が詰まりそうだった。
ヘリに乗り込んで、いつか手に入れた銃を手に犯人を追う。
自分以外にも飛び出した隊員は何人もいた。
だから自分は、できることをしよう。
あの優しい人たちにこれ以上不幸が降りかからないように、
マグナムもももみと同じ、そんな通報が入った瞬間後先考えずに自分の持ってる1番速い車に乗って飛び出す。
きっと事故もしまくるし、人も巻き込みまくるけどそんなの構ってられない。
自分に居場所をくれた人たちが危ない目に遭ってるなんて許せない。
いつも自分に優しい先輩が攫われた。
ふざけて彼の口調を真似してみたりいたずらに誘ってみたり優しいけど真面目で、でも時折しょうがないですねっていいながらも付き合ってくれる彼は歳の近いももみ先輩の大好きな人でもある。
勿論救急隊にとって彼はなくてはならない存在で、自分も勿論、大好きでだから、取り返さなきゃ行けない。
彼が傷つく姿を見て傷つく人がたくさんいる。
勿論自分もだけれど、きっと、それ以上に。
車の速さには自信がある。だってレースだってたくさん参加した。
僕が1番に行って取り返して、連れて帰れたら。
少しでも傷ついた人達が悲しむのが減るかもしれない。
危ない事するんじゃないって、いくらでも怒られていい。
ただあの優しい声で、僕の名前を呼ぶ人が元気であれば、それだけで。
ましろくんは冷静に見えるけど多分誰よりも早くかけていきたい。
でも自分なんかより優秀な人に動いてもらった方が良くて、病院を開けるわけにいかないからきっと病院に残る選択肢を取る。
そしてめちゃくちゃ後悔する。
助けに行きたい、でも人の命も救いたい、彼は自分よりも人の命を重く取る。
無線で入った、先輩が誘拐されたという事実。駆け出そうとしたけれどさっきまで自分と話していた2人が飛び出すように出て行った背中を見送った。
幼い先輩はあれでいて現場ではかなり優秀で、少しだけ先輩の鳥野さんは上に向かっていったから多分自分のヘリで追いかけるつもりなんだろう。
自分も同じように続こうとしてダウン通知が入る。
仲間のGPSがダウン通知から遠ざかっていくのが見えて逃走中の犯人に轢かれたのだと知った。
自分だって追いかけたい。
だけど、自分は救急隊で、でも、仲間が。
そうやってウダウダしているとカテジがこちらを振り向いた。
多分同じように、行くべきか行かないべきか悩んでるんだろう。
カテジは優秀な医師だ。
俺なんかよりもよっぽど現場で役に立つ。
だから見送る意味も込めてうなづけば、カテジは大きく息を吐いて真っ直ぐに俺を見た。
俺たちはバディドクターだ。
その言葉が何よりも嬉しかった。
無線の入る音と一緒に隣のカテジが口を開く。
病院は俺たちに任せろ。
だから、あいつを必ず連れて帰ってきてくれ。
その言葉に大きくうなづいて病院前の救急車に駆け出した
シソジはどうする?
救急隊は大切な仲間だと思ってるけど彼はどことなく救急隊から浮いて見える。
救助に、奪回に動こうとする彼らの背中を見送って、またパニックになる救急隊メンバーの背中を支えて、僕たちは病院を守りますからって見送りそうではある。
けど、全部が終わった時大泣きしそうなのも彼。
いつも通り、夜勤明けの頭で宿直室から出たら、バックヤードで天羽先輩とたえこ先輩がすみの方でしゃがみ込んでいた。
天羽先輩は過呼吸を起こしていて、慌ててキッチンに置いてあった紙袋たえこ先輩に渡す。
ただならぬ雰囲気に一体なんだと無線を入れれば慌ただしく聞こえる仲間の声。
困惑しながら出勤したことを伝えたら、先輩が誘拐されたことを知る。
病院のムードメーカーである、幼いながらも優秀な先輩のお気に入りで、誰にでも優しいあの先輩が誘拐された。
隊長、医局長、ももみ先輩、治先輩、マグナム、鳥野くんが現場に向かったらしい。
いつも冷静に連携を取る彼らがバラバラに、でも一点に向かって走っていくのがGPSでも確認できる。
心臓が嫌な音を立てるのを聞きながら、街の地図を映し出すモニターの前にたった。
無線番号を、救急のものから警察のものに切り替えて一言。警察の皆さん、聞こえますか。
すぐに帰ってくる返事に突然繋いだことを謝罪して、医者、ウィル・ナイアーが誘拐され、デッド状態で連れ回されているということを伝えた。
助けてください。(僕はみんなが笑っているのがいい)
手伝ってください。(誰か1人でも欠けたら、きっと笑えない)
守って下さい。(悪意から彼らを)
返ってきた頼もしい返事に息を吐いてどうしようと地図を睨みつけていたらバックヤードからたえこが出てきた。
天羽先輩は休ませたらしい。
警察に無線を繋いだことを伝えて、救急隊に無線で連絡して欲しいことを伝える。
絶対絶対、僕の大切なものを奪わせたりなんかしない
ウィルは?
あの時は助けたけど次はどうする?
それこそその場にジーニーや菓子屋くんみたいな個人医がいて委ねられるのならどうする?
もちろんヘリや救急車を使って助けに行くだろう。
大切な仲間だ。
でもあの頃みたいな、そこに救える命があるならって本当に助けられる?
目の前にいるのは確かな敵なのに
しくじった。
名前を呼ばれてなんの気無しに振り向けば掛けられた手錠。
直前まで話していた治先輩と少し距離が空いた瞬間を狙われた。
走って逃げるよりも早く担ぎ上げられ、車に詰め込まれた。
視界の隅に治先輩が戻ってきたのが見えて自分自身にため息をつく。
こんなことで人に迷惑をかけるなんて。
今日は事件も少ないし、みんなで食事にでも行こうかと話していたところだった。
もう少し警戒していればよかった。
過去にこういうことがあったというのは聞いていたのに。
今この車はどこを走っているのだろう。
あまり彼らに迷惑がかからないといいんだけれど。
どこかに止まった車、見慣れない景色に首を傾げていれば自分にとっては聞き慣れた破裂音と共に腹のあたりが熱くなる。
鬼ごっこですよぉ、なんて言って明るく笑う誘拐犯に心底腹が立った。
けれど
続けてなった破裂音。
遠のく意識の向こう、
救急隊のサイレンが聞こえて、
それで
目が覚めるとそこは見慣れた病室だった。
窓の外では鳥が鳴き車が走り、いつもと変わらないロスサントスの日常。
部屋の中で響く大きな泣き声をのぞいて。
腹に包帯、点滴に繋がれた腕。
それと逆の手にももみさんがしがみついて私の名前を呼んで泣いている。
壁際には雷堂さんと鳥野さん、マグナムさんとシソジさんは椅子に座って真っ赤になった目を私に向けたままじっと何かを言いたげにしていた。
ご迷惑をおかけしました。
あまりに痛々しい光景に一言言えばももみさんはさらに私にしがみついて声を押し殺して泣く。
どうしてそんなに泣くのだろう。
私は救急隊のメンバーでも出勤数は少ない方でみなさんとそれほど親しいと思えない。
同僚くらいだと思っていたのに、私の身を案じて、どうしてここまで泣けるのだろうか。
私は、どうなったんです?撃たれた後の記憶がなく視線を雷堂さんと鳥野さんに向ければポツポツと経緯をせつめいしてくれた。
私が攫われてすぐ、気づいたら治先輩が救急車で追いかけてきてくれたこと。
犯人がその治先輩に見せつけるように目の前で銃で撃ち抜き、倒れた私にさらに銃を撃ち、気絶した私を車に乗せさらに逃げていったこと。
治先輩が直前に救急隊に経緯を伝えて私を助けるために隊長、医局長、ももみさん、マグナムさん、鳥野さんが病院を飛び出したこと。
隊長がいの一番に犯人に辿り着き、マグナムさんが退路を断ち2人で撹乱しているところに医局長が車で突撃して地面に付した私をももみさんが抱えて逃げ、鳥野さんが犯人を捕まえて、警察に引き渡したこと。
手を煩わせてしまって申し訳ないと言えばそんなことを言わないでくれと泣かれて、ももみさんはさらに抱きつく力を強くした。
病室の扉がノックされて、怪我をした様子の医局長や隊長たちが入ってきた。
無事でよかったと笑う彼らに、胸の奥が酷く熱くなった。