Recent Search

    Task

    @playr_Task

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 🏥 ❤ 👍 🙌
    POIPOI 28

    Task

    DONEウィルもも。月見酒の続き
    甘くて苦い「…?」
    なんだか見られている気がしてきょろきょろと辺りを見る。病院にいるとき、誰かと話をしているとき、アタシの首筋を刺すような明らかに敵意があります、みたいな視線。色々あって、そういうものには過敏になってるみたいでなんていうか気になってしまって。そうしたら鳥野君とらーどーに名前を呼ばれて、何でもないよって首を振る。
    「ももみさん?」
    「ももみパイセン?」
    「ほぇ?あ、ごめんごめん。なんでもない。何の話だっけ?」
    「もー、ちゃんと聞いててくださいよ。」
    「この後の話なんですけど、」
    病院の、テレビがある方のベンチのところでみんなで集まっていつものように話をしていた。話題は大体最近あったこととか、この3人だと牧場のこととか。鳥野君もらーどーも街にお友達が沢山いてアタシの知らないことを知っているから話してるだけでも楽しいし、そうじゃなくてもこの三人でいたずらするのとかも楽しくて。最近はちょっとらーどーをからかって遊ぶのが楽しいんだけどみんなで笑ってるのは楽しい。二人とも長い時間病院にいてくれるから一緒に行動することも多いし、遊びに誘ったらついてきてくれるの、すごくありがたい。
    3610

    Task

    DONEウィルもも
    月見酒くるくると回ったルーレットがゆっくりと止まって、それと同時にいくらかの金銭が財布に入る。今日も大当たりとはいかなくて残念だったなぁと踵を返そうとしたときに、不意に地図が目に入ってカジノの上の階に誰か救急隊員がいるのに気が付いた。さっきまで吹雪いていたことを思い出し、一体こんな寒い中で誰がいるんだろうかとエレベーターで屋上に上がれば夏場はそれこそ小さく区切られたプールやカウンターバーで飲んでいる若者集団を見かけたけれど今は人の姿はなく、ただしんしんと行くが降り積もっている。薄く降り積もった雪を踏み進めながら辺りを見回せば、あちこちが普段の照明とは別にライトアップされていてまさしくデートスポットだなぁとぼんやり思う。GPSの場所は入り口から一番遠い手すりの辺りだろうか。そのまま進んでいけば焚火を囲むように設置された丸いベンチがいくつか並んで設置された辺りまで来た。夏場はここでバーベキューが出来た気もするけれど、今の時期雪を遮る屋根や風を防ぐための壁がないそこにたむろしている人がいるわけでもない。それなのにそれぞれのベンチの中心に置かれた焚火からは赤い火と共にぱちぱちと火の粉が上がっていてこんなところまで毎日管理しているのか、なんて思いながら見回せばその中の一つに見知った姿を見つけた。
    2109

    Task

    DONEヒント①二人の誕生日の合計
    ヒント②サークル向けツイートにて
    Drink in moderation.ぐらぐらと不安定に揺れる体をそっと抱き上げて、雪の中の街を歩く。なんとなく、悪ふざけがしてみたくなったのだ。ちょっと雰囲気のいいバーに行って多分私も少しテンションがおかしかったことは想像に易い。そんな席で隊長のおごりで普段なら手を出さないウィスキーを飲んだ。いわゆるミードと呼ばれる酒の中でも少し度数が高く、辛口のそれはロックで飲んでも口の中で芳醇な香りが広がり見た目も美しい黄金色で視界も楽しませてくれる。前から一度飲んでみたいと思っていた酒だった。思っていた以上に飲みやすくて、酔いが回りすぎないようにチェイサーを入れるのを忘れるほど。久しぶりに、町の中で事件が少ない日だった。せっかくだしどこかへ出かけないかと誘って皆でダイナーに行って語り合ったり、ドライブをしたり。充実した日の最後がバーで一杯、なんて最高じゃないかと笑いながら酒を頼んで。ふと隣に座っていたももみさんが私の手元をまじまじと見ていることに気づいた。11歳という年齢である以上、お酒を飲ませるのはよくないことだというのは重々に知っている。けれど、まぁ私も酔っていたものだから、飲んでみますか?なんて聞いてしまって。
    2783

    Task

    DONEstgr救急隊で全員が出勤してます。
    個人の妄想です。
    口調に違和感があっても許してください。
    二次創作です。
    ウィル・ナイアー誘拐事件/シソジ視点昨日、朝までワンオペで回して、その後少し寝ようとしたんだけど結果的に言えば休憩時間をまともに取る事もなく他の救急隊員が出勤してくるまで慌ただしく動き回った。ここ最近、救急隊の面々それぞれに用事があったり、出張が入ってしまったり。勿論普通に病院に来る人も何人かいるんだけどそのメンバーってどうしても固定されてしまっていて少し寂しい。とりわけ、僕なんかはここに入ったのも遅かったし。みんなと話す時間作れたらって少しでも出勤するんだけど時間も合わないことも多くて。まぁそれでも来てくれる人とは話す時間が長いから救急隊って多分他から見ると随分アットホームなとこに見えてるんじゃないかな。僕も、最初は全然違う人たちと遊んだりしていたけど救急隊に入ってからは、まぁ仕事の事もあるんだけど病院に入り浸ることが多くなって結果的に僕もその一員になれたのかな。病院の人たちは、みんないい人だ。一見すると怖そうな隊長も、ナルシストなだけかと思ってた医局長も、ギャンブルのイメージしかないカテジさんも、来るたびに皆にからかわれてでもコイ人と幸せそうな治ぱいせんも、そんな治パイセンと幸せそうに笑って話すよつはパイセンも、めったに会えないのにやたら存在感はあるたえこさんも、レースをして事故ばかり起こしているイメージのあるマグナムさんも、子供なのに病院の中で一番仕事をしているももみさんも、カテジさんと仲良くなるうちギャンブルにのめり込んでしまったましろ君も、自由人なイメージしかなかった鳥野君も、そして、みんなに分け隔てなく優しくて、困っていればすぐに手を伸ばしてくれる、こっそり突っ込み仲間のウィルさんも。今の僕に居場所をくれた、大切な大切な仲間たちだ。
    4306

    Task

    DONEstgr救急隊で全員が出勤してます。
    個人の妄想です。
    口調に違和感があっても許してください。
    二次創作です。
    ウィル・ナイアー誘拐事件/鳥野視点ももみパイセンがずっと泣いてる。

    いつもいつも元気でニコニコ笑って、時には大人顔負けの鋭さで誤りを指摘して、救急隊のムードメーカー的な存在である、ももみパイセン。治パイセンからの無線でウィルさんの名前が出た途端に跳ねるように病院から出ていった背中を追いかける。一歩遅れて病院から出たら、目の前を走り去っていくモンスターカーにたたらを踏んで、雪道の中を猛スピードで走り去っていってしまった後姿に踵を返して自分のヘリを止めてある駐車場に向かって走り出す。静かに雪が降り出した街の中、自分の改造した車で追いかけるのもありだったけどこの雪道でスリップするよりはヘリの方が圧倒的に早いのは目に見えてる。
    GPSを確認しながら何度呼びかけても無線に応答してくれなくて歯がゆい思いをしながら高速の上を飛んでいれば続けて鳴ったダウンの通知とデッドの通知に一瞬ももみパイセンからの無線で小さく悲鳴が上がった。GPSの向かう先にちょうど通知が出て、それがウィルパイセンと神崎だってことに気づいた。
    4617

    Task

    DONEフォロワーさんのイラストからネタをおかりしました。ハロウィンの人体発火現象でウィルが火傷をしていた世界戦。セリフもお借りしています。
    引き連れた傷痕「隊長、先ほど斎藤さんがいらしたんですが」
    「あぁ、なんだウィル」
    「この間のですね…」
    マスクをつけたウィルが隊長と話している。口元を大きく隠すそれはウィルの綺麗な顔を隠しててあんまり好きではないんだけど、そのマスクの下から覗く爛れた皮膚を隠すためだって知ってるから何も言わない。あれは、ハロウィンの日あたしを庇って負った火傷。変なやつに地下で襲われて、あたしも頑張って戦ったけど追いつめようとしたら火を放ってきて。ウィルが焦ってあたしを呼ぶ声が聞こえたと思ったら気づけばウィルは火に包まれていた。びっくりして、声が出なくて、体が動かなくて、でもこのままじゃウィルがって思ってたらチュー子がウィルを連れて行ってしまって跳ねるように走り出した。あたしがいるのに何で連れていくんだって、頭の中が真っ白になって思い切り怒鳴ってウィルを取り戻して手当して。その時は暗いのもあって気づけなかったんだけどあとで病院でウィルを見たとき、顔や、体のあちこちにやけどの跡が残ってしまっているのに気づいた。
    2229