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    akatubaki0305

    @akatubaki0305

    太中小説の進歩や SSを投稿します!

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    浮気しただざに愛想尽かして別れを告げるちゅやのお話です。(ラストはハピエンです!)メモ書きなので誤字等そのままです💦このお話はモブ♀がかなりでしゃばるので苦手な方はご遠慮下さい💦すみません💦
    メモ7

    #太中
    dazanaka
    #中モブ

    懺悔せよ(仮)「敦く~ん、まだ買うのかい?私もう疲れて歩けな~い」
     何とも情けない声を出す太宰に敦は溜息を吐いた。
    「太宰さんは荷物も持ってませんよね?文句ばかり云ってないで働いて下さい。むしろ僕は買い物と太宰さんのお守りと二つの仕事を任されて忙しいんです!」
    「敦君も云うようになったねぇ」
    「ほら、次行きますよ!」
     探偵社の備品買い出しに選ばれた太宰と敦は買った品物を大量に抱え横濱の街を歩いていた。
     あと少しで買い物が終わるのいうのに、やれ疲れただの喉が渇いただと騒ぐ太宰に根負けし喫茶店で休むことになった二人。
    「何処にしますか?」
    「素敵なご婦人がいる喫茶店がいいねぇ」
    「‥‥はぁ」
     大きな溜息を吐く敦を尻目にキョロキョロと辺りを見渡す太宰の目にとある人物が視界に入った。

    「‥‥中也」

    「え!?ポートマフィアの!?」
     敦は中也の名を聴くと慌てて辺りを見渡す
    「あ!‥‥今日はお休みみたいですね。私服ですし、隣にいるのは彼女さんでしょうか?」
     中也の姿が何時もと違い私服な事もあり敦の警戒も和らぐ。
    「‥‥彼女ではないでしょ」
    「でも楽しそうに話されてますし、ほら!腕組んでますよ?きっと彼女さんですよ!」

     敦の弾む声が無性に苛立つ。

     端から見たら恋人に見えるだろうが、中也の恋人は私だけだ。あんな女‥‥中也には似合わないよ。

     此方に向かって来ながら美香と楽し気に話す中也の横顔を悔しさを滲ませた顔で見つめる太宰。
     そんな太宰に中也が気付いた時には二人は手を伸ばせば触れれる距離迄近付いていた。

    「こ、こんにちは!中也さん」
     そんな中也に声をかけたのは敦だった。

    「あ?‥探偵社の人虎か?うおっ!太宰!?手前も居たのかよ!」
     敦に話し掛け更に近寄ろうとした中也は、敦の横に立つ太宰に気付き驚く。
    「‥‥私の気配に気付かないなんて、何れだけボサッとしてるのさ、君仮にもマフィ」
    「あぁ~!!俺ら買い物中なんだが手前らもか!手前らも買い物か!そうかそうか!」
     太宰の言葉に被せるように大声を出した中也に怪訝な顔をする太宰。
    「は?あのさ」
    「人虎!すげぇ荷物だな!?太宰!手前も働けや!」
    「中也さんって優しいですね!太宰さん疲れたしか云わないし休憩したいから喫茶店探してと言ったかと思ったら素敵な女性のいる喫茶店が良いとか文句ばかりなんですよ」
    「ちょっと敦君!?」
     敦は中也の言葉に気を許し、思わず不満の言葉を溢す。敦の言葉に小さく肩を揺らした中也だったが、素知らぬ顔で太宰を見ると、
    「仕事中に軟派ナンパしてンじゃねぇぞ!クソ太宰!」呆れ顔をした。
    「ちがっ!」
    「あ!貴方何処かで見たと思ったらこの間中也のマンションですれ違った人だわ!私のこと覚えてます!?」
     太宰に見覚えがあった美香が太宰に近付き屈託のない笑顔を向けた。

    「‥‥覚えてますよ。中也の知り合いの方だったんですね」
     太宰は美香に笑顔で応えたがその口元は笑っていなかった。
    「矢っ張!あ、改めまして。中也とお付き合いしている美香です!よろしくね」
     嬉しそうに話す美香に太宰は殺意を抱く。
    「‥‥へぇ。中也の彼女なんだ?でも君‥‥何歳?まさか未成年じゃないよね?」
     殺気を孕んだ声を出す太宰だが、美香は全く気付かず、
    「あはっ!中也と初めて会った時も未成年だと思われたんですよねぇ。でも私中也と同い年なんですよ!幼顔だし背が低いから未成年に間違われる事多くて!だから中也と一緒に毎日牛乳飲んでるの!ね?中也」
     楽しそうに話す美香に、中也も笑みを漏らす。
    「そうだな」
     美香に微笑む中也を見た太宰は顔色を変えることなく、外套の衣嚢に入れている手を強く握りしめた。

     そんな太宰を中也は見向きもせず、美香の頭を軽く撫で「行くか」と声をかけ、太宰に顔を向けると、
    「手前も探偵社に見限られねぇ程度には働けよ!じゃあな」
     知り合いにでも声をかける様な、そんな軽い言葉を太宰投げ、美香と共に太宰の前から去っていった。
     楽しそうに話す二人の後ろ姿を見つめる太宰の瞳には怒りと嫉妬という名の炎が燃えていた。
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