姫花「おはよ。って花葉、寝癖ついてんだけど」
花葉「眠すぎ…」
姫花「遅くまでゲームやってるからでしょ」
花葉「紺碧ちゃんが勝つまでやめねーって言うから…」
姫花「そういう紺碧は?」
花葉「まだ寝てんじゃねーの」
梓白「いいねぇ、みんな今日はおやすみで」
陽「あ、おはよう、梓白」
梓白「はぁ…ねむ…花依斗は休みだからって遅くまで酒に付き合わされた」
花依斗「ふん、だが貴様より俺の方が早く起きた」
梓白「うわ、くだらな。どうせ二度寝するんでしょ、この後」
花依斗「当然だ」
梓白「ドヤ顔かまして二度寝を宣言される身にもなってほしいものだね」
陽「ふふ、花依斗くんも二度寝とかするんだね、なんか意外」
花依斗「…成星はどうした」
陽「成星くんならまだ寝てるよ。朝ごはんの時間だから起こしに行ったけど、〝あさごはんいらない‘’って言われちゃった」
花依斗「…たく、だらしのないやつだ」
朱優「時間すぎたら朝食は用意しないぞ。俺にも仕事がある」
陽「うん、大丈夫。成星くん、あの様子だと起きるのお昼とかだと思う」
姫花「成星って寝るの遅いんだっけ?」
梓白「いいや?むしろ早い方」
花葉「なのに朝弱いんだな…なんか意外」
姫花「お、待ってましたー!朱優の朝ごはん!」
花葉「朝からよくこんなの作れるな…」
朱優「文句があるなら食わなくていいが?」
花葉「食べる!!!!」
朱優「花依斗さんはこれをどうぞ」
花依斗「ああ」
姫花「わ、兄貴だけなんかみんなと違うんだけど。ズルくない?」
陽「ほんとだ、僕たちのとちょっと違うね?」
花依斗「ふん、そんな目で見てもやらん」
梓白「ところでリーダー様たちの例の準備の進捗はいかほどで?」
朱優「…進捗は60%だ。最近あいつらが外に出ることが減って進捗が悪い」
陽「雪音くんが暑いの苦手だからね…依頼に行くことも減ったんじゃないかな」
花依斗「夏服作ったろ。あれはどうした」
梓白「雪の暑さはあんなのじゃしのげないよ」
姫花「60パーって結構行ってない?」
花葉「いや、まだ半分ちょっとってそうでもなくね?」
姫花「みんなでやればすぐ終わるって」
花依斗「残りの準備は?」
朱優「あとはケーキ作り、食事の準備と部屋の飾り付けです」
姫花「ケーキと飯は朱優がやってくれるんでしょ?」
朱優「効率よく進めるには数人の手は必要だ」
花葉「おっけー。ならそれはお前が決めろよ。それ以外は部屋の飾り付けするから」
朱優「当然そのつもりだ」
梓白「ねぇそれってさぁ。あの双子ちゃんがいたら準備できないんじゃない?」
花葉姫花「あ…」
花依斗「お前に何か考えがあるんだろ」
梓白「ふふ、考えも何もちょうど今日トリオで依頼があるんだよねぇ。偶然偶然」
花依斗「…ふん。どうだか。お前のことだ。どうせこうなることを見越してその依頼を受けたんだろう」
梓白「ふふ、どうだか。でも、とりあえずあの双子ちゃんが外に出ていれば君たちだって心置きなく準備ができるでしょう?双子ちゃんを外に連れ出すその役、俺が買ってあげようじゃないか」
陽「…僕は連れて行ってくれないの?」
梓白「そんなかわいい顔してもだーめ。今日はトリオの日なの。いい子にお留守番しててね。…あ、噂をすれば」
雪音「梓白。ここにいたか。俺たちの準備は整っているがお前はどうだ?」
梓白「もちろんできていますよ。いつでもどうぞ?」
紫音「君が持ってきた依頼だよ?今日は楽しいことになるよね?」
梓白「もちろんそのつもりですよ?ていうか、俺と一緒に行くんだから楽しくないわけないよね?」
雪音「ああ、確かにそうだな」
紫音「まったく…いつもの調子だねぇ…」
梓白「陽」
陽「どうしたの?」
梓白「こちらの様子は君に伝えるから。そっちは任せたよ」
陽「…!ふふ、うん。任せて?」
梓白「さすが。じゃ、行ってくるね」
朱優「…全員集まったか?」
樹「僕と京くんはいます」
京「ねぇねぇ、何するのー?」
朱優「説明は全員集まってからだ」
姫花「はーい。お花ちゃん2人揃ってまーす」
花葉「お花ちゃんってダサ…」
朱優「よし。…花依斗さん、その小脇に抱えていのは…?」
花依斗「1人でまともに起きられないアホだ。気にするな」
成星「…」
樹「はは…抱えられながら寝てるのすごいね…」
陽「ごめんね、花依斗くん。起こしてもらっちゃって」
花依斗「…まったくだ。お前はよく毎日こんなのに付き合ってられるな」
陽「ふふ、依頼ある日はちゃんと起きてくれるんだけどねぇ…」
姫花「あれ、世和と紺碧とあずは?」
世和「よ、待たせたな」
朱優「遅い。ちびっこバディも来たか」
梓紗「僕たちはちびっこバディじゃないし!小悪魔かわいいバディだもん!」
紺碧「その反論も納得いかないけど」
朱優「まあいい。これで全員揃ったな。では今日はここにいる全員で双子の誕生日の準備をする」
世和「誕生日って今日じゃね?」
朱優「そうだ」
世和「爆速で用意しろってことか」
朱優「ああ。この人数であれば問題ない」
姫花「んでんで?俺たち何すればいいの?」
朱優「飾り付けと料理で分かれてもらう。組み合わせはこの通りに」
姫花「ほーい。んで飾り付けは俺とー?」
花葉「俺もこっちか」
梓紗「僕も飾り付け!」
京「俺も〜!」
紺碧「…このメンツ騒がしくなりそう」
姫花「はは、それな〜。でも楽しそうじゃん。成星もいるし」
成星「俺がいて楽しくなりそうはなんか癪なんだが」
姫花「お、起きてる。おはよ」
成星「ずっと起きてた」
紺碧「いや、花依斗さんに抱えられてた時寝てたろ」
成星「ところで俺は飾り付けとかそういうのはあまり得意ではないがいいのか?」
姫花「大丈夫。魔法がほしい時は成星にここドカーンっとやってーってお願いする。あ、あと全体見てここセンスないとかそういうの教えてよ。成星だったらちゃんと言ってくれるから」
成星「わかった」
姫花「全体的なコンセプトとか配置は俺と花葉に任せて」
花葉「え、俺も?」
姫花「当然。花葉だってこういうのセンスいいんだから」
花葉「まぁ…やれるだけやるけど」
梓紗「高いとこは僕がやるね!」
姫花「助かる!あずの能力ってこういうときいいよね〜」
京「えへへ、みんなでやるの楽しいね!」
成星「おい、真面目にやれよ」
京「うん!ちゃんとやる!そしたら褒めて?」
成星「ああ、いくらでも撫でてやる」
京「よーし!頑張るぞ〜!」
紺碧「頑張る動機そこ?」
姫花「いーじゃんいーじゃん、さ、始めよ」
朱優「では料理班はこのメンバーで」
世和「…なんかこっち人数少なくね?」
花依斗「この人数であれば十分だろう」
朱優「はい。キッチンに立つ人数が多くなると効率が悪くなりますから」
樹「え、えと…よろしくお願いします?」
朱優「俺はケーキを作りながらそちらにも入る」
世和「それお前が大変じゃね?」
朱優「そっちの手が足りないときの話だ。俺はケーキ作りに専念できるようこのメンバーを選んだからそうはならないと思っている」
樹「な、なんか責任重大に聞こえますね…」
花依斗「ふん、問題ない」
世和「おっけー、んで?何作るとか決まってんの?」
朱優「いくつかよさそうなものは選んである。ここから好きなものを作ってくれ」
世和「おっけーおっけー。んじゃ、作るか」
樹「朱優くんのこのモニターに映し出しているかのような魔法、本当に凄いですね」
朱優「樹さんもやろうと思えばできるのでは?」
樹「うーん、無属性は種類が膨大だからね…僕はこの魔法、朱優くんに出会うまで知らなかったよ」
世和「へー、樹も知らねー魔法ってお前すげーじゃん」
朱優「そんな話、今はいい。そうだ、花依斗さん。たまにケーキの味見してくれますか?」
花依斗「ああ、いつでもしてやる」
朱優「ふ、ありがとうございます」
世和「うわ、お前が髪結んでるのレアじゃね?」
花依斗「料理をする時くらいこうする」
樹「美人さんですね…」
花依斗「ふん、今更当然のことを。始めるぞ。俺がいるからには完璧に仕上げてやる。手を抜こうとは思うなよ」
朱優「もちろんです。年に1回しかない誕生日、盛大に祝ってやりましょう」
樹「ふふ、そうですね」
世和「いーじゃんいーじゃん、楽しくなってきた!」
陽「朱優くん、僕はどっちにも割り振られていないけど…?」
朱優「陽さんは梓白から向こうの近況がくるんですよね?」
陽「うん。梓白は僕に連絡するって」
朱優「では近況を待ちながら進捗が悪そうな方を見極めてフォローに入ってください」
陽「…なんか僕重要な役割じゃない?」
朱優「もちろん。俺はできないやつにこの役割は振りません」
陽「は、はは…できるだけのことはしてみるね…?」
朱優「どこかの胸ガバが認めるくらいですから。俺は陽さんのこと高く買ってますよ?」
陽「…梓白の相棒ってだけでこんなにプレッシャーなんだなぁ…」
姫花「へ!?!?陽様料理もするの!?」
陽「うん、料理もするし姫たちの飾り付けの手伝いもするよ?」
姫花「エプロンつけてる陽様…見たい…!!!」
陽「…?そんなのいつでも見せるよ?」
姫花「うう…毎日拝みたいです…」
朱優「おい無駄話していないで始めろ。飾り付けの方はお前に全て任せているんだ」
姫花「おっけー、任せな。超映える感じにしてやるよ」
花葉「ゆ、雪ちゃんたちまだ帰ってこないよな!?」
陽「大丈夫。向こうは梓白が上手くやってくれてる」
花依斗「ふん。あいつ、こういう場面では役に立つようだな」
樹「ふふ、梓白はいつも上手く場を繋げてくれるからね」
姫花「あれ、兄貴と樹がここにいるってことはもうそっちは終わってんの?」
花依斗「大方な」
樹「あとは仕上げに魔法を使いたいからそのときに呼ぶって。僕たち、何か手伝えることある?」
姫花「うーん…こっちも割と終わってきたんだよな…あ、じゃあこっちも樹の魔法借りようかな。やり方は成星に聞いてみて?」
樹「うん、わかった」
姫花「兄貴は見物してていいよーって言いたいとこだけど、花葉の手伝ってきて?」
花依斗「ああ」
樹「成星くん。手伝いに来たよ」
成星「ありがとうございます」
樹「それで、どうしたらいいかな?」
成星「雪音が少しでも過ごしやすいように氷の装飾を作っているんです」
樹「なるほど、いい考えだね。僕も同じのを作ればいい?」
成星「はい。デザインは任せます。溶けにくいとびきりのやつを作ってください」
樹「ふふ。うん、わかった。そういえば成星くん、ずっと魔法使っているんだよね?少し休憩した方がいいんじゃない?」
成星「いえ、このくらいなら大丈夫です。俺も伊達に戦闘で魔法使ってませんから」
樹「確かに成星くん、昔よりずっと強くなったね。いらない心配だったかな」
花依斗「花葉」
花葉「おわ!?あ、兄貴…?なんでここに」
花依斗「お前を手伝えと姫花に言われた」
花葉「あ、そういうこと」
花依斗「それで、何をすればいい」
花葉「うーんとさ、俺、電飾用意してんだけどこいつがどうやってもつかないんだよ。雷魔法に反応して光るはずなんだけど」
花依斗「貸せ。…これでどうだ」
花葉「え、すご…。もしかして俺のだと雷の威力が足りなかった…?」
花依斗「お前、壊れると思って加減してやったろ」
花葉「え、ああまあ…壊れちゃったら意味ないし…」
花依斗「こういうのはな、思い切りやった方が直る。調子の悪い電化製品だってぶっ叩けば直るだろ」
花葉「…意外と兄貴も考え方は脳筋だよな」
花依斗「何か言ったか?」
花葉「…いーや。さすが兄貴。助かったわ」
花依斗「ふん、この程度」
姫花「おーーーっ!!!これちょーキレイじゃん!いい感じいい感じ〜♪」
花依斗「これで準備は整ったか?」
姫花「うん!飾り付けはおっけーかな!」
朱優「樹さん、少し力を借りても?」
樹「あ、うん。どうしたの?」
朱優「ケーキに凍結魔法をお願いします」
姫花「え、ケーキ凍らせちゃうの?」
朱優「普通のケーキではないからな」
姫花「どういうこと?」
花依斗「アイスケーキしたんだろ。神崎がアイス好きだから」
姫花「なるほどね〜。てか兄貴、雪の好きなもんちゃんと知ってんだね〜?」
花依斗「…ふん、関わっている時間が多いんだ。嫌でも覚える」
成星「そんなこと言ってあんた、コンビニ行ったとき自分の分とわざわざ雪音にもアイス買って行ったよな?」
花依斗「おい、その話は…」
姫花「え、てか兄貴と成星でコンビニ行ったの?仲良すぎでしょ」
樹「それより僕は花依斗くんがコンビニに行くことが驚きなんですけど…」
花依斗「どいつもこいつも…俺をなんだと思っていやがる」
世和「よぉー、朱優。こっちの料理はできたぜ」
花葉「こっちの飾り付けもおっけー」
梓紗「プレゼントも持ってきたよー!」
朱優「よし、これで準備は整ったな」
姫花「よーし、あとは主役が帰ってくるだけ!」
梓白「さてさて、今日も無事に生き延びてしまったねぇ」
雪音「ありがとう、梓白。やはりお前にはいつも助けられているな」
梓白「いいえ。リーダー様を助けるのが俺の勤めですから」
紫音「ねぇ、そのリーダー様って当然僕も含まれてるよね?」
梓白「もちろん。チームは違えど君もリーダー様ですので。しっかりと勤めを果たさせていただきますよ?」
雪音「ふ、梓白はそういう改まった言葉を使うとまともに見えるな」
梓白「ちょっと何?いつも俺がまともじゃないみたいじゃん」
紫音「ええ?逆に君がまともな時なんてあった?」
梓白「失礼しちゃうねぇ。そういうの、俺がいなくなってからありがたみ感じても遅いんだからね?」
雪音「…?お前はいなくなろうとしているのか?」
紫音「ちょっと、雪の不安を煽るようなこと言わないでよ」
梓白「今のは例え話。面白いことがある限り、俺はここにいますよ」
雪音「そうか。ではお前がいつまでも楽しめるよう努力しないとな」
梓白「その必要はないよ。俺は今までずっと楽しませていただいていますから」
雪音「そうか、それならよかった。俺はいつまでもお前にここにいてほしいからな」
梓白「もちろん。これからも夕凪梓白をご贔屓に。よろしくお願いしますよ」
雪音「ああ、もちろん頼りにしている」
紫音「まったく、調子がいいんだから…」
梓白「さてさて、そんなこと話している間に我が家に到着しましたよ。…ようこそ、リーダー様?今夜のパーティをとくとお楽しみください」
雪音紫音「…?」
梓白「さぁ、入って入って?大好きなリーダー様をみんなが待っているのだから」
梓白「さぁ諸君!本日の主役のお帰りだ!盛大に祝え!」
他のメンバー「誕生日おめでとーーっ!!」
雪音「…!」
紫音「ふふ、随分と盛大に祝ってくれるね?」
雪音「これは…お前たちが用意してくれたのか?」
姫花「へへー、飾り付けも俺たちでやったし」
世和「料理も俺たちで作ったんだぜー?」
雪音「ふふ、すごいな。周りは夏なのにここだけクリスマスのようだ」
紫音「ふふ、こういうのも、たまには悪くないね」
朱優「喜ぶのはまだ早い」
雪音「…!これはアイスケーキ?」
朱優「お前はこっちの方がいいと思ってな」
雪音「…すごいな、こんなに大きなもの、どう作ったんだ?」
樹「ふふ、僕も少し手伝ったんです。そう簡単には溶けたりしませんよ」
雪音「そうだったのか。…今日のパーティはみんなのおかげなのか。俺は本当に幸せ者だ
」
京「しおんー!ゆっきー!プレゼントあげる!」
梓紗「あー!きょう早いよー!僕もあげる!」
紺碧「みんなで一緒にあげるんじゃなかったのかよ…」
雪音「…みんなそれぞれプレゼントを選んでくれたのか?」
姫花「とーぜんでしょ」
紫音「ふふ、今日だけでいただき物がたくさんだね」
花依斗「まずは料理を食え。この俺も作ってやったのだから」
紫音「えー?花依斗くんが作ったの?僕の分毒盛られてたりしないよね?」
花依斗「あ?望み通り毒盛ってやろうか?」
雪音「ふ、お前たちは相変わらず仲がいいな」
樹「雪音くん、紫音くん、怪我してませんか?もししていたら食事の前に治した方がいいかと」
雪音「ああ、俺は大丈夫だ」
紫音「僕も平気だよ」
成星「あんたも大丈夫か?」
梓白「もちろん。今日は怪我するほど働いてませんから」
世和「今日は、つーかお前が怪我することなんて滅多になくね?」
梓白「残念。滅多にではなくほぼ無いに等しいでした」
世和「はは、たしかにそーだったわ」
姫花「早く飯食おー!俺お腹空いた!!」
花葉「おい、お前のだけじゃないからな?」
姫花「わかってるって!」
紫音「ねぇ?雪?僕、君にプレゼント用意してたんだ」
雪音「ああ、俺もお前に用意していた」
紫音「ふふ、後でゆっくり2人で交換しよ?」
雪音「ああ、そうだな」
梓白「さてさて、片付けは俺たちがやるから。君たちは休むなり2人でしっぽり語り合うなりしたら?」
雪音「片付けくらい俺もするぞ?」
梓白「いいの。主役はゆっくりしてな」
紫音「ねぇ、お言葉に甘えて僕たちは部屋に戻ろうよ」
雪音「…そうか。ではそうさせてもらう。みんな今日はありがとう。最高の誕生日だ」
紫音「僕からも礼を言わせてもらうよ。…みんなありがと」
京「えへへ!楽しかったね!」
梓紗「うんうん!楽しかったー!」
姫花「へへ、来年もちゃーんとやるから!」
世和「来年はもっとすげーのにしようぜ!」
紺碧「いや、これ以上すごいのってどうなんの…」
梓白「ねぇ、皆さん?今回の俺、ものすごーく頑張ったと思うけど?なんか労いとかないの?」
姫花「はいはい、えらいえらーい」
世和「さすが梓白だなー」
京「うんうん!しろ、頑張ったねー!」
梓白「うわ、薄っぺら…」
花依斗「ふん、普段怠惰な分、ここで働いたと思え」
陽「ふふ、梓白、お疲れ様」
樹「梓白のおかげで僕たちの準備も間に合ったからね。助かったよ」
梓白「ほんとほんと、俺に感謝してほしいねぇ」
樹「それじゃあ今日はみんな頑張ったってことで…たくさん飲みましょうね!!」
朱優「…まぁ、今日くらいはいいか」
梓白「お、珍しいねぇ。君が乗るなんて」
花依斗「つまみは?」
朱優「もちろん俺が作ります。簡単なのでよければ」
花依斗「ふん、悪くない」
梓白「花?君も飲んでくれる?」
花葉「え、俺酒は…」
梓白「冗談。好きな物のみな。ところであの電飾、君がやったんでしょ」
花葉「え、わかるの?」
梓白「もちろん。君の魔力を感じたからね。大したものじゃないか」
花葉「へへ…まあ兄貴に手伝ってもらったけど」
梓白「それでも立派なものだよ。お疲れ様。はい、かんぱーい」
花葉「乾杯」
陽「成星くんも今日は飲もうよ」
成星「樹さんがいるなら付き合う」
樹「わぁ…僕、あまり成星くんと飲んだことないから嬉しいです…!」
花依斗「ふん、成星。その言葉、後で後悔しても知らないからな」
陽「ふふ、今日はいっぱい飲もうね?」
成星「???」
樹「はい!みなさん!かんぱーい!!!」