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    千瞑(senbei)

    @yumesenbe

    夢小説になる前のあらすじやメモ。
    かきかけ。自己完結したらくがき置き場。

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    千瞑(senbei)

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    キングダム。関常夢(関常視点)
    オリ主。玲珠レイリン
    王賁より年上の従姉。王賁からは姉上呼び。関常より年下もしくは同年齢。
    もともと関常を慕っていたが別の相手と結婚。その後夫の戦死で出戻り、縁談した相手の事故死や婚約相手の病死などが続き「死の姫」という噂が立ち嫁ぎ先がない状態に。実家から勘当され王賁の家に居候中。

    #キングダ夢
    kingDaDream
    #関常
    #王賁
    theRoyalFamily

    関常視点夢 半年前、玉鳳隊への異動が決まった。それに伴い若の近況も詳しく知ることになった。
    「関常、姉上のことはどう思ってる」
    「俺にとって若とおなじくらい大事な方ですよ」
     姉といっても若の従姉にあたる方で若の幼少期の頃からそばにいた玲珠様。屋敷に顔を出すうちに顔見知りになり話すうちに仲良くなり、年頃になると縁談を申し入れたが魏国へと嫁いでいってしまった。
     今ではさらりと説明できるが当時は、他の男と結婚すると聞いてショックを受けそれどころではなかった。魏へ出立の日、「お幸せに」という言葉をかけたときの表情が今でもずっと瞼の奥に焼き付いていて離れない。微笑んでいるが目が悲しんでいた。玲珠様は結婚に乗り気ではないことをそこで初めて知った。
     俺は何もできず、そこから連れ出せもせず、無力な自分に嫌気がさして逃げるようにして戦いに明け暮れた。
     玲珠様が嫁いだ家は魏と趙の国境にあり、小競り合いが続く中で嫁ぎ先の夫が戦死。跡継ぎもいないため秦に返されると、すぐに複数の縁談が申し込まれた。若の母君である朱景様ほどではないが、魏に嫁ぐ前から引く手あまたの縁談が舞い込んでいるのは知っていた。
     俺は再度縁談を申し入れなかった。あの方を守れもしなかった無力な自分に何ができるというのか。だが自分のくだらない考えを捨ててまでも縁談を申し込み結婚までこぎつけていればと思わずにはいられない。
     婚約相手が結婚式当日に病死、その後の縁談後の帰りに事故死、縁談を申しいれた者のひとりが変死体で発見され「魏から呪いを運んできた」「死を呼ぶ者」と噂が立ち、ついには商いをしていた家が破産。玲珠様は「死の姫」と呼ばれるまでになってしまった。
     家を勘当され若が呼び寄せたものの、現在は離れの屋敷でひっそり暮らしているがこもりがちであまり外に出てこないという。
    「俺が行くと喜んではくれるのだがな…」
     寂しそうに笑う若の様子からどんな生活を送っているのか伺えた。
     様子を見に行くついでにお前も一緒に来いという若は俺が王翦様からの監視役だと思っているのか念を押してくる。
    「俺を監視するのは構わんが姉上を傷つけることは許さんぞ」
    「そんなことしませんよ。あの方を傷つけるなんてことは…」二度と。誓って……

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    千瞑(senbei)

    DOODLE一次創作。ファンタジーもの。
    一次創作メモ赤の一族の当主ゴウカでないと意味がないのだ。あんな最低なやつほっとけよとレンジは言うが。ゴウカは最低なんかじゃないよ。当主としてあなたやみんなを守ってるんだよ。それをみんな知らないだけ。心配させないように隠してる。当主になりたいならそれを知っておかなきゃ。ゴウカは責任の塊だから。おそらく代替わりのときに初めて話すのだろう。自分がそうだったように。そんなのごめんだ。来て。ゴウカがなぜああなったかを知りたいならね。アンタ大丈夫なのか?白の一族だろ?私には効かない。浄化の風をまとっているわたしに集まってきた小さな魑魅魍魎が消える。

    また来たよ。帰れお前のできることはもうないそいつと幸せになれ。できないよ。この子がレンジが次の継承者なんでしょう?だったらどうした。そいつはお前が好きだろちょうどいいじゃないか祝言をさっさと上げろ。そんなの嬉しくない。1人で全部背負われて全然嬉しくない。そいつの嫁になれ。わたしはあなたがいい。俺は役立たずだ。そいつの代にはもう力なんてなくなる。それでもいい。話して。次の継承者に。何も知らないまま継承させないで。第二のあなたなんか見たくない。やめろ。おいお前らこいつを連れて行け。ここはお前には危険だ。当主命令だ従え。惚れた女が身体張ってんのに逃げるなんてありえねえ。2本の炎の竜巻。出番だよ。2人でこの壁を壊して。やめろ。お前も一緒に狙われるんだぞ。それでいいよ。今は私を理解してくれる人もいるし全部よりもあなたとはんぶんこがいい。やめろ、嫌だよ。だって私はあなたが大好きだからやめてあげない。もう私を払いのける力も残ってないゴウカに口づけをした。
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    DONE【1話前編】ブラッドリー×モブ(名前無し)の夢小説のようなものを初めての小説として書いてみました。

    もしもあなたが、違うかたちでブラッドリーに出逢ったら?
    真っ白な大地を背に飛ぶ魔法使いへの憧れ。胸の奥にあるそのきらめきを、盗賊は必ず見つけ出す。どこでどんなふうに生まれても、“太陽”はきっとあなたを照らしてくれる…

    そんな祈りを込めてこの物語をお届けします。
    名も無き花はひだまりに揺れて 一輪目・名も無き銀細工師 〜前編〜カランカラン。

    その魔法使いは前触れもなくやって来た。
    まるで私の旅立ちを見計らったかのように。

    漆黒と白銀の髪、射抜くような夕闇色の瞳。

    「ようじじい」

    「いらっしゃいませ…おお、これはこれはブラッドリー様。久方ぶりですなあ」

    「あ、お前あん時のちっちゃいのか」

    「ははは、こんな老いぼれにちっちゃいのは止してくださいよ」

    「よく言うぜ。俺様の半分も生きてねえのによ」

    お師匠が何やら親しげに話しているのは、数十年ぶりにうちの店に来た“常連”だ。

    西の国の北東部、北の国との国境に近いこの銀細工屋は北からの来客も多い。なかでも盗賊を名乗る魔法使いの太客が数十年に一度来るとは聞いていたけれど、まさかたった一年修行に来ている私がその姿を見られるなんて。しかもここから旅立つ前日に。
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