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    千瞑(senbei)

    @yumesenbe

    夢小説になる前のあらすじやメモ。
    かきかけ。自己完結したらくがき置き場。

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    千瞑(senbei)

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    我呂視点夢SS
    オリ主:レン

    #キングダ夢
    kingDaDream
    #我呂
    #飛信隊
    feiXinTeam

    ケンカ中→仲直り野営地へと帰ってくれば、レンの服が変わっていた。

    「なんで服が違うんだよ」
    「我呂には関係ない」
    「あるだろ」
    「ない」
    とりつくしまもねえ。やはりまだ怒っている。どうしたものかと思案してると横から声がかかる。

    「少し前に舟で釣りしてデカイの引き当ててそのまま川に落ちたんだ」

    那貴!レンが抗議の声を上げる。

    「それで俺の服を貸したというわけ」
    「言わないでって言ったのに」
    「そういうわけにもいかないだろう。どうせ後で知るんだし今知った方がいいと思ってね」

    気に食わねえ。

    「着替えは同性の河了貂のものでよかったんじゃねえか?」
    「すぐ近くにいなかったしレンは女だ。身体を冷やしたらいけないだろ」
    「こいつを手助けしてくれた礼は言うが、他の男のニオイ着けさせて平気なほど俺の心は広くねえ」
    「え?ちょっと我呂なにいってんの?那貴は親切で服を貸してくれたんだよ。責めないでよ」
    「いいからちょっとこっち来い」

    那貴の味方するレンを抱きかかえると他の男のニオイがして吐き気がした。さっさと天幕に行って着替えさせるか。

    「ちょっと我呂おろして!」
    「暴れるな落ちるぞ」

    「那貴ごめんね。洗って返すね」
    「ああ。いつでもいいから」

    このやりとりさえ気に食わねえ。
    レン、そんな野郎に手を振るな。手が腐るだろうが。

    「我呂、わたしの天幕そっちじゃない」
    「あほか俺の天幕にいくんだよ」
    「なんで?」
    「着替え貸してやる」
    「別にいらないよ。那貴の着てるから」

    だからそれが気に食わねえんだよ。
    他の男のモンなんて身につけさせたくねえ。

    天幕につくと中に岳雷がいた。それを追い出そうとするとレンにたしなめられる。

    「岳雷!出ろ。そして帰ってくんな」
    「なんで岳雷追い出すの。自分のところなのに」

    「お前が着替えられねえだろが」
    「だから那貴から借りてる服で充分だって」
    「俺はそれが気に入らねんだよ」

    声に出せばレンが反論する。

    「なんでよ。これすごくあたたかいよ!…あ、わかった!我呂も着てみたいんでしょう」
    「……なんでそうなる。ってかおっさん、肩ぷるぷるさせてんな」

    片手を口元にやって笑いをこらえている岳雷はレンに優しく声をかけた。

    「ああ…すまん、ついな。レン、俺は今から見回りだからゆっくりしていけ。俺の布団で寝てもかまわないからな」
    「だれがおっさんのところで寝かすか!」

    岳雷を追い出すとレンに服を脱ぐよう言う。

    「レン、それ脱げ」
    「え、やだ。あたたかいもん」
    「俺の方が絶対にあたたけぇから」
    「だって我呂の生地が薄いから暑いときはいいけど今は寒いやつだよそれ」
    「寒くねえよ、ほら下も貸してやるから。足元あったかいぞ」

    「外で待ってる。着替えたら言えよ」
    俺の上下をレンの手に押し付けて外に出た。

    半ば強引に連れてきたから怒って出て行くかと思ったがそうでもなかったようだ。
    少し経ってからレンが天幕の入り口から顔を出す。

    「着替え終わったよ」

    どう?
    中に入ると俺の服を着た

    「ああ、こっちのほうが似合ってる」
    「そっ…、そうかな?」

    照れている姿もかわいい。

    「ああ。俺の服は薄いけど、こうしたら暖かいだろ」

    ぎゅう、っとレンを抱きしめて謝罪の言葉を伝えた。

    「俺が悪かった」




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    千瞑(senbei)

    DOODLE一次創作。ファンタジーもの。
    一次創作メモ赤の一族の当主ゴウカでないと意味がないのだ。あんな最低なやつほっとけよとレンジは言うが。ゴウカは最低なんかじゃないよ。当主としてあなたやみんなを守ってるんだよ。それをみんな知らないだけ。心配させないように隠してる。当主になりたいならそれを知っておかなきゃ。ゴウカは責任の塊だから。おそらく代替わりのときに初めて話すのだろう。自分がそうだったように。そんなのごめんだ。来て。ゴウカがなぜああなったかを知りたいならね。アンタ大丈夫なのか?白の一族だろ?私には効かない。浄化の風をまとっているわたしに集まってきた小さな魑魅魍魎が消える。

    また来たよ。帰れお前のできることはもうないそいつと幸せになれ。できないよ。この子がレンジが次の継承者なんでしょう?だったらどうした。そいつはお前が好きだろちょうどいいじゃないか祝言をさっさと上げろ。そんなの嬉しくない。1人で全部背負われて全然嬉しくない。そいつの嫁になれ。わたしはあなたがいい。俺は役立たずだ。そいつの代にはもう力なんてなくなる。それでもいい。話して。次の継承者に。何も知らないまま継承させないで。第二のあなたなんか見たくない。やめろ。おいお前らこいつを連れて行け。ここはお前には危険だ。当主命令だ従え。惚れた女が身体張ってんのに逃げるなんてありえねえ。2本の炎の竜巻。出番だよ。2人でこの壁を壊して。やめろ。お前も一緒に狙われるんだぞ。それでいいよ。今は私を理解してくれる人もいるし全部よりもあなたとはんぶんこがいい。やめろ、嫌だよ。だって私はあなたが大好きだからやめてあげない。もう私を払いのける力も残ってないゴウカに口づけをした。
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