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    あつあげ

    冴えない発達中年の、だいたい懐古録。
    絵は数学並みに分かんないし苦手。過去の屈折したアレコレをお焚き上げ。
    コメントはスカスカ&毒多め(うっかりなネタバレも有るかも)、ご注意ください。
    迷い込んだ方ごめんなさい。

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    あつあげ

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    駄作ファンタジー小説。いちおうBL。
    よくある話。よくある転生もの。

    年上攻×ヤの付く年下受の、ベッタベタな展開でベタ甘を目指したけどなんか違う。

    #駄作
    sendagi
    #オリジナルBL
    originalBl

    どっかの魔界の魔王城-その5- この世界の魔界には、魔王城しかない。
     あとは、荒涼とした地に無数の魔物がうろついているだけである。


     魔王城の庭師、スケアクロウ。鴉の羽根で空飛ぶ案山子。
     城周辺には危険な植物も自生している。パトロールを兼ねて刈るのが日課だ。また、庭の整備に加えて、趣味の温室で花や野菜を育てている。
     温室は、城の住人がふらっと立ち寄る憩いの場でもある。

     パトロールから戻ったスケアクロウは、温室わきのベンチでおはぎを食べていた。先にあんこを食べる。彼は緑茶をすすりながら、我ながら上出来だと思った。
     そこに白衣の男がひょっこり現れ、きな粉のおはぎを我が物顔で頬張った。「お茶もちょうだい」横に座って水筒のコップに茶を注ぎ始めた。

     しばらくしてギャル、八重が泣きついてきた。
    「聞いてよアニキ」白衣にはどうやら、つまみ食いの前科がある。
    「しーちゃんの為に気合い入れて作った唐揚げを、二個も」
     傍らにはおろおろする犬耳少年と二頭の子犬。
    「クーン……」アニキ、姐御アネゴを止めてくれ、とつぶらな瞳が訴える。庭師に犬語は分からないが、大体は伝わる。
     実の弟ケルベロス、シヅは困惑している。「ねえ兄貴、先生は怒られてるのにどうして嬉しそうなの?」と。悪い見本だからマネはするな、お願いだから。

     呆れた人だが、不思議と合う。前世からの縁もある。
     初めての出会いは、病院の花壇前。弟を見舞った帰りに花を眺めていた時、先生が声をかけてきた。何度か話すうちに花に興味がわいた。
     先生は命の恩人でもある。裏稼業で流れ弾を受けた所を救われた。裏の顔を互いに初めて知り、驚いた。

     夜。
    ようさん」
     皆の前では恥ずかしいからと、二人きりの時だけという約束で名前を呼んでくれる。特別な感じがグッとくるので良きと葉は思う。
    からす君大好き、いただきます」ぎゅうっと抱きつく。
     分かりやすく欲望に素直な年長者である。
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    あつあげ

    MOURNINGあまりの暑さで、設定が夏になったRPG風の短編。
    一泊二日の中世風ファンタジー。約4000字です。
    長文乱文駄文で失礼します。興味があればどうぞ。

    ゲーム「マシンナイト」に感化されて昔ウディタで自作したRPGが元。
    (しょぼいけど)完成させたが、いらないデータと一緒に誤って消した。
    後日、修正しようとした時に気付いて泣いた。

    データつくるのが面倒で省いた箇所も加筆してみたよ。
    かぎたん    *  1  *

     どこかの世界の、最果ての農村サイハテ村。
     ある夏の朝。村外れにある大きな家。
     そこに一人の少年が帰省した。彼は玄関の前で、手紙を見つめていた。
    「キースへ
     この手紙を読んでいるという事は、また鍵を忘れて帰って来たのね(母より)」

     時は少しだけ遡る。
     スペアの鍵を鉢植えの下に隠しておいたはずと、たかをくくっていた少年。慣れた手つきで鉢を持ち上げるが「無い!」
     代わりに置き手紙があった。滲んだインクには母のうんざりも滲み出ていた。

     鍵を忘れがちな少年が、この物語の主人公キースである。学園都市で剣術を専攻する剣士のたまご。人としてもヒヨッコ。家の鍵をまた宿舎に置きっぱなしにして、忘れてきたのだ。
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    あつあげ

    MOURNING元々は絵の練習用に作ったキャラ達。活かされる事はなかったので供養。
    一応は髪色等ばらけるようにしたつもり。

    誰か描いてくれんかなー(妄想)。見た目とか説明不足な箇所は好きに解釈してもらって(服とかも)、公開するならこのサイト内だけで。
    ※※※もし実行しても当方は一切の責任を負いませんのでご注意下さいませ※※※
    どっかの魔界の魔王城-世界観&キャラ設定-<世界観>
     
     舞台は、どこにでもありがちな架空の世界のひとつ。
     魔王城の管理人と、ひょんなきっかけで城の住人となった転生男子たちの、些細な日常とか愛のしょうもない頭の沸いた小話。

     遥かむかし。
     天上の神々が原初の人間を創り、楽園で飼っていた。そのうち、持て余して追放。人間は「地上」という壮大なケージで繁殖し、大小の軋轢を生んだ。
     その負の感情が瘴気となり充満し、人間には見えない魔物の形をとった。瘴気の魔物は本能のままに人間を存在ごと喰らい、抹消する。

     天上人は魔物がやがて知恵を持ち侵攻してくる可能性を危惧した。そこで無人の魔界に、瘴気を処理する「魔王城」と呼ばれるプラントが作られた。
     地上から瘴気を吸い上げ、魔界に魔物を発生させるしくみ。魔物同士の潰し合いによる自然淘汰を想定している。
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