ポカぐだ♀ / やばいって200種類あんねん「このお菓子超やばくてさ……っていけない。やばいばっかり使ってると怒られるんだ。テスカトリポカに。」
「えーなんで?」
「語彙力磨けって。
やばい!かっこいい!ばっかり言ってたら怒られちゃった。」
「あーね。神っていろんな言葉で讃えられたがるとこあるから。」
「鈴鹿もそうなの?」
「いやー、アタシは別に?だってやばいって言っても色々じゃん?
やばっ!も、やばば!も、やばーい!も違うし」
「そうだよね!そうなんだよ!いつも一緒じゃないの!」
「ほらほらマスター。いっちょアタシの事褒めるし。」
「鈴鹿ちょーやっばい!ちょーかっこいい!!」
「ふっふっふー!そうでしょそうでしょ?
アゲアゲ感堪んないわー!もっと褒めるし!」
「…………オイ」
「え?て、テスカトリポカさん……?」
「オレはそんな勢いで讃えられた事ねぇんだが?」
「え、ええっと。そのう………………」
「なんだよ言い澱んで。そんな言いにくいか?顔を見て言ってみろよ。」
「ヒョエ……やばいかっこいぃ…………」
「は……………………お、おう」
「「……………………」」
「ふっ。
あのねオニーサン。やばいって200種類あんねん。
わかってくれた?」