解せないんだ。「うわ…よくそんな砂糖の塊みたいなの飲めますね。」
真っ白なホイップに甘いシロップやらいちごソースやらなんやらがたっぷりかかったそれを機嫌が良さそうに飲んでいる隣の人物に悠真が思わず渋い顔をする。
見てるだけで胸焼けがしそうだ。
「なんだ欲しいのか?」
そんな悠真に一旦飲むのをやめて態々首を傾げて聞いてくるライトにぎゅっ、と悠真の眉間に皺が寄った。
「冗談言わないでくださいよ、絶対いらない。」
「案外美味いぞ」
「無理無理僕そんなの飲んだら胸焼けして一日中吐き気と戦わなきゃいけなくなるんで。どうぞライトさんおひとりでお飲みになって下さーい。」
態と恭しく言えばライトがククっと小さく笑った。
仕事の情報共有をした後に前回の貸しを返すと悠真が提案すればライトからこの見るからに激甘の物体を買ってくれと言われた。
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