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    DuzB1b

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    コン!ビ’’’ニドラロナ話
    記憶あり×記憶なし

    「7543円です」
    某翼を授ける系エナジードリンクやら三秒チャージのゼリー飲料、眠気覚ましのガムとコンビニスイーツのプリンで7000円を超える、その量に少々ゾッとしたものを感じ思わず眉間にしわが寄りそうになるけれども、それでも赤の他人が口を出す領分ではないと無機質に合計金額を口にれば、目の前の痩せぎすの男は嬉しさと驚きと・・なんていうかクリスマスプレゼントをもらったような子供の表情をして言った

    「随分と痩せてしまったねぇ」
    「は???」

    は?である。
    痩せて・・・いるのだったら目の前の男の方がずっと
    シンプルに言えば骸骨に皮を張ったような姿であるほどに細そうな姿の男に言われたくないセリフ第一位だと思う。(スーツを着込んでいるから実際には分からないけれども、むしろスーツを着ているのにこれほど細いのが分かる、と気づいてある意味でゾッとしたしドン引きした)


    「アンタ、じゃねえや、お客さんの方が・・えっと随分スタイルがいいっすよ」
    「ふぅ~~~ん。本当にそう思ってる?」
    「・・・・黙秘権を行使します」
    「うふふ。それじゃ失礼なことを考えていたって言ってるようなもんじゃないか。」
    「んなことねぇ・・です!。いやまぁ、スタイルいいかどうかは置いといて、えっと姿勢が綺麗なぁ、とは思いました」
    「ふぅ、ん、それはいいことを聞いた。あ、支払いはpe○P○yね。あと袋もお願い」
    「袋代加算で7547円になります。いいこと、ですか?」

    ピとビニル袋のバーコードをスキャンして再度値段を提示すればトトト、とスマホ操作をして画面に映ったバーコードの金額を確認してからレジ操作をすれば支払いの金貨が立てる音に似せたチャリーンという音がしてからガサガサと袋に収まるようにビニールに品物を詰めて

    そして
    手渡そうとした手を取られて

    「いいことだよ。だって君には私に惚れてもらうのだから」

    耳朶の数センチのところ
    まるで内緒話のように男は囁いた


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