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    marimo_zasshoku

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    marimo_zasshoku

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    ・何でも許せる方向け(小説ど下手くそです泣泣泣)
    ・七五←モブ
    ・窓の喪部山(もぶやま)というオリキャラ(モブ)が出てきます。
    悟の手首を掴む以外のおさわりは一切ありません。
    若干いかがわしいです。
    中途半端で終わってます。
    術式とかはよくわかりません。自己解釈でお願いします。
    モブやストーリーに問題があれば消します。
    お題に添えていなかったらすみません。

    #七五
    seventy-five

    ○○○しないと出られない部屋数週間連続の勤務真っ最中だと言うのに、その日五条は浮かれていた。
    連勤なのは今に始まった事ではないが、とにかく足取りが軽くはちゃめちゃにご機嫌だった。
    「七海がね~僕に会いたいからお昼に待っててくれってぇ」
    先生今日はなんでそんなにテンションたっけえの?と悠仁が楽しげに聞くものだから、くちもとに両の拳を添え、えへへと幼稚に笑う。
    次の任務の都合で一時間という短い会瀬になるが、久しぶりの七海をじかに堪能出来るので、たとえ周りにひとがいようが抱きついて離さないつもりでいた。
    そろそろ七海が高専に戻って来る。
    アイマスクをおろす。これで準備良し。僕の可愛い顔を七海に見せつけてやるんだ。
    因みに、さっき急いでシャワーを浴びたから僕の髪は半乾きだし肌はしっとりと濡れている。念のため後ろもキレイにした。
    つまりお色気で攻めてあわよくば抱いてもらうっていう作戦なわけ!
    いい加減七海不足で身体が疼いて堪らないし、この持て余した性欲を全部ぶつけたいし、七海の分厚い身体にぎゅーってされてお腹を熱い杭でいっぱい突かれたい!
    う、やばい想像しただけで軽くイきそうになる。がまん。
    時間が限られているからかなり難しいし、アイツ基本堅物だから僕の誘惑を鋼の精神力ではね除けるか微妙なとこだけど、もしかしたらいけるかもしれない、ていう。てかいけるっしょ。
    押してだめなら押しまくれ。大丈夫、僕の魅惑のボディ最強だから!
    そうこうしているうちに七海の呪力を感じ、大いに期待しながら愛しいひとのもとへと早足で向かった。
    待機所での待ち合わせ。そこで待っていてほしいと言われたのに、七海に先を越されてしまっていた。しかも偶然か隣に夜蛾学長まで。何かを話しているがそんなの知ったこっちゃない。

    「なぁなみ~~!!」

    僕は嬉しさのあまり目の前の七海しか見ていなかった。結界が張られた高専内だからという油断も少しはあった。
    気付いた七海が驚きつつも目元を緩めて僕を迎え入れようと手を差し出したとき。

    「五条君」

    七海に触れる寸前、片腕を掴まれた。
    全身の肌が総毛立つ。
    七海でも夜蛾学長でもない手が、僕の手首をしっかり握っている。
    無下限が突破された?何が起きた?誰の手だ?
    一秒にも満たない刹那、周りの動きが遅く見えた。
    相手の正体を見破ろうと目を向けたと同時に七海が庇うように間にはいる。

    「失礼。五条さんは私の恋人です。なので、あまり触らないでください」
    「!!…、あ、すっすみません!」

    四十代半ば。黒髪に黒いスーツを着た男が、五条の手首をあっさり放した。
    五条は七海の対応と発言にしばし胸キュンしていたが、夜蛾がその肩を軽く小突く。

    「悟、こちら京都校の窓を担当している喪部山さんだ」
    「初めまして、五条君!先ほどは突然申し訳ない。私は君のファンでね、直接会ってみたいとずっと思っていたんだ!だから夜蛾学長に無理を言って、会いに来たんだよ。いやしかし、いつも目隠ししているから、どんな顔かと思えば……噂以上だよ、素晴らしいッ!とても美しいからびっくりしたよ。今日は会えて本当に嬉しいよっ!」
    「……はぁ…そうですか…」

    七海の横から顔を出し、当たり障りのない返事を適当に返すが、そんなことよりも何故無下限がきかなかったのかが知りたかった。
    そして七海との感動の再会を邪魔された不届き者に腹が立った。
    もしこの男が呪霊か呪詛師だったなら、すぐに祓えるのに。

    「私は昔、呪霊に襲われたことがあってね。あの日から視えるようになった。そして呪術師の存在を知り、君を知り、人々を助けたくて窓になった!ああ、さっきのは私の術式だよ。君に限定したものでね、認識阻害と似たようなものかな。でも長くは使えないんだけどね。詳しくは秘密。ごめんね、五条君の力をちゃんと見て知りたくて。」

    男は陽気に聞かれてもいないことをべらべらと喋る。七海の呪力がざわついていることに気付かない。馬鹿な男だと五条は思った。
    ちらと夜蛾を見る。すまん、と苦い顔をしたくちが音もなく動く。大方押しきられたのだろう。
    一方的に喋り続ける男に、五条は極上の作り笑いを向けた。
    喪部山はぴたりと止まり頬を赤らめる。
    キッショ。オッエ~

    「喪部山サンの目的はもう果たされたんだよね?悪いけどオマエに構ってる暇全ッ然ないから。僕これから七海と貴重ないちゃいちゃタイムなんだよね。てなわけでバイバ~イ」

    七海の手を取り、高専内にある自分の寮へ向かう五条を、喪部山は引き止める。

    「まっ、ま、待ってくれっ!!五条君!待て!君が好きだッ!好きなんだ、愛している!好きだッ好きだ!」
    「…………は…?」

    男の悲痛な声が待機所に響いた。いきなり何を言い出すんだコイツはと振り返る五条の前にすかさず七海が盾になるが、七海より背が高い五条はそこから男を見下ろした。
    喪部山の手の中に禍々しい呪力の塊を視た。何かを起こそうとしている。すぐに右手の人差し指を男に向けた。

    「わた、私を見てくれ、私だけを見ろ!!五条悟!!お前は俺のものだ!!君が好きだ!」
    「急になんなの?うるせぇんだよさっきから。キモ。僕はもうずぇ~んぶ七海に身も心も捧げちゃってんの!オマエの出る幕ははなから無いんだよ、言ってる意味わかる?」

    男の血走った目と五条の蒼く輝く目が互いを見据える。
    ほんの数秒の膠着状態、五条が小さな赫を生み出す瞬間、足許から出現した黒い渦が五条と七海と喪部山を包んだ。

    「クソが!消えろ七三野郎!俺と五条君の邪魔をするなッ目障りなんだよ!」
    「消えるのは貴方です。五条さんは渡さない」
    「うるさい!!五条悟を犯すのはこの俺だッ!!」

    長い溜め息をつき、無言でネクタイを拳に巻きつけた七海は、尚も喚き散らす男の顔面にそれを叩きつけた。そのまま勢いよく黒い渦を抜け床に沈んだ。

    「わぁお!いたそ~」
    「手加減はしましたよ。いまの暴言は流石に赦せません。」
    「うん。本気だったら死んでるもんね!」

    喪部山の意識が完全になくなり、制御を失った黒い渦が勢いを増し中は台風のような嵐になる。
    本人が気絶したとはいえ、なにかしらの縛りがある術式だとしたら厄介だ。まあ巻き込まれても最悪ふたりいるしなんとかなるかと五条は若干軽くみていた。
    目の前が真っ白になる。

    騒ぎを聞きつけた伊地知、虎杖、伏黒が待機所に着くと、そこには仰向けに倒れた喪部山を抱き起こす夜蛾の姿があった。
    呆然と呟く。

    「…悟と七海が、消えた」







    -疑似領域を展開する発動条件-
    相手の肌に直接触れる。(どこでも可)
    「好き」と告白する。
    三秒以上見つめあう。

    喪部山は呪力が極端に少ない。呪詛師から秘密裏に貰いうけた特殊な呪具を使い、発動条件を満たしたとき、夢が叶う筈だった。
    七海建人がいなければ。

    「……七海ぃ」
    「…なんですか」
    「ここ、どこ?なに?」
    「わかりません。が、おそらくあの男の術式が関係していると思います」
    「だよねぇ…はあ~めんどくさ」

    一瞬のまばたきのあと、黒い視界から一転、真っ白な部屋に七海と五条は立ち尽くしていた。
    そこにあるのは大人ふたりが寝ても広々と使えそうなベッドと、小型冷蔵庫。扉はあるが窓はなく殺風景な一人部屋のように見えた。
    何気なく扉を開けようとドアノブを回すがびくともしない。呪力を込めてもうんともすんとも言わなかった。
    五条は歩きながら部屋をじっと見回す。

    「……ふぅん。不完全だね、これ。生得領域に近い感じかな。」
    「五条さん」

    七海は自分の左腕にある腕時計を五条に見せた。時計の針が止まっている。それぞれスマホも確認してみたが、全て同じ時間で停止していた。
    カタン、と扉のほうから音がした。
    そこには最初からなかった文字が扉の上の壁に刻まれていた。

    「セックスしないと、出られない部屋…?……は?セックス?なんで?」

    なんだこのよくわからん部屋は?どういう…?……いやぶっちゃけ願ったり叶ったりだけども!なにこれ、僕と七海の為の領域!?最高じゃん!!あっ!ベッドの下!ゴムとローション隠してある!
    うーん、茈でこの部屋壊せそうだな…時間も止まってるし…久々の生七海……これはもう、ヤることはひとつしかないよね!

    「なな、」

    がん!! 
    七海が拳を壁にぶつけた。さっきより強烈な一撃だった。もう一撃。更に一撃。壊れそうな音はするけど、傷ひとつついてなかった。
    すごく、怒っている。

    「な、七海クン…?」
    「あの男の真意がわかりました。」
    「え?」
    「あの男は最初から貴方とふたりでここに来るつもりだった。領域内に閉じ込めて、あの男は脱出を条件に五条さんを抱くつもりだったんです」
    「…………マジか…」

    それは、嫌すぎる。気分だだ下がり。よくよく考えたら絶対そうじゃん。僕浮かれすぎ。七海がアイツ殴ってくれなかったら、ちょっとヤバかったかもな。もちろん七海以外に抱かれるつもりは微塵もないから、もしそんなことになったらあのキモいオッサン半殺しにしてとにかく大暴れしてひとりで出てやるけど。

    「ね、七海。さっきは僕の為に怒ってくれてありがと。すっごく嬉しかったし、かっこよかったよ。惚れ直しちゃった!さすが僕の彼氏だね!だいすき!七海だあいすきっ」
    「貴方を守るのは当然です。恋人ですから。…私も、五条さんがだいすきですよ」

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    marimo_zasshoku

    DONE・何でも許せる方向け(小説ど下手くそです泣泣泣)
    ・七五←モブ
    ・窓の喪部山(もぶやま)というオリキャラ(モブ)が出てきます。
    悟の手首を掴む以外のおさわりは一切ありません。
    若干いかがわしいです。
    中途半端で終わってます。
    術式とかはよくわかりません。自己解釈でお願いします。
    モブやストーリーに問題があれば消します。
    お題に添えていなかったらすみません。
    ○○○しないと出られない部屋数週間連続の勤務真っ最中だと言うのに、その日五条は浮かれていた。
    連勤なのは今に始まった事ではないが、とにかく足取りが軽くはちゃめちゃにご機嫌だった。
    「七海がね~僕に会いたいからお昼に待っててくれってぇ」
    先生今日はなんでそんなにテンションたっけえの?と悠仁が楽しげに聞くものだから、くちもとに両の拳を添え、えへへと幼稚に笑う。
    次の任務の都合で一時間という短い会瀬になるが、久しぶりの七海をじかに堪能出来るので、たとえ周りにひとがいようが抱きついて離さないつもりでいた。
    そろそろ七海が高専に戻って来る。
    アイマスクをおろす。これで準備良し。僕の可愛い顔を七海に見せつけてやるんだ。
    因みに、さっき急いでシャワーを浴びたから僕の髪は半乾きだし肌はしっとりと濡れている。念のため後ろもキレイにした。
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    たんごのあーる

    TRAININGTwitterに上げたの、プラス数行。五月のさわやかな風が吹き抜けるこの時期は、教室のなかでも過ごしやすい。夜蛾先生が教室に来るまでのいっとき、三人が手の大きさをひとしきり比べあった後、硝子がおもむろに手をとって、
    「夏油の生命線、短くね?」
    と呟いた。
    「硝子、手相を見られるの?」
    傑がそう聞くと、硝子が傑の手をとったまま、コレが感情線、コレが結婚線、コレが生命線、と、手のひらの線をなぞる。まじまじと悟が手のひらを見てから、自分の手を硝子につき出す。
    「俺は?ねぇ、俺のは?」
    「…五条のも短いね。『最強』が聞いて呆れるよ。」
    と言って笑った。悟と傑は顔を見合わせて、手を見比べる。
    「短いと、どーなんの?」
    「長いほうが、当然長生きが出来ると言われてるけど。ま、占いだからね。」
    「じゃ、長い方がいいんだ。ふーん。」
    そういうと、おもむろに黒の油性ペンの太い方のキャップを開けると、傑の手をとって手首まで届く太く長い生命線を引いた。
    「ちょっ!悟、何してるの。」
    「傑に死なれんの困るから、生命線延ばしといた。」
    あっけらかんと言う悟は、自分自身の生命線も、手首の方まで延ばして書く。
    「ほら、これで大丈夫。おそろい。」
    満足そう 787

    さかばる

    MOURNING映画観た記念に書いた七五です!なんと一ミリも映画関係ないです。お仕事の話。
    ※注意※
    妄想爆発のじゆぐ、じゆれいが出てくる
    モブが出てくる
    作者が七五って言ったら七五です
    映画観たよ!記念。 壱、男と『紅』
     
     
     男はその日、仕事でなんだか物々しい屋敷の前に来ていた。男は解体業者の作業員である。数日前に依頼を受けて目の前の屋敷の解体を頼まれた。隣に立っているのがその依頼主である。二十代らしいが顔は青白く、目が落ち窪んで三十代位に見える。生気が無い顔をしている癖に、目がギラついていて金にがめつそうだった。この屋敷を取り壊して土地を売っ払うつもりらしい。社長がかなり安い金額で引き受けさせられたとこぼしていた。これじゃ利益が出ないと断ろうしたが、名家の御子息で断り切れなかったそうだ。
     男は依頼主を前に、後ろに六人の部下を従えながら現場の敷地内に入る。いかめしい門を潜るとそこには美しい庭園が広がっていた。今の季節が花の季節の春だからだろうか。色とりどりの花が植えられ、植えられた木々も綺麗に整えられている。解体を依頼された家屋まで歩く間、枯山水まで見ることができた。こんな美しい庭園を壊してしまうのは勿体無い気がするが、仕事だ。仕方がない。
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