mitotte_kazu @mitotte_kazu 自機ルガオスとエタバン相手のヴィエラとかよそよその話とかNPCよその話とか置いとく場所。リアクションとても嬉しいですありがとうございます ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 96
mitotte_kazu☆quiet followINFO🦍の設定的なのとかテンプレとか資料的なのとか show all(+18 images) Tap to full screen (size:1523x1076).Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow mitotte_kazuPASTドマで七夕を楽しむ🦍と🐇さんの他愛無い短いお話七夕 ドマ町人地に訪れたルガディンはエーテライトの横に設置された巨大な植物を見上げていた。彼の身長を僅かに超えるほどの大きさのそれには、色とりどりの紙飾りや何か書かれた用紙が提げられていた。 「冒険者さんも良ければどうぞ」 す、と差し出されたものを会釈しながら反射的に受け取ってしまう。ヒューランの掌程度の大きさの長方形の紙で、よく見ると提がった用紙と同じものだった。首を傾げて眺めていると、ドマの町人はあぁ!と自身の額を軽く叩いた。 「七夕をご存知ないかぁ!」 お時間は大丈夫かな?と上目遣いで見つめてくる町人に頷くと、それなら、と微笑みかけられる。こほん、とわざとらしく咳払いをして背筋を伸ばした。 「昔々、仕事熱心なチョコボ引きの好青年と、織物が上手な娘がおりました」 1559 mitotte_kazuPAST発熱で弱ってる🦍のお話発熱 違和感は多少なりあった。いつもより上手くいかないエーテル管理、判断力の低下、そして悪寒と倦怠感。健康優良児と豪語する程ではないが健康には恵まれており、滅多に体調を崩さないから気付くのが遅れてしまった。なんとか他の冒険者とのダンジョン探索を終え、ルガディンは感謝の言葉を背に足早に彼らの元を去る。フリーカンパニーのハウジングが近くて助かったとテレポで向かい、自室の扉に手をかけた。上着の類を乱雑に脱ぎ捨て楽な格好になり、ベッドに倒れ込む。ヴィエラに作ってもらったダブルベッドは頑丈にしっかりと彼を受け止めた。外し忘れていた眼鏡はベッドサイドに置いて、布団に包まって丸くなる。身体は寒いのに頭は熱で浮つくという不思議な感覚に顔を顰めた。とりあえず発汗を促して熱を下げようと目を閉じた。 3068 mitotte_kazuPASTナマコちゃんさん(@namakomesi ) が素敵な台詞をくださったのでそこから派生した短い🦍とユウくんのお話交流カズ!」 ウルダハの喧騒の中で背後から名を呼ばれた。慣れたように人混みを上手くすり抜けたルガディン──ユウが元気か?と声をかけてくる。おかげさまでと頷いて答えるとそれは何よりと破顔された。お互いの近況など話してる内に、そうだ、と思い出したかのように手帳から小さなカードを取り出す。 「この店知ってるか?」 取り出したショップカードを差し出すと、大きく書かれた店名に彼は首を傾げた。初めて見るなと小さく呟かれ、よかったと頬を緩める。ゴブレットビュートで最近できた店だったのだが、紅茶とケーキが美味しくて紹介しようと貰って来た甲斐があった。 「友達紹介で何割引、みたいなシステムらしくてな。しるこさんも気に入っていたから、ジャックさんと一緒にどうかと思って」 855 mitotte_kazuPAST6/12は恋人の日らしいので恋人らしくデートする🦍と🐇の短いお話散歩 今どこにいるの、と定番の彼女からの通信が入った。先程片付けたばかりのクエスト結果をサハギン達に報告し、快く送り出してくる彼らに手を振ってから現地を彼女に伝える。 「リムロミで合流しよ!」 確実に何か企んでるなと思わせる圧で提案され、二つ返事で答えてテレポの詠唱を始めた。 一際大きく輝くエーテライト前で、見慣れた姿のヴィエラが耳を揺らしていた。軽く手を挙げて声をかけるとこちらに気付いたようで、嬉しそうに頬を緩める。そういう表情をすると年齢より幼く見えるなと思いつつ、言葉にはしないまま彼女に歩み寄った。どこか行きたいところでもあるのだろうと確認してみると、うんまぁ、と曖昧に返される。首を傾げつつマーケットに寄っていいか提案すると、意味ありげな笑みを一瞬浮かべいいよと答えられた。 1576 mitotte_kazuPAST瀬島さん(@Doggy_t_ff14 )が素敵な台詞をくださったのでそちらから派生した🦍の短いお話報酬 ルガディンは鬱蒼とした黒衣森から空を仰ぎ見る。木々の隙間からやや傾いた太陽の位置を確認してから、手元に視線を戻した。ここでしか手に入らない薬草と香草の束を数え、必要量揃っているか再確認する。良く似た毒草もあると聞いたこともあり、かつて目にした文献の内容を思い返す。葉の裏や花弁の色、葉の産毛の有無や茎を折った際に滲む液体の状態を記憶と照らし合わせ、念入りに薬草を見極め直した。依頼内容と相違ない量と素材なのを確認し、彼は森を後にする。 「待たせたな、ご依頼の薬草と香草を揃えてきた」 接客が途切れたタイミングを見計らって声をかけると、依頼主であるミューヌは嬉しそうに顔を綻ばせた。 「うん。良質な薬草と香草、ありがとう。とても助かったよ」 1325 mitotte_kazuPASTナイトさん(@haruorigin )の誕生日を祝うレドリアさん(@ryudran663 )の話。生誕祭Ⅲ 少し慣れてきた依頼をこなし、帰ってきた家の扉を開けるといやに焦げ臭い。眉間に皺を寄せたナイトが焦げ臭さの元を辿ると、台所だった。敢えてもう少し詳細を述べるならば、台所で炭化した何かを手にして泣きそうな顔をしていた英雄殿だった。 「……何やってんだよ」 どっと増した疲労感に顔を顰めると、目の前の彼は更に悲壮な表情になる。しどろもどろな彼の供述を要約すると、ケーキを焼きたかったらしい。 「卵と小麦粉と、砂糖でできるって……」 なるほどよく見ればレシピが広げられ、その周りには英雄殿が不慣れな戦場で奮闘した様子が伺えた。粉々に砕けた卵の殻と散らかった粉類、レシピの見出しからすると彼の手の上の物体はシフォンケーキになるはずのものだったらしい。思わず笑いが込み上げてきた自分に彼はまた萎縮した。 1696