「なぁなぁ、俺って可愛い?」
「は? バカも休み休み言いなさいよ」
「いや、最近やたらと先生に言われるもんだからさ」
「ほらあれじゃない? 例えばペットとか子供とか。傍から見たらたいした事なくても、飼い主や親は溺愛するでしょ?」
「え? じゃあ俺先生からペットだと思われてるの?」
「釘崎が言いたいのはそっちじゃねーだろ」
「へ?」
「お前、マジで気をつけろよ? 最初の頃も忠告したけど、五条先生、そういうとこあるからな?」
「え? 何々? どういう事?」
「別にアタシらから見てアンタは可愛くもないっつー事。ちなみにアンタは先生に対してどうなのよ」
「どうって言われても、強いしかっけぇ?」
「いやこの流れなら可愛いと思うかどうかだろ?」
「あー……可愛いかも⁉ いやさ、昨日俺がアイス食ってる時一口ねだられてね。『アーン』って口開けて待ってんの。可愛くない?」
「「キモっ」」
「あれ? だってでっかい大人が雛鳥みたいにしてて可愛くない?」
「お前、学長がそんな事しても可愛いと思うか?」
「学長……んふっ、だめだ、想像したら笑っちまう」
「ちょ、虎杖アンタ、わ、っはつは」
「お前ら失礼だからな」
「いや伏黒が言い出したんじゃん。でも学長って可愛いの作ってるし、結構可愛くない?」
「呪骸は可愛いのもあるけど、本人は割と強面じゃない?」
「いや見た目じゃなくてさ」
「はいはいストーップ! 虎杖悠仁くん! お呼び出しを申し上げます!」
「ぅおって先生」
「僕と学長が同じ可愛いなの?」
「え?」
「確かに恵も野薔薇も悠仁もみんな可愛いけど、僕としては特別悠仁の事は可愛いと思うわけよ?」
「呼び出しを申し上げたんなら他所でやってくれ」
「ほんと。私達を巻き込まなないで欲しいんだけど」
からゆじを必死に落とす五。とは言えゆじも何となく意識しだして、途中から悟の好き好き攻撃が嬉しくて中々白状しないでいたら、悟からの愛攻撃が止んでしまい、寂しくなってついに告白するやつ。勿論悟はゆじから告白して欲しくてそっけなくするやつ。
駆け引き楽しむごゆ。