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    もがみ

    @mogamidesu

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    もがみ

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    カインくん視点
    気持ちオーカイ

    数年後の話のつもり

    おあいこもしも人間だったら

    俺には兄弟がいただろう

    毎日、家は祭りのような騒ぎで
    両親は手を焼くだろうけど
    あの人たちなら、きっと上手くやるはずだ

    俺は剣の稽古に明け暮れる日々を送っていて
    何れ、騎士団に入隊するだろう

    あの人の背中を追いかけて
    追いつこうとする

    もしかしたら、
    俺が人間だったら
    あの人も違う結末になっていたかもしれない

    騎士団の仕事を続けて
    ……今の年齢なら、結婚しているかもしれない
    それで運が良かったら子供がいて
    両親が孫を甘やかすから、時々、苦情を言うんだ

    俺はアーサー様と国を守るため
    自分が正しいと思ったことを突き通すだろう

    アーサーは無茶をするから
    何度も肝を冷やす思いをして

    その度に
    自分の無力さを憎む

    圧倒的な力の差を前に

    もしも魔法使いだったら

    そんなことを考えるかもしれない


    俺”らしく”ないって?

    そうだよな
    そうなんだよ

    自分でも驚いているんだ
    こんなこと、お前がはじめてで

    お前は俺と居ると
    ”何時もと違う”から嫌だって言うけど

    それは俺だって同じで

    つまり……
    全部おあいこってことだ
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    もがみ

    DONEオーカイwebオンリー開催ありがとうございます!! カインくんお誕生日おめでとう!!
    お誕生日に関係ないお話でごめんね。夏生まれが、8月生まれがとっても似合うと思っています

    以下、注意書き
    ・第2部20章のセリフを一部引用しています
    ・基本、二人が殴りあっています
    ・本編から数年後の世界で、上手く悪意を取り込めなくなったオーエンと混乱するカインのお話です
    何時でも、捨てられる筈だった※注意書き必読でお願いします


    北の魔女は言う。

    私たち北の魔法使いは強く、自由に、生きるためには、無くてはならないものを、持ってはいけない。

    この世で最も孤独な魂。
    それ故に、無敵なのだ。

    ​───────​───────
    ​───────

    「誰だ」
    真夜中に、カインは文字通り飛び起きた。
    眠りの中で感じ取った悪意に引きずりだされ、掛け布団を盾の代わりに構える。寝台の上に小さくしゃがみ、右手には魔道具の剣を握っていた。

    「って……オーエン。どうしたんだ、こんな夜中に?」
    視界が暗順応しはじめると、そこにぼんやりとした白い影が浮かぶ。触れなくても姿が見えることから、それがオーエンだと、カインは直ぐに気づいた。

    今宵の魔法舎は不気味なほど静かだった。
    3073

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    shiro4_27

    MOURNINGオーカイと猫、両片想い?なのだろうかこれは
    設定とか文章がいろいろおかしい

    文字書きさんはほんとすごいと思う、尊敬する………………
    オーエン  


    いつからかは知らない。
    思い出そうとも思わない。
    ただ明確に。
    確実に。
    自分の中で瞳を交換した男が面倒な存在になった。

    「苛立つ。」

    小さく呟く。

    姿が見えていれば、一つ一つの行動に感情が波のように揺れる。
    それが鬱陶しくて、姿を見ないようにすれば何故か気にかかってあの、赤い色を無意識に追う自分がいる。
    今日は後者だ。
    カインの姿を朝から一度も見ていない。
    別にそれで全く問題ないはずなのに、つい、偶然会った賢者に居場所を聞いてしまい、そして知っていたことに思わず渋面を作った。
    何がしたいんだ、自分は。




    飽きもせず、何度も何度も。
    木刀を持ち上げ、振るい、また構え何もない空間に向かって下す。
    その度に赤い髪がぱらぱらと跳ね上がって宙を舞う。

    「鬱陶しそう。」

    ポツリと呟いて切ればいいのに、と頭の中で短髪になったカインの姿を描いて
    似合わないな、と無造作に思考を追いやる。
    あぁ、でも。
    少しだけ頭に描いた短髪のカインを追いかけて捕まえて、正面からまじまじと見ると
    なかなかどうして。
    伸ばされた前髪がなくて、自分が与えた瞳がよく見えて案外いいかもしれない 7273

    v_ran_tan

    MAIKING現パロのオーカイが温泉旅館でのんびりするお話。現パロなので因縁は消し飛んだしオエの情緒が育っている。半袖で過ごすには少しばかり寒くなってきた頃、俺はオーエンと温泉旅行に来ている。
    全国各所に人気の温泉街があるが、ここも有名な温泉街のひとつだ。
    テレビでたまたま温泉特集を見て、行きたい、と俺が何の気なしに放った一言が切っ掛けだ。じゃあ今週末、だなんてオーエンが言い出すものだから、慌てて止めたのが懐かしい。今月は買い物をし過ぎたから金欠だった。だが、それを伝えるとオーエンは自分が全額出すのだから関係ない、とばっさり。
    確かにオーエンは俺より6歳も歳上で、仕事もしていて、かなり稼いでいる。パソコンで仕事をしている、ということしか知らないけれど、見るからに高そうなマンションに住んでいるし、着ている物もブランド物ばかりだ。だからきっと、オーエンにとって2人分の旅費を出すことなんて痛くも痒くも無いのだろうけれど、それは俺が嫌だった。
    俺はまだ学生で、色々な面で限界はあるけれど、オーエンとはできるだけ対等でいたい。だから、オーエンに全て頼るのは、嫌だ。
    俺はオーエンのお金目当てで付き合っているわけではないから。2人で楽しむ為なら、自分もその分の出資をしたい。
    自分も出す、と言ったら、資金溜まるまで 4158