過去に戻って高杉に頬にチューしてもらわないといけない話2(高銀)例えばの話である。
「助けてくれ高杉!実は俺は未来から時間逆行してきてて、高杉にほっぺにチューしてもらわないと消えちまうんだ!」
と、素直に打ち明けたとして、「そうか、わかった」と、高杉が頷いてくれる可能性の確率について、わざわざ語る必要はあるだろうか。
否。
100パーセントの確率でドン引きながら、「ああ、ついに脳にまで糖分が回ったのか」と、いっそ哀れみの目を向けられるに違いない。
俺だってそう思う。
というか、普通に怖い。
しかも、恋愛関係でもななんでもない。
ただの、腐れ縁の幼なじみ相手にである。
「おっと、足が滑った!」
そんな俺はやけくそになって、この時代に来てから何度目かの高杉に向かってフライアウェイ!
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