冷やし●●の話そろそろアレを始めたい時期だ。俺はファミマに行くという猫ちゃんと、そのお目付役としてついていくローにあるものを頼んだ。財布をポケットに突っ込んだローは玄関先で心底めんどくさそうな顔をしていたけど、このワクワクは止められない。対する猫ちゃんは俺の気持ちを理解してくれたようで、「任務了解した!」と張り切っていたので、俺は敬礼を返したのだ。
「なんだロシー、随分とご機嫌じゃねェか」
二人を見送ってすぐ、書斎で仕事をしていたらしい兄上がリビングへやってきた。水出しのアイスコーヒーをグラスに注いでいるので、俺もゲームを中断しておこぼれに預かる。時刻はそろそろ昼前である。
「ふふふ…ドフィ、俺は今日、夏の訪れには絶対必要なものを食べるんだぜ」
2346