アズール︎︎ ♀ちゃんは努力家「アズール、こちらの書類はどちらに保管しますか?」
ジェイドが甲斐甲斐しくアズールの世話をやいている。
「では、そちらの机の一番上の引き出しにお願いします」
アズールはベットから指示を出す。
「アズール、野菜スープと粥ってのを作ってみた。食べれる?」
フロイドは小さな器に盛り付けた質素な食事を提供する。
「ありがとうございます。食べれると思います」
アズールは答えた。
そう。アズールは風邪を引いたのだ。もう熱は引いたものの、心配性なウツボ達によって今日もベットの住人となっている。
ジェイドとフロイドとお付き合いを始めて約半年。アズールが初めて病気をしたのである。
普段はなかなかアズールの部屋である寮長室に2人を入れないのだが、今回は看病をすると言い出し、かなり説得されたので了承して入室許可を出している。
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