空中散歩「それにしても、まさかこんなに竜の姿を見かけないとは」
「それだけナタが特殊な環境なのだろう。璃月の民からすれば、竜が犬や猫のように普通に生活している方が驚きだ」
ナタから来た竜医であるイファに璃月を紹介しながらナタの状況を聞かせてもらう。旅人からうっすらと聞いていたが、ナタ人から直接聞けるのは良い機会だと思い、鍾離は璃月港に来ていたイファに声をかけた。
見た目でナタ人とわかったが、まさか竜を連れて観光に来る者がいるとは思わなかった。
遠巻きに見ている者、商売の匂いを感じて近づく商人など、璃月人の対応はそれぞれ。十缶買うとお得と悪徳な商人から声をかけられている姿を見て、鍾離はイファに近づいた。それから、港を歩きながら親睦を深めている。
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