休日暮らすファースト緊張して強張っていた鋭心の体が、糸が切れたかのように弛緩した。
「あ…………」
それに最初に気づいたのは、鋭心の頭を抱え、舌を絡め取っていた秀だった。
くたりと体から力が抜けた彼の体は重い。秀は唇を離して、彼の口元に手をやる。息はしている。よく聞けばそのまますうすうと規則正しい寝息が聞こえてきた。
「え、嘘、マユミくんトんだ?」
「寝てますね」
「わー……やりすぎちゃったかな……?」
絶頂の余韻に浸っていた百々人が、少しふわふわとした口調でそう言う。そして、やっと萎えた性器を、ナカを傷つけぬように引き抜いた。
百々人はゴムを処理して、秀によって寝かされた鋭心を覗き込む。
「珍しいですね……」
「いつもバテてるの僕達だもんね」
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