Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    いは

    waichan000

    MEMO占祖(身体の関係はありますが完全に祖の片思いです)
    性描写はほとんどありませんので18禁にはしていませんが、ヤることヤってますのでご注意ください※R15 ※

    祖の独白
    ずっと時系列に淡々と語ってるだけです
    占が死ぬ描写はしっかりあります

    ※書きたいことをだらだら書いてるので小説と呼べるほどのものではないです
    ※先日書いたネックレスの話を掘り下げただけ
    ※喧嘩と殺し合いはセックスだと思ってます。
    俺は、占の手が好きだった。

    大きくて、温かくて、まるでこの世界で唯一、俺だけに触れるためだけに存在しているみたいだった。
    冗談を言い合うときも、そっと慰めるときも、いつだってその手は優しく、俺を包み込んだ。

    けれどある日、右手の甲に蠍の刺青を見つけた。
    黒々と、肌を食い破るように這うその蠍は、占が雷に自らを捧げた証だった。
    占は何も話さないし、俺も「何故だ。」なんて、訊けなかった。
    訊いたところで、欲しい答えは得られないのだから。
    その右手は、もう俺だけのものじゃない。その現実だけで十分だった。



    その夜も、占は変わらず俺を抱いた。

    暗い部屋の中で押し倒され、肌と肌が貼りつくたび、蠍の刺青が俺の身体をなぞった。
    背筋をなぞる感触に、びくりと身体が跳ねる。
    3726

    壱梨あかり

    DONEメタ要素ありの、自分の意思通り動くことの許されないプレイヤーキャラクターァォちゃんと、そんな彼女に救われたから、力になりたいハッさんの話です。🍊💙。
    ハッさん→→→→→(←)ァォちゃんぐらいの感じです。ァォちゃからの特別が無いところスタートの、ァォちゃ視点。
    ルールが上書きされました。 世界は、決まった方向にしか、変化していかない。
    他の可能性があったとしても、それらは記録に残ることなく、バグとして扱われ、あるべき姿へと修正されるのだ。
    この法則は、パルデア地方を生きる人達にも、適用されている。みんなの意図など関係なく、規則正しくあれと強いられる。

    それは『わたし』だって例外じゃない。

    美味しいものがあったら、美味しいと思う感覚はあるし、すごいものを見ると、すごいと感動に震える心もあるとしても、だ。
    ただ例外があるとすれば、『わたし』には、『わたし』の体を突き動かす、別のなにかが存在しているらしいということ。具体的にはわからない。在るらしい、ということ以外にはっきりしたものはない。気づけば、めちゃくちゃな動きをさせられたり、派手な姿をさせられても、わたしの好みではないと、これを拒絶する権利は無いようだった。
    6684