かなちゃん
ぬこ日和村の村長さん
DOODLE推しの子の有馬かなちゃん描きました🖊 B小町メンバー完走〜(๑´ω`ノノ゙✧(わしアクア×あかねの方が好きです……かなちゃんごめんだけど負けヒロインしててくれ)
[半年で100枚アップチャレンジ][12/100]
牛タン
DOODLEカナアオです。男を口説く気なんて全くないけど率直な感想が意図せず褒め言葉となりアオキをときめかせてほしい。カッコイイとか頭イイとかは言われ慣れてそうだから普段言われないことをカナちゃんに言ってほしい 4あいざぁ
PROGRESS二値原稿のリハビリをしていたのですが、推しイベによりまたもやブランクが発生することが約束されてしまったので現時点でできている部分だけ上げます。『起』の部分のみのため奏薫ちゃんの漫画なのにかなちゃんがあまり出てきません。 4石和 大
DONE【サイナルモノ】二人だけの世界イメージイラスト的な
お借りしました
テテラカナちゃんhttps://poipiku.com/3021138/6149767.html
自キャラ
ホロケゥカナhttps://poipiku.com/3672620/6151701.html
石和 大
DONE関連エピソード「褪せた記憶は夢の中で咲く」https://poipiku.com/3021138/6280558.html
お借りしました
▼テテラカナちゃんhttps://poipiku.com/3021138/6149767.html
モモセさん
自キャラ
▼ホロケゥカナhttps://poipiku.com/3672620/6151701.html
【サイナルモノ】全ては君の為に 突然、何者かの襲撃を受けて焼かれたヤライカナの集落を脱出してから、ホロケゥカナはテテラカナを背負い、深い森を彷徨っていた。
彼自身も、あまり集落を離れたことは無く、土地勘など無きに等しい。しかし、集落を襲った者たちに見付かれば、どうなるか分からない。できる限り遠くに逃げなければ、と、ホロケゥカナは必死で走った。走りながら、ホロケゥカナは背中にしがみついているテテラカナの身体がひどく熱を持っているのに気付いた。
テテラカナは熱に浮かされながら、時折うわ言のように両親の名を呼んでは泣きじゃくった。こんな状態が続いたら、彼女はどうなってしまうのか……ホロケゥカナは胸が押し潰されるような感覚を覚えた。
4271彼自身も、あまり集落を離れたことは無く、土地勘など無きに等しい。しかし、集落を襲った者たちに見付かれば、どうなるか分からない。できる限り遠くに逃げなければ、と、ホロケゥカナは必死で走った。走りながら、ホロケゥカナは背中にしがみついているテテラカナの身体がひどく熱を持っているのに気付いた。
テテラカナは熱に浮かされながら、時折うわ言のように両親の名を呼んでは泣きじゃくった。こんな状態が続いたら、彼女はどうなってしまうのか……ホロケゥカナは胸が押し潰されるような感覚を覚えた。
石和 大
DONE関連エピソード「かくしてそれは忍び寄る」https://poipiku.com/3021138/6186089.html
※上記のホロ視点です
お借りしました
▼テテラカナちゃんhttps://poipiku.com/3021138/6149767.html
自キャラ
▼ホロケゥカナhttps://poipiku.com/3672620/6151701.html
【サイナルモノ】降り立つ災い ある冬の夜のこと。
「そろそろ、寝室を分けないか」
寝る支度をしているテテラカナに、ホロケゥカナは声をかけた。
「なんで?」
テテラカナは首を傾げた。
「ホロは、テテとねるの、いやなの?」
テテラカナに少し悲しげな目で見つめられ、ホロケゥカナはたじろいだ。
「そういう訳ではない。ただ、お前も大きくなってきたし、血縁でもない男と同じ床で寝るのは良くないと思う」
ヤライカナの集落を出てから数年経ち、幼児だったテテラカナも成長して大人の女性へと近づいている。ホロケゥカナは、彼なりに気遣っているつもりだった。
「けつえんじゃないって、なに?」
「家族ではないということだ」
「ホロは、テテのかぞくでしょ?」
そうテテラカナに言われて、ホロケゥカナは言葉に詰まった。彼女にとって、何年もの間、常に離れることなく過ごしてきたホロケゥカナは、もはや家族同然なのかもしれない。テテラカナが、そう思ってくれているのは、ホロケゥカナにとっても嬉しくはあった。
2318「そろそろ、寝室を分けないか」
寝る支度をしているテテラカナに、ホロケゥカナは声をかけた。
「なんで?」
テテラカナは首を傾げた。
「ホロは、テテとねるの、いやなの?」
テテラカナに少し悲しげな目で見つめられ、ホロケゥカナはたじろいだ。
「そういう訳ではない。ただ、お前も大きくなってきたし、血縁でもない男と同じ床で寝るのは良くないと思う」
ヤライカナの集落を出てから数年経ち、幼児だったテテラカナも成長して大人の女性へと近づいている。ホロケゥカナは、彼なりに気遣っているつもりだった。
「けつえんじゃないって、なに?」
「家族ではないということだ」
「ホロは、テテのかぞくでしょ?」
そうテテラカナに言われて、ホロケゥカナは言葉に詰まった。彼女にとって、何年もの間、常に離れることなく過ごしてきたホロケゥカナは、もはや家族同然なのかもしれない。テテラカナが、そう思ってくれているのは、ホロケゥカナにとっても嬉しくはあった。
石和 大
DONEお借りしました▼テテラカナちゃんhttps://poipiku.com/3021138/6149767.html
詳細 https://poipiku.com/3021138/6164191.html
自キャラ
▼ホロケゥカナhttps://poipiku.com/3672620/6151701.html
詳細https://poipiku.com/3672620/6163345.html
【サイナルモノ】繋がれる生命 自分の名も過去も失っていた「彼」は、ヤライカナ族の少女テテラカナに「ホロケゥカナ」という名を与えられた。狼を意味する「ホロケゥ」に、彼らの名付けの法則に則って「カナ」を付けたらしい。本来、ヤライカナ族の間でカナの名を与えられるのは彼らの同胞のみで、「彼」──ホロケゥカナの場合は特別な例にあたるということを後に知った。
意識は戻ったものの、まだホロケゥカナは自立して日常生活を送るには程遠い状態だった。彼の元には、一族の者たちが交代で世話をしにやってきた。テテラカナも幼いながら大人たちに混じってホロケゥカナの世話を焼いた。彼女は小鳥がさえずるかの如く、ホロケゥカナに何くれとなく話しかけた。大抵の場合、ホロケゥカナは話を聞いているだけであったが、テテラカナに話しかけられると、いつも胸の中が暖かくなり、それを心地良いものだと感じていた。だが彼は、その感覚をどのように言い表せばいいのか、そもそも表に出す必要があるのかも分からなかった。
1436意識は戻ったものの、まだホロケゥカナは自立して日常生活を送るには程遠い状態だった。彼の元には、一族の者たちが交代で世話をしにやってきた。テテラカナも幼いながら大人たちに混じってホロケゥカナの世話を焼いた。彼女は小鳥がさえずるかの如く、ホロケゥカナに何くれとなく話しかけた。大抵の場合、ホロケゥカナは話を聞いているだけであったが、テテラカナに話しかけられると、いつも胸の中が暖かくなり、それを心地良いものだと感じていた。だが彼は、その感覚をどのように言い表せばいいのか、そもそも表に出す必要があるのかも分からなかった。
石和 大
DONEお借りしました▼テテラカナちゃんhttps://poipiku.com/3021138/6149767.html
詳細 https://poipiku.com/3021138/6164191.html
自キャラ
▼「彼」https://poipiku.com/3672620/6151701.html
詳細https://poipiku.com/3672620/6163345.html
【サイナルモノ】孤狼と兎たち~「彼」の始まり~ 焼けつくような痛みに全身を苛まれながら、「彼」は意識を取り戻した。
とはいえ、指一本動かすどころか、目も開けられず声すら出せない。そして、ひどく喉が渇いていた。
どうやら自分は酷い怪我をしているらしい、と「彼」は悟った。
「……これは助からないかもしれないな」
「野垂れ死によりはマシだろう」
枕元で、数人の人間が話し合っている様子だ。聞き取ることはできるものの随分と訛りが強い──そう思いつつ、「彼」は、では自分はどこの誰なのかと考えて、何も思い出せないことに気付いた。
もちろん、どうして自分がこのような状態に陥っているのかも分からなかった。
ただ、周囲の者たちが言うように、自分は死ぬのだろう、と「彼」は思った。当たり前のように、仕方のないことなのだ、という諦念があった。
2433とはいえ、指一本動かすどころか、目も開けられず声すら出せない。そして、ひどく喉が渇いていた。
どうやら自分は酷い怪我をしているらしい、と「彼」は悟った。
「……これは助からないかもしれないな」
「野垂れ死によりはマシだろう」
枕元で、数人の人間が話し合っている様子だ。聞き取ることはできるものの随分と訛りが強い──そう思いつつ、「彼」は、では自分はどこの誰なのかと考えて、何も思い出せないことに気付いた。
もちろん、どうして自分がこのような状態に陥っているのかも分からなかった。
ただ、周囲の者たちが言うように、自分は死ぬのだろう、と「彼」は思った。当たり前のように、仕方のないことなのだ、という諦念があった。
んにぃ
INFO💙かなちゃん(@kanata1295)とのネットプリントと、❤ちみこいサマイチシールです❣シールプリントが出来る店舗は限られているのでよく確認してから行ってみてください!
💙期限 2021年9月18日~9月25日~9月24日
❤期限 2021年9月18~9月25日 (23:00まで) 2
asagaotouri
DONEはるかな置いていかれるのがいやなかなちゃん
楽しそうな遥の顔を見るたびに気持ちが落ち着かなくなる。遥が自分から離れていってしまうような、そんな感覚に陥る。
「ついてこなきゃよかったなぁ」
遥がほかのバンドのギター連中と海に行くというから、置いてけぼりにされるのが嫌で、無理矢理ついてきた。でも、ついてきたところで結局置いてけぼりで、来るんじゃなかったなと思ってしまう。
五稜や美園と話しながら、遥が笑っている。椿はマイペースだから、数歩離れたところにいる。対して自分は、そこからだいぶ離れたところでしゃがみ込んで、そんな遥を見ている。
「遥、こっちに来てよ」
呟いた言葉は燦めく太陽に吸い込まれて消えていった。
287「ついてこなきゃよかったなぁ」
遥がほかのバンドのギター連中と海に行くというから、置いてけぼりにされるのが嫌で、無理矢理ついてきた。でも、ついてきたところで結局置いてけぼりで、来るんじゃなかったなと思ってしまう。
五稜や美園と話しながら、遥が笑っている。椿はマイペースだから、数歩離れたところにいる。対して自分は、そこからだいぶ離れたところでしゃがみ込んで、そんな遥を見ている。
「遥、こっちに来てよ」
呟いた言葉は燦めく太陽に吸い込まれて消えていった。
asagaotouri
DONEかなちゃんと涼くん友人になってほしい話
やっぱり曙サンさ、今日ちょっと元気なくない?
そう顔を覗き込まれて、涼は目をぱちくりとさせた。公園の噴水の縁に並んで腰掛けて、いつもと同じように奏のその兄である遥との出来事を聞いていただけなのに、どうしてわかったんだろうと思う。
奏の目はじっと真っ直ぐに自分の目を見てきていて、涼は笑った。本当に心配してくれてるんだなと思って、誤魔化せないなあと思った。
「ありがとう。実はケンケンと深幸くんが、朝から揉めちゃって」
すると奏は頬を膨らませて、やっぱり涼は目を細めた。
「あのさ、そういう気になることがあるなら言ってよ。そりゃぼーのがいつも俺の兄貴の話に付き合ってくれてるのは知ってるよ? でも俺だって、ぼーのが落ち込んでたら気になるんだからさ」
885そう顔を覗き込まれて、涼は目をぱちくりとさせた。公園の噴水の縁に並んで腰掛けて、いつもと同じように奏のその兄である遥との出来事を聞いていただけなのに、どうしてわかったんだろうと思う。
奏の目はじっと真っ直ぐに自分の目を見てきていて、涼は笑った。本当に心配してくれてるんだなと思って、誤魔化せないなあと思った。
「ありがとう。実はケンケンと深幸くんが、朝から揉めちゃって」
すると奏は頬を膨らませて、やっぱり涼は目を細めた。
「あのさ、そういう気になることがあるなら言ってよ。そりゃぼーのがいつも俺の兄貴の話に付き合ってくれてるのは知ってるよ? でも俺だって、ぼーのが落ち込んでたら気になるんだからさ」
asagaotouri
DONEかなちゃんと涼くん(とちょっと遥)※いずれはるかなになる前提
「あれ、奏くんだ」
のんびりとした声に名前を呼ばれて、奏は顔を上げた。背は高いし体つきもしっかりしてるのに、どうしてかあんまり威圧感は感じさせない人。
「ぼーのだ」
「うん」
うんって首を傾げて笑う顔に、苛々としていた気持ちが少しだけどこかへ行く。この人と顔を合わせると、やっぱり調子が狂うなと思う。
噴水のそばのベンチ。そこに腰掛けて不貞腐れていた奏は、仕方がないので端へと寄った。隣いいの? と曙が訊いてくるから、どうぞと答える。隣に座った曙が、こっちを見たのが分かった。
「それで、どうしたの?」
こういうふうに訊いてくるの、なんなんだろうなって思うけれど、それほど嫌な気持ちになるわけではなかったから、そのまま言葉にした。
1547のんびりとした声に名前を呼ばれて、奏は顔を上げた。背は高いし体つきもしっかりしてるのに、どうしてかあんまり威圧感は感じさせない人。
「ぼーのだ」
「うん」
うんって首を傾げて笑う顔に、苛々としていた気持ちが少しだけどこかへ行く。この人と顔を合わせると、やっぱり調子が狂うなと思う。
噴水のそばのベンチ。そこに腰掛けて不貞腐れていた奏は、仕方がないので端へと寄った。隣いいの? と曙が訊いてくるから、どうぞと答える。隣に座った曙が、こっちを見たのが分かった。
「それで、どうしたの?」
こういうふうに訊いてくるの、なんなんだろうなって思うけれど、それほど嫌な気持ちになるわけではなかったから、そのまま言葉にした。