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    このみ

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    DOODLEミラ(→←)プト/新規掛け合いネタ/糖度中

    ※シーズン14の新規掛け合いネタ
    相変わらず捏造ばかり・このミプはセフレだと思いつつの両片思い
    「お兄ちゃん」と呼ばれて嬉しいような複雑なプトと、自分で呼びかけたクセに後から色々ヤバいかもと思うミって可愛いのでは?というネタ

    甘いお兄ちゃんネタも今度書きたい。
    メガイラの舌 「ミラージュだっけか? ありがとな」
     「ウィットでいいさ、お兄ちゃん。ハハハ」
     自身で倒した敵部隊のデスボックスを漁っていた俺から少し離れた場所にて、ニューキャッスルとミラージュが親しげな雰囲気を漂わせてそう声を掛け合っているのが耳に入り込み、少なくなっていたシールドセルをバックパックに詰めようとしていた手を思わず止める。
     『ウィットでいいさ』? それに、"お兄ちゃん"とは、一体いつの間にニューキャッスルとミラージュはそんな仲になったというのだろう。
     しかしそれ以上の会話は風の流れが変わって、今度はこちらが風上になってしまったせいで上手く聞こえなかった。
     今は命を賭けた試合中で、こんな事に意識を取られるワケにはいかないと握っていたシールドセルをどうにかしまい込むと、今度はノロノロと弾薬の整理を始める。
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    いずみのかな

    DONE有栖川作家編。健全ホラー。
    『文が淵』と同じく、2004年、有栖川サイトの納涼企画ウェブアンソロに寄稿しましたものです。
    終盤のある箇所について、ウェブアンソロに掲載したときはタグで仕掛けを作ったのですが、pixivでは無理だったためそこのみ変更しております。
    ジャパニーズホラー、の王道目指して頑張りました。
    覗く目 太平洋上で台風が発生したらしい。
     しかし大阪上空は相変わらずの快晴で、気温は今日もうなぎ上りだ。私はだらしないと思いながらも首周りが伸びたTシャツを着て、昼前からソファの上でごろごろ寝そべっていた。日が高いうちに飲むビールは、ほんの少しの後ろめたさもスパイスとなって、また格別の味がする。何たる堕落、と咎めるなかれ。私はつい先程短編を脱稿したばかりなのだ。締め切り明けの作家のささやかな道楽としてここは見逃して欲しい。
     ビールを一本空けたらシャワーを浴びて、約三十時間ぶりにベッドに入るのが今日の予定である。明日のうんと遅くまで惰眠を貪り、それから週末で家にいるであろう京都の友人の所にでも出向くのもいいかもしれない。この二週間、会話を交わした相手は担当一人だけ、更に言うなら二度の電話の合計時間は十分に満たない。私は人に飢えている。
    20073