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    ぱいせん

    hinoki_a3_tdr

    DOODLE表紙のあざと裸眼パイセンを受けて
    千綴…………?
    綴が千景をからかって可愛い〜ってしてるし千景が子どもっぽい(要するにキャラ崩壊)
    「ち、千景さん!!??」
    思わず飛び出した叫び声に周囲の視線が突き刺さる。普段ならばあたふたして米つきバッタのごとく頭を下げていたことだろう。だが、今日の俺はそんなことは気にもとめず、目の前のものに集中していた。そこにあるのは、一冊の雑誌。何の変哲もないはずのそれは酷く俺の心をかき乱した。おそるおそる手に取って表紙をじっくりと見る。
    「……やっぱり千景さんだ、御影さんもいるし」
    そこにはご存知千景さんと、冬組の一員である御影さんがいた。そういえば、以前に聞いた覚えがある。どこかの雑誌にインタビューを申し込まれ、ついでに表紙を飾ることになったと。二人とも系統の違うイケメンだし、独特の雰囲気があるからきっと絵になるだろうなんてぼんやりした感想を抱いてそのまますっかり忘れていた。もし過去に戻れるのならその時の自分をとっ捕まえて肩を揺さぶり思いの丈をぶつけたい。とんでもないぞ、と。ありもしない妄想で気を紛らわせ、改めて雑誌と向き合う。随分と可愛らしい服装をした恋人を目に、俺は静かにレジへと向かったのだった。
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    澪標(みおつくし)

    SPUR ME進捗進捗進……進まねぇ……
    次のターンから藍曦臣パイセンのご登場です。
    肝試しに行ったら憧れの先輩と以下略④異変はその日の夜から始まった。
    まず、ベッドに入り眠ろうとすると、どこからか声が聞こえてくるようになった。耳鳴りが人の声のように聞こえるのかもしれないと、一応それらしい理由を考えてはみたのだが、やはりどうにも人の話し声でしかない。確かに複数の人間が会話をしているようなのに、何を言っているのかは不思議なことに全く聞き取れない。声に耐えきれなくなり目を開けると、とたんに音が止むものだから質が悪い。静かになったので再び目を閉じると、途端におしゃべりは再開される。俺は修学旅行の夜の見回りの教師か。おかげでその日からだんだんと目の下に居座る隈が濃くなっていった。
    続いて、家の中がだいぶ賑やかになった。朝日が昇りきった部屋から大学へ向かい、日が落ちた時間に部屋に帰ると不思議とすでに電気がついている。誰が電気代を負担するんだ。そして、1人暮らしの1Kの室内でナニかが浴室への扉を開けたり、トイレの扉を開けるのである。開けたなら閉めろ。3歳の阿凌でもきちんと閉めるぞ、賢い良い子なんだ。一晩で何度も扉を開けられるものだから、何度も部屋の中を移動することになり帰宅しても落ち着かない日が続くことになった。
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