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    ゆるふわ

    mssk

    MAIKING『ドクターが結婚するらしいですよ?』
    傀博♂のSS。
    かきかけ。本当に書きたいとこだけ。全力ゆるふわ時空。ファントム出てない。
    もしかしたらこれイントロにして一本書くかも。書かないかも。
    「け、っこん……ですか……ドクター……?」
    ばさり、と軽い紙束が床に落ちていく。目の前の、ロドスのトップにして愛らしい姿のコータスの少女は、その目をまん丸にして私を見つめていた。
    「あー……うん。やっぱり、駄目?」
    「だめということはありませんがけっこんされるということはつまりドクターとどなたかがけっこんされるということでしょうか」
    「同じこと二回言ってるな……。うん──ってアーミヤ!?」
    散らばった紙の上に更にアーミヤは崩れ落ちる。突然のことに、私も慌てて彼女のそばに駆け寄って、その手を取った。
    「ア、アーミヤ、大丈夫か!?すぐケルシーを呼ぶから、」
    「だいじょうぶです。わたしはだいじょうぶです」
    「ほ、本当に?」
    思わず握った手が震えていた。長い耳が力なく垂れ床に擦りそうだったので、もう片方の手でそれを彼女の肩にかける。そんな私を、やがて彼女はゆっくりとした動作で見上げていた。
    「……ロドスのためにならないとか。目的の邪魔になる、という話なら。今言ったこと全部無かったことにして良いよ、アーミヤ」
    「……え?」
    「そういう契約めいた関係性に、そこまで固執していたわけでもないんだ、私達 2810

    らんちゅう@skeb受付中

    DOODLEゆるふわ長髪ハーフポニテお兄さんとリーマン俺の夢小説(テキスト投稿テスト週末によく行く飲み屋がある。酒がメインなのだがやけに食事メニューが豊富で美味いので、料理目当てに通う客もそれなりにいる店だ。店主はバーだと言い張るが雰囲気としては居酒屋に近いので、肩肘張らずに飲めるのも気に入っていた。
     店の外観だけは洒落ているので初見の客がよく混乱しているのを見かける。かく言う俺も初めて先輩に連れてこられた時にはだいぶ戸惑った記憶があった。とはいえ店主のママは(男なのだが、ママをママと呼ばない客はこの店にはいられない)気さくで話しやすいし、静かに飲みたい時には適度に放っておいてくれる。何より酒も飯も美味いので、慣れてしまえばとても居心地のいい店だ。
     仕事をようやく終えた週末の帰り道、俺は疲れた足を引きずって一週間ぶりに店を訪れた。酒も飲みたいがとにかく先に何か腹に入れたい。ママは空腹のまま酒を飲むことにあまりいい顔をしないので、何か食べたいと言えばすぐに出来るものを作ってくれる。そういう融通が利くくらいには何度も通って顔馴染みになっていた。
     客引きを避けながら煌びやかなネオン街を抜けて、少し外れた路地に入る。雰囲気のよいバーや居酒屋が点在する一角にその店はあった 4221