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    らー

    tukitatemochi

    DONE一般会社員のスラーインと長生きで怪しい宗教をやってるオロルンのカピオロです。
    夜は微笑む「こちらでお待ちください。祭司様がいらっしゃいます。」

     そう言われて小さな部屋に通され、そろそろ十五分ほど経過しただろうか。壁際で立ちっぱなしのスラーインは腕時計を確認して、苦々しくため息を吐いた。床には薄いクッションがいくつか並んでおり座るよう促されてもいたが、長居したいような場所ではないので座る気にもなれない。
     部屋の中は薄暗く、独特の色鮮やかな模様で彩られた調度品や、物語性の感じられる模様が織り込まれた大小の布で埋め尽くされている。全体的に紫色なのがまた、胡散臭い雰囲気を加速させていた。香が焚かれているのだろうか、あまり嗅いだことのない香りも漂っている。
     先程通ったドアの他に、部屋の奥にも入り口があるようだ。繊細な花の刺繍が施された薄い布で目隠しされている。祭司はここから登場するのだろうか。スラーインは部屋を見回すふりをしてさり気なく背後に視線を向けた。隅には信者が二人、彫像のように立っている。予告無く押しかけた客が勝手なことをしないように見張っているのだろうが、入ってきたドアを挟むように立たれると逃げ道を塞がれているようで嫌な気分だった。
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    hyoukaaisu

    DOODLE『浴衣バーン』
    ブレイサ
    フォロワーさんの浴衣姿のイサ三さんが素敵すぎて思わず書いてしまった話。
    円、輪をテーマに盛り込んだお話。
    イサ三さんを遠くで見たらブバカラーの赤い帯
    近くで見たら夫婦円満の柄がこちらを威嚇する仕様になっております。
    なんでも入れられて、戦に必要な"もの"としてさりげなくブバを持たせたら完成。
    浴衣バーンATF主催の復興イベントとして、夏祭りをすることになった。
    俺はそのままパイロットスーツかいつもの隊服を着て参加するつもりだったのだが、ブレイバーンに『イサミ、その時に、その場所に合った服に身を包むべきだ』などと当たり前の常識を言われ
    もちろん、俺は着物なんて着たことなどないのでブレイバーンの大きな手で器用に着付けられていた。

    灰色の生地に黒の線が鉄線柄を描いた浴衣。
    唯一派手なのはブレイバーンを思わせる赤色の帯くらいだろう。

    ブレイバーンに持たされた浴衣生地と同じく灰色の信玄袋に描かれた黒の刺繍でほどこされたブレイバーンの模様がさりげなくあるのも意外なところかもしれない。

    あいつのことだからもっと赤や白やら青の派手な浴衣を用意するかと思いきや出されのは全体的に落ち着いた雰囲気のものだったので、少し物足りなく感じてしまうのは、相当あいつに染められてしまっているなと、顔が熱くなる。
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