れむ
abicocco
PAST※ノーマルEND軸革命後交際中レムラキ寝てるラキの指のサイズをはかるレムの話。
鈍色の輪っか 兎にも角にも、言い訳を、させてほしい。
なにも本当に、贈り物をしようと考えて取った行動ではなかった。決して僕のアレはそんな、計画的なものなんかじゃあなくて、ただ衝動的に……意味もなく行った戯れに近い何かだったのだ。
共用スペースで軽く機械いじり——仕事ではなく趣味の方——をしていた僕の横で、宙に投映していたニュース放送をぼうと眺めていたその人が、いつの間にかテーブルに突っ伏して小さく寝息を立てていることに気が付いて、自分で移動するにしろ僕が寝室まで運ぶにしろ、ひとまずは起こそうと傍まで寄ったとき、ふと無防備に投げ出されたままの左手に目がいった。これまで一度も日に焼けたことがないのだろう、この世に生まれ落ちた時のままの白みがかったやわらかな肌色をした手は、平均的な男性の手のサイズに比べると幾分華奢で小ぶりに見える。ココが生まれ故郷であるラキオさんと違って、グリーゼでの生活歴が浅い僕には詳しい事情までは分からないけれど、身体的汎化処置は未だ受けていない身でも、汎向けに国から支給されたサプリメントやホルモン抑制剤を長年摂取してきた影響はそれなりに大きいのだろう。
2809なにも本当に、贈り物をしようと考えて取った行動ではなかった。決して僕のアレはそんな、計画的なものなんかじゃあなくて、ただ衝動的に……意味もなく行った戯れに近い何かだったのだ。
共用スペースで軽く機械いじり——仕事ではなく趣味の方——をしていた僕の横で、宙に投映していたニュース放送をぼうと眺めていたその人が、いつの間にかテーブルに突っ伏して小さく寝息を立てていることに気が付いて、自分で移動するにしろ僕が寝室まで運ぶにしろ、ひとまずは起こそうと傍まで寄ったとき、ふと無防備に投げ出されたままの左手に目がいった。これまで一度も日に焼けたことがないのだろう、この世に生まれ落ちた時のままの白みがかったやわらかな肌色をした手は、平均的な男性の手のサイズに比べると幾分華奢で小ぶりに見える。ココが生まれ故郷であるラキオさんと違って、グリーゼでの生活歴が浅い僕には詳しい事情までは分からないけれど、身体的汎化処置は未だ受けていない身でも、汎向けに国から支給されたサプリメントやホルモン抑制剤を長年摂取してきた影響はそれなりに大きいのだろう。
まっしろすけ
DONECSpekoちゃん(@ Peko_sky_Chiru )の世界、睦む星の夢、常闇に篝火を の世界に生きる子達。
うちよそ有
👿ニグル (睦む星の夢)
🐾エレムルス (常闇に篝火を)
💉リンドウ (睦む星の夢) 5
bddchant
CAN’T MAKE付き合ってやることやってる宇宙のレムラキ(服着てないので一応背後注意)/低姿勢だけど絶対譲らない19歳男性vs疲れててもロジック的なツッコミどころには黙っていられない18歳汎性yururi_thyme
DOODLEレム主前提っぽい らくがき漫画。テーマとしてワンドロのお題「夢」「憂鬱」「レムナン」をお借りしてます。糖度は微糖…もないかな、超超薄味程度です。
※レムナンの捏造過去描写があります 10
abicocco
PAST※ノーマルEND革命後のレムラキ※今回も名のないモブ達がそこそこ喋ります
まわりに恋人と偽っていたふたりの話、これにて完結です!お付き合いありがとうございました。別途あとがきにて設定などの小ネタを公開してるのでよければそちらも合わせてどうぞ。
https://poipiku.com/4491035/9387278.html
偽装交際4(終) ラキオはいつも決まった時間に床に就き、決まった時間に起床する。先日、レムナンの相談に乗ってやったあの夜のような例外を除いて、自身のパフォーマンスを良い状態で保つためにも、無意味な夜更かしも逆に惰眠をむさぼるようなこともしないというのがラキオのポリシーだ。今朝も午前六時きっかりに自然と目を覚ましたラキオは、わずかに乱れた寝具を元通りにセットし直したのち、ロールスクリーンを上げて窓から明かりを取り込んだ。室内履きとして使用している踵のない靴をつっかけて、廊下へと出たラキオは洗面所で顔を洗うと、その場で服をすべて脱ぎ、生まれたままの姿になって鏡の前に立った。こうして、毎朝自身の体に不調がないことを確認するのは、まだラキオが学生だった頃に毎週学内で行われていた旧グリーゼ式の健診と面談の名残だ。特に異常がないことを確認して、下着から順に普段着を身に纏ったラキオは、まだ自身の体温がわずかに残っている寝間着を洗濯籠へと放り込み、その場をあとにした。
12069abicocco
PAST※ノーマルEND革命後のレムラキ前回の続きでまわりに恋人と偽ってるふたり。
今回のキーワードは『遊園地』『ナンパ』です。
続き→https://poipiku.com/4491035/9387275.html
偽装交際3 人間が生まれ持った慣れという習性は逞しいものだ。はじめはあれだけラキオの『あーん』にまごついていたレムナンも、外食のたび同じ行為を繰り返されるうちに、今では自ら口を開けて待つようになった。すっかり今の特殊な状況に順応したレムナンの態度を「相変わらず君は神経が太い」と評して、面白くなさそうに彼の口へとスプーンを差し込むラキオも、恋人役が随分板についてきたようだ。
ラキオが示した恋人として正しい距離感を演じるため、今のふたりの物理的距離は関係を結ぶ前と比べて大分近い。テーブルを挟み向かい合って座っていた食事の席は隣同士に。人一人分の空間を空けていたふたりのパーソナルスペースは拳二つ分にまで縮まった。そして、それと同時に互いの身体が触れ合う機会も自然と増えた。隣に座っていれば『あーん』をしていない時でも、ふとした瞬間に肩が触れ合ったり、相手の髪の香り——同じ洗髪剤を使用しているため、香り自体は自分が纏っているものと同じはずなのだが——を感じたりすることもあるし、すぐ近くで歩いていれば内側にある手同士が意図せず当たってしまうことだってある。
7626ラキオが示した恋人として正しい距離感を演じるため、今のふたりの物理的距離は関係を結ぶ前と比べて大分近い。テーブルを挟み向かい合って座っていた食事の席は隣同士に。人一人分の空間を空けていたふたりのパーソナルスペースは拳二つ分にまで縮まった。そして、それと同時に互いの身体が触れ合う機会も自然と増えた。隣に座っていれば『あーん』をしていない時でも、ふとした瞬間に肩が触れ合ったり、相手の髪の香り——同じ洗髪剤を使用しているため、香り自体は自分が纏っているものと同じはずなのだが——を感じたりすることもあるし、すぐ近くで歩いていれば内側にある手同士が意図せず当たってしまうことだってある。
abicocco
PAST※ノーマルEND革命後のレムラキ前回の続きでまわりに恋人と偽ってるふたり。
名前はついていませんが、今回モブが結構喋ります。あと革命後の二人の職業についての捏造等も含みます。
続き→https://poipiku.com/4491035/9378838.html
偽装交際2 ラキオがふたりの予定表に印をつけた一番近い日付は、彼らが偽装の恋人関係を結んだ三日後のことだった。グリーゼの学校教育の指針を定め、現場で上がっている問題に対応する教育行政機構に籍を置き、本業の傍ら趣味と実益を兼ねた研究を続けているラキオと、派遣型のメカニック団体に所属し、リスト化された依頼の中から選んだ仕事を日々こなしているレムナンとでは、働き方のスタイルからして随分と違ったが、会議の多いラキオの職に比べると基本は個人での行動となるレムナンの方が時間の融通が利いた。その日もラキオの終業時間に合わせレムナンが職場前までバイクで迎えに来て、そこから一緒にレストランへと向かう……という手筈となっていた。
4789yururi_thyme
DOODLEケモ耳とか擬獣化したレム主のらくがき※何でも許せる方向け!!オリ主の顔面が普通に出ます
1.ケモ耳レムナンと主人公♀
2.擬獣化レムナンと主人公♀
レム主前提、おそらくグリーゼ革命後 4
とま🍅
SPOILERサムライレムナントプレイ日記バトルめちゃめちゃ面白くてゴロツキたちいないかまず探しちゃうし、そのせいでめちゃめちゃおむすび食べてる🍙
セイバーさんは目新しいもの、気になるものがあるとめちゃめちゃな速さで目を輝かせながら駆けてくのが可愛いし、「また今度な」と伊織くんに諭されるの見ると兄弟みたいなとこあるのがほほえましいね😊
ライダーは初っ端からどちゃくそ怖かったです
脳汁💦
DOODLE槍弓/サムレムご都合幻覚(本編とは一切関係ありません。)未プレイなのに脳裏に幻覚だけこびりついてプレイ前に消化しないと二度と描かない気がしたので、未プレイだからこそ起こせる幻覚。
楽しいねサムレム(※未プレイです)
abicocco
PAST※ノーマルEND革命後のレムラキ一緒に暮らしているが寝室は別。名前の無い関係のまま良好な付き合いを続けていた二人が、ある日レムがモブ女から強引に迫られた事件をきっかけに、周りの目を欺くため偽装の恋人を演じる話。
続き→https://poipiku.com/4491035/9373864.html
偽装交際1『夕飯を食べてから帰るので予定より帰りが遅くなります』
レムナンからのメッセージを受信したラキオは、チラリと横目で通知のポップアップだけを確認すると、つい今しがた目を通していた今年度の宇宙学会で公表された論文へとすぐに視線を戻した。ラキオが休みでレムナンだけが出勤の日、彼が仕事帰りに全国でもまだ数少ない大衆食堂で食事を済ませてくることはこれまでにも時々あったし、大方今日も帰りがけに見た日替わりメニューの看板に惹かれてつい立ち寄ってしまったとかそんなところだろう。彼から届いた短い報せをラキオはそんな風に軽く受け流していた。
それゆえに読んでいた論文が最終章のまとめに入るあたりで、玄関から駆け込んできたらしきレムナンがそのままトイレへと直行し、げえげえと耳障りな音を廊下のこちら側にまで響かせているのに気付いたときには、流石のラキオも何事かと面食らった。
5939レムナンからのメッセージを受信したラキオは、チラリと横目で通知のポップアップだけを確認すると、つい今しがた目を通していた今年度の宇宙学会で公表された論文へとすぐに視線を戻した。ラキオが休みでレムナンだけが出勤の日、彼が仕事帰りに全国でもまだ数少ない大衆食堂で食事を済ませてくることはこれまでにも時々あったし、大方今日も帰りがけに見た日替わりメニューの看板に惹かれてつい立ち寄ってしまったとかそんなところだろう。彼から届いた短い報せをラキオはそんな風に軽く受け流していた。
それゆえに読んでいた論文が最終章のまとめに入るあたりで、玄関から駆け込んできたらしきレムナンがそのままトイレへと直行し、げえげえと耳障りな音を廊下のこちら側にまで響かせているのに気付いたときには、流石のラキオも何事かと面食らった。
momonga_gn
MOURNINGCoC『星辰に提灯、御札に盲目』にPL/HO4:レムナンで参加させていただいた際の立ち絵差分です。
よし万全!と思っていたけれど、差分としては少なかったようで、使っていて足りなくてびっくりしました。
※注意
今回も悲しみを胸に愛を取り戻すため北斗神拳を極めていそうなレムナンの差分がありますので、なんでも許せる方のみご覧ください。 14
momonga_gn
DOODLECoC『星辰に提灯、御札に盲目』KP兼PL/HO1:ニクダマさん…ラキオちゃん
PL/HO2:沖有さん…ナギ君ちゃん
PL/HO3:ヰ崎さん…プレー君
PL/HO4:ももんが…レムナン
に参加させていただきました。
全力で落書きな感想です。
シナリオの本編のネタバレありです。現行・未通過の方は✖で…。
最後のは希望的妄想のいつかです。 6
abicocco
PAST※ノーマルEND革命後のグリーゼにて交際中のレムラキ。グリーゼの医療制度などについて想像で好き勝手書いています。はじめて熱を出したラキとはじめて人の看病をするレムの話。
平熱+3℃ ピピピ。 接触タイプの体温計が測定完了の合図を出したのを聞いて、僕は自身の額から薄っぺらいカードのようなそれを回収すると、そこに表示されている数字を確認した。
「39.2℃……」
昼に飲んだ解熱剤が切れたからだろう、また熱が上がっている。頭痛、発熱、眩暈——今グリーゼで流行中の宇宙風邪の症状にしっかり当てはまっている。
「まさかこの歳で寝込むほどの体調不良を起こすとはね……」
ガンガンと脳を揺らし思考を阻害する鈍い頭の痛みに、深いため息をひとつ吐いて、僕は瞼を閉じた。
この国の白質市民を相手に施される高等教育は全宇宙規模で見ても相当にレベルが高く、課題内容も授業の進行速度も厳しいと言われていた。グリーゼの学生に休んでいる暇はなく、ましてや娯楽に興じる余裕などあろうはずもない。体調不良による欠席の可能性など一切考慮されていない教育カリキュラムは、一日でも授業を欠席するとあとから遅れを取り戻すのは相当に面倒だし、生憎とこの閉鎖的社会の中じゃあ、レムナンが好む映画や小説をはじめとするフィクションの世界に出てくる、休んだ分のサポートをしてくれる親切な同級生など存在しなかった。誰がはじめに言い出したのか、他星系から『超階級国家』と呼ばれ、畏敬と畏怖が入り混じった眼差しで遠巻きに見られていたようなこの国で生き延びていくために、誰もが自分の力で自分一人分の将来を切り拓くだけで精一杯だった。
5197「39.2℃……」
昼に飲んだ解熱剤が切れたからだろう、また熱が上がっている。頭痛、発熱、眩暈——今グリーゼで流行中の宇宙風邪の症状にしっかり当てはまっている。
「まさかこの歳で寝込むほどの体調不良を起こすとはね……」
ガンガンと脳を揺らし思考を阻害する鈍い頭の痛みに、深いため息をひとつ吐いて、僕は瞼を閉じた。
この国の白質市民を相手に施される高等教育は全宇宙規模で見ても相当にレベルが高く、課題内容も授業の進行速度も厳しいと言われていた。グリーゼの学生に休んでいる暇はなく、ましてや娯楽に興じる余裕などあろうはずもない。体調不良による欠席の可能性など一切考慮されていない教育カリキュラムは、一日でも授業を欠席するとあとから遅れを取り戻すのは相当に面倒だし、生憎とこの閉鎖的社会の中じゃあ、レムナンが好む映画や小説をはじめとするフィクションの世界に出てくる、休んだ分のサポートをしてくれる親切な同級生など存在しなかった。誰がはじめに言い出したのか、他星系から『超階級国家』と呼ばれ、畏敬と畏怖が入り混じった眼差しで遠巻きに見られていたようなこの国で生き延びていくために、誰もが自分の力で自分一人分の将来を切り拓くだけで精一杯だった。
yururi_thyme
MEMOレム主♀のネタメモらくがき。多分少女漫画寄り※顔あり+めちゃ喋る(?)オリ主♀(キリエ)がいます!
船内にいる時点でこんなに距離が縮まってるかは謎ですけど、深く考えずにお願いします(?)
LeViさんは大体を把握しつつ見守ってる枠。何かあると端末はニコニコしてそうです
他の乗員だとどっかのタイミングで一言入れるかもしれないですね。 5
act243129527
DOODLEグレムル前提のヒスムル(仮)12話長え、長えけど中途半端な所で終わらせるのもあれだったから……
ヒスムル(仮)12事務所に帰ると、両頬を腫らしたムルソーとそれを囲む二人が居た。
「……何だ?お前らリンチでもしたのか?」
「違えよ。あのクソガキが……」
「……ヒースクリフ……?」
グレゴールは目を見開いてムルソーを見た。
ムルソーはグレゴールの方を見ようともせずにぼんやりと俯いていた。
いつも背中だけは真っ直ぐだったのに、今日に限っては丸まっていた。
ただ事では無いような気がした。
今までで一番深刻な事が起こっている……そんな気配がした。
「……何があったんだ?」
事の経緯はこうだった。
いつものように仕事をしているとヒースクリフが二人の間に割って入って来た。
そしてヒースクリフが次第に怒り出してお互いにヒートアップして殴り合いになった。
18844「……何だ?お前らリンチでもしたのか?」
「違えよ。あのクソガキが……」
「……ヒースクリフ……?」
グレゴールは目を見開いてムルソーを見た。
ムルソーはグレゴールの方を見ようともせずにぼんやりと俯いていた。
いつも背中だけは真っ直ぐだったのに、今日に限っては丸まっていた。
ただ事では無いような気がした。
今までで一番深刻な事が起こっている……そんな気配がした。
「……何があったんだ?」
事の経緯はこうだった。
いつものように仕事をしているとヒースクリフが二人の間に割って入って来た。
そしてヒースクリフが次第に怒り出してお互いにヒートアップして殴り合いになった。
abicocco
PAST※ノーマルEND後グリーゼにて同棲している交際中のレムラキ人の三大欲求のうち二つを持っていないラキの欲がどこにいったのかという話。行為本番はでてこないものの、かなり俗っぽいやりとりをしています。
2/3の欲 食欲・睡眠欲・性欲——これらは人間が生きていく上で欠かせない、最も重要な三大欲求として定義されている。
それじゃあ、それらの理から外れ、食欲・性欲とは無縁の人生をこの国で送ってきたラキオさんの欲は何をもって補われているのだろう?
すぅすぅと小さな寝息をたてながら、すっかり熟睡している様子の隣の寝顔をぼうと眺めながら、僕は自分の中に突如湧いたその疑問と向き合っていた。ラキオさんと違って、眠りが浅く寝つきも悪い僕は、自分ひとりではすぐに答えが出せないような考え事をしながら、眠気が訪れるまで暗闇の中でじっと待つのが習慣となっていた。これでも、ラキオさんと一緒に眠るようになってからは、長い付き合いを続けてきた僕の不眠症も随分症状が軽くなったのだけれど。
3789それじゃあ、それらの理から外れ、食欲・性欲とは無縁の人生をこの国で送ってきたラキオさんの欲は何をもって補われているのだろう?
すぅすぅと小さな寝息をたてながら、すっかり熟睡している様子の隣の寝顔をぼうと眺めながら、僕は自分の中に突如湧いたその疑問と向き合っていた。ラキオさんと違って、眠りが浅く寝つきも悪い僕は、自分ひとりではすぐに答えが出せないような考え事をしながら、眠気が訪れるまで暗闇の中でじっと待つのが習慣となっていた。これでも、ラキオさんと一緒に眠るようになってからは、長い付き合いを続けてきた僕の不眠症も随分症状が軽くなったのだけれど。
act243129527
DOODLEグレムル前提のヒスムル(仮)11話ヤマアラシのジレンマ
ヒスムル(仮)11買い物を中断し、グレゴールと別れてヒースクリフを追って家に帰ると、鍵が開いていた。
中へ入って確認してみると、ヒースクリフは私のベッドで毛布に包まっていた。
寝ているかもしれないので荷物を持ってリビングへ向かった。
買って来たパンを食べていると、廊下から視線を感じた。
振り向くと、毛布を被ったままヒースクリフが立ってこちらを見ていた。
「……貴方の好みが分からなかったからある程度厳選して買って来た。半分こだ。」
「……いいよ、半分ことか……全部、あんたが食っていいよ。」
「……」
「お腹、空いてないから……」
「……そうか。」
ヒースクリフはソファに横になって、毛布で体を覆った。
そうする事で落ち着くのかもしれない。
12476中へ入って確認してみると、ヒースクリフは私のベッドで毛布に包まっていた。
寝ているかもしれないので荷物を持ってリビングへ向かった。
買って来たパンを食べていると、廊下から視線を感じた。
振り向くと、毛布を被ったままヒースクリフが立ってこちらを見ていた。
「……貴方の好みが分からなかったからある程度厳選して買って来た。半分こだ。」
「……いいよ、半分ことか……全部、あんたが食っていいよ。」
「……」
「お腹、空いてないから……」
「……そうか。」
ヒースクリフはソファに横になって、毛布で体を覆った。
そうする事で落ち着くのかもしれない。