れむ
せり@グノ専
DONE⚠️オリ主 レム主♀です。ノマエン後のグリーゼ前提、付き合ってる時空
願掛け妖精の尋問「レムナン、ちょっと引出しから工具取ってきてくれる? 一番小さくてオレンジのやつ」
「この間、買ったばかりの……物ですか?」
「うん、最新版のやつ」
調整中の機器から目を離さず、彼女は言った。
休日になると二人で工作をすることがある。機械を分解して、改造する……ある種メカニックの仕事にも似た趣味だった。
今日もグリーゼで一番新しい概念伝達機器が彼女の手の中で解体されている。
部屋のチェストに手を伸ばす。工具は一番下。
本人から言われて開けるのになぜか、躊躇いがある。普段から隠し事の多い彼女が、僕のことを勝手に引出しを開けても構わない……と認識している。
そう浮かれて少し、工具を取る手を止めて引出しの中を眺めて。
1457「この間、買ったばかりの……物ですか?」
「うん、最新版のやつ」
調整中の機器から目を離さず、彼女は言った。
休日になると二人で工作をすることがある。機械を分解して、改造する……ある種メカニックの仕事にも似た趣味だった。
今日もグリーゼで一番新しい概念伝達機器が彼女の手の中で解体されている。
部屋のチェストに手を伸ばす。工具は一番下。
本人から言われて開けるのになぜか、躊躇いがある。普段から隠し事の多い彼女が、僕のことを勝手に引出しを開けても構わない……と認識している。
そう浮かれて少し、工具を取る手を止めて引出しの中を眺めて。
happyleaf428
DOODLE創作キャラのグローブや靴のデザインの詳細メモ(?)ができるような、手と足の素体を作ってみた。グローブの紋章(エンブレム)の素材は【https://www.pixiv.net/artworks/41047931】から拝借しました。 2
ヴォカラヴ
DOODLEマスクドクリームソーダとリリィハーレムクイーン変身能力が暴走して身動きがとれなくなった怪人ハーレムクイーンをかかえて脱出するスーパーヒロインマスクドクリームソーダ
っていうなんかうとうとしながら頭によぎった単発ネタ。
act243129527
DOODLEグレムル前提のヒスムル(仮)13話かぜっぴきヒース
ヒスムル(仮)13話朝、私はヒースクリフが咳き込む声で目を覚ました。
廊下に出るとリビングで寝ていたグレゴールとヒースクリフの会話が聞こえて来た。
「あんやぁ……熱出てるなぁ。」
「う……まじか……」
「薬あるかな……お、」
リビングに入る一歩手前で立ち止まっていると、グレゴールと目が合った。
「……風邪をひいたのか?」
「ああ。まあ、ただの風邪……だと思うんだけどな。家に薬あるか?」
「解熱剤と咳止めがある。貴方は氷嚢を作ってくれ。」
「はいよ。」
昨日のグラタンを温め、解熱剤と咳止めと一緒にヒースクリフの下へ持って行った。
「食欲はあるか?」
「まあ……頭がぼーっとしてるだけで腹は減ってるな……」
「なら、食べられそうなだけ食べておきなさい。食べ終わったら薬を飲んで……」
6568廊下に出るとリビングで寝ていたグレゴールとヒースクリフの会話が聞こえて来た。
「あんやぁ……熱出てるなぁ。」
「う……まじか……」
「薬あるかな……お、」
リビングに入る一歩手前で立ち止まっていると、グレゴールと目が合った。
「……風邪をひいたのか?」
「ああ。まあ、ただの風邪……だと思うんだけどな。家に薬あるか?」
「解熱剤と咳止めがある。貴方は氷嚢を作ってくれ。」
「はいよ。」
昨日のグラタンを温め、解熱剤と咳止めと一緒にヒースクリフの下へ持って行った。
「食欲はあるか?」
「まあ……頭がぼーっとしてるだけで腹は減ってるな……」
「なら、食べられそうなだけ食べておきなさい。食べ終わったら薬を飲んで……」
abicocco
PAST※ノーマルEND軸革命後レムラキ。交際を始めた途端好意を隠さなくなったレムの態度に戸惑うラキの話。
過剰表出「ここ最近の君の態度に僕はどう向き合うべきなのか、正直考えあぐねている」
自身の考えを述べる際、その大体が結論から入る人の口から出た発言にしては珍しい、ラキオさんらしくなく要領を得ない言葉に不意を突かれた僕は狼狽の色を隠せなかった。
僕が長い間自分の中に留め続けてきた恋心をラキオさんに打ち明けてから——正確には気持ちを言い当てられ白状せざるを得ない状況に追い込まれてから——ひと月。未だに信じ難いことだけれど、ラキオさんは僕の告白を受け入れてくれた。恋人になったからと言って見返りを求めるつもりはないし、汎性である相手に恋愛感情が芽生えることを期待しているわけでもない。ただ僕は、ラキオさんが僕の気持ちを否定せずに聞き入れてくれたことが何よりも嬉しかった。くだらないと一蹴することも、なかったことにして距離を置くこともできただろうに、そのどちらの方法も取らずに、かの人にとっては恐らく一番面倒で手のかかる選択をしてくれた。
3286自身の考えを述べる際、その大体が結論から入る人の口から出た発言にしては珍しい、ラキオさんらしくなく要領を得ない言葉に不意を突かれた僕は狼狽の色を隠せなかった。
僕が長い間自分の中に留め続けてきた恋心をラキオさんに打ち明けてから——正確には気持ちを言い当てられ白状せざるを得ない状況に追い込まれてから——ひと月。未だに信じ難いことだけれど、ラキオさんは僕の告白を受け入れてくれた。恋人になったからと言って見返りを求めるつもりはないし、汎性である相手に恋愛感情が芽生えることを期待しているわけでもない。ただ僕は、ラキオさんが僕の気持ちを否定せずに聞き入れてくれたことが何よりも嬉しかった。くだらないと一蹴することも、なかったことにして距離を置くこともできただろうに、そのどちらの方法も取らずに、かの人にとっては恐らく一番面倒で手のかかる選択をしてくれた。
せり@グノ専
DONE⚠️オリ主 レム主♀です。ノマエン後のグリーゼ前提、付き合ってる時空
油断禁物でお願いします「とにかくいつまでも玄関に突っ立ってないで入ったら?」
「………………」
どうしてこんなことになってしまったんだろう。
一歩足を進めることすらできずに立ち止まっている。
突然の雨に降られて、走っていたらスズさんに呼び止められてここにいる。
状況はシンプル。
けれど図々しく上がり込むには躊躇いがあった。
――だって彼女の部屋に来たのは、はじめてだ。
僕とは違う区画に暮らしている彼女のところに立ち寄る言い訳がどうしても見つからなくて。
不意打ちのようにして上がり込む寸前の部屋の様子をどうしたものか、と眺めている。
機能さえあればいいみたいな整頓された空間だ。雑貨屋で小物を見るのがあんなに好きなのに小物は置かれていなくて、シンプルな室内だった。
988「………………」
どうしてこんなことになってしまったんだろう。
一歩足を進めることすらできずに立ち止まっている。
突然の雨に降られて、走っていたらスズさんに呼び止められてここにいる。
状況はシンプル。
けれど図々しく上がり込むには躊躇いがあった。
――だって彼女の部屋に来たのは、はじめてだ。
僕とは違う区画に暮らしている彼女のところに立ち寄る言い訳がどうしても見つからなくて。
不意打ちのようにして上がり込む寸前の部屋の様子をどうしたものか、と眺めている。
機能さえあればいいみたいな整頓された空間だ。雑貨屋で小物を見るのがあんなに好きなのに小物は置かれていなくて、シンプルな室内だった。
にちまい
SPOILERレムナントお月さま満ち欠けメモと伊織くんの不穏関係ネタバレです
2周目時系列順にお月さまが視界にはいりましたらスクショしております(抜けがあるかもです)
🌕️セイバーと運命的な出会いをする満月の夜から 140
abicocco
PAST※ノーマルEND軸革命後交際中レムラキ食事と口内炎とキスの話
舌先の警鐘 卒業研究のメイン題材に選んだ銀の鍵の実物を引き取るため生まれて初めて国外へと出た僕は、この世にはまだ食事という行為に執着している人類がこんなにも存在するのかと、自国とのギャップに随分驚かされたものだ。グリーゼでは主流とされている最も効率的なサプリ食が宇宙規模で見れば少数派に分類されることがどうにも解せなかった。一時滞在したルゥアン星系でも、そこで突如発生したグノーシア騒動から逃れるためにやむなく緊急乗船した古臭い宇宙船D.Q.O.でも、僕以外の人——人型ではない生物も一部混じっていたが、ここでは等しく『人』と表現することとする——は皆一様に提供された食事を何の抵抗もなく口に運んでいた。その中でも特に目についたのが今現在、ワケあってグリーゼで生活を共にしている男、レムナンだ。D.Q.O.でグノーシアの脅威から逃れることに成功した船長と船員を含む乗員十四名は、船内にグノーシア汚染者がいないことが確定された晩、その幸運を祝してささやかな宴を催すことにした。とはいえ、イートフェチではない僕は水の入ったグラスを片手に談笑し、一見無益な会話の中から普段関わりのない他星系人の生態や文化レベルの情報を探ることくらいにしか楽しみを見出すことができずにいたわけだけれど、今回の旅中で人の食事風景を見慣れ始めていた僕もその男の皿が視界に入ってきた時には流石にギョッとした。
7844せり@グノ専
DONE⚠️オリ主 レム主♀です。ノマエン後のグリーゼ前提、付き合ってない時空
たかが色程度と 他星系から取り寄せられた、珍しい水色の花。
そういえば彼女の目もこんな色をしていたっけ、と思い至った。
――でも後先も考えずに購入してしまったのは完全に浮かれていたと思う。
「だからって、こンなところに飾らないでくれる?」
「し、仕方ないじゃ、ないですか……!」
応接室のテーブルに花を飾った。わざわざ花瓶まで買ってきて。
「定期的に来客も、ありますし……応接室に花が、あったって……」
「フン、『客』ねぇ……相変わらず面倒くさいよね、君」
苦しい言い訳だと分かっているけど、どうしようもない。本人に贈るわけにはいかないのだから。
「――あれ? 珍しいね。なんかのお祝い?」
「! スズ、さん……!」
「お疲れ様。どうしたのこの花」
741そういえば彼女の目もこんな色をしていたっけ、と思い至った。
――でも後先も考えずに購入してしまったのは完全に浮かれていたと思う。
「だからって、こンなところに飾らないでくれる?」
「し、仕方ないじゃ、ないですか……!」
応接室のテーブルに花を飾った。わざわざ花瓶まで買ってきて。
「定期的に来客も、ありますし……応接室に花が、あったって……」
「フン、『客』ねぇ……相変わらず面倒くさいよね、君」
苦しい言い訳だと分かっているけど、どうしようもない。本人に贈るわけにはいかないのだから。
「――あれ? 珍しいね。なんかのお祝い?」
「! スズ、さん……!」
「お疲れ様。どうしたのこの花」
yururi_thyme
DOODLE1.お嬢様言葉縛りプレイしてるニンボク組とキリエ(オリ主)2〜 蛇足のレム主
この後キリエまでお嬢様言葉縛りしだしてカオスな事になる(しげみち、レムがツボって撃沈する中、淡々と華麗なプレイを魅せるジョナスがいそう) 3
熱い鉄を打てサークルページ
DONE【全文公開】鉄靴と鐙【フォルパイ】2017年09月10日発行 完売につき、全文公開
ファイアーエムブレムEchoesのフォルス×パイソン。フォルスを騎士にしたいのに、自分のほうが弓騎士になってしまって気まずいパイソンの話です。本編3章~4章くらいの時間軸ですが、本編のネタバレはほとんどありません。戦闘描写多めです。 20
I__B_gno
MOURNINGラ→レどうやって気にいったん……に悩んだ挙句「こういう宇宙があってもいいよね!」ということで書いたレムラキ(兼小説の習作)・くっついてない
・レ→←←ラ
・ステとレでほぼ喋ってるだけ
・ラはちょっとだけ出てくる
・ノマエン宇宙
・船の設備やぐり〜ぜ等に色々捏造あり
感情に名前はないもの そろそろ、皆様のお食事が済んだころでしょうか。片付けをしようとステラが食堂に入ると、そこにはまだ客がいた。声をかけようとして、その背中に逡巡する。その客人、レムナンはうつむき、皿の乗ったプレートを持ったまま立ち尽くしていたからだ。いつも自信のなさそうな姿が、今日はより一層小さく見える。その周りの空気だけ滞っているような気さえした。
あのルゥアンでのグノーシア騒動から数日経って、レムナン含め避難民の人となりを知る機会はあったが、彼がこんな場所に一人でいるのは珍しい。いつもは、もっと人気のいないところを好む少年だ。おそらく今も、動力室あたりで食事を摂った後、ここに食器を返しにきたのだろう。それでどうして今のような状況になっているのか、ステラには検討がつかずに首をかしげる。
6957あのルゥアンでのグノーシア騒動から数日経って、レムナン含め避難民の人となりを知る機会はあったが、彼がこんな場所に一人でいるのは珍しい。いつもは、もっと人気のいないところを好む少年だ。おそらく今も、動力室あたりで食事を摂った後、ここに食器を返しにきたのだろう。それでどうして今のような状況になっているのか、ステラには検討がつかずに首をかしげる。