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    イラン

    さらさ

    DOODLE前から言ってる余命宣告系ロイドのランロイ
    ロイド余命宣告→ランロイくっつく→ランディにバレる→別れ話
    の順番の予定。ランディがミリも出てこない序章です。続かない(私のデータは続くかもしれないが)
    別れ切り出しても看取ると言って譲らないランディまでは心の中で書きたい。
    「さて、話した通りだが……。私個人としてはこのまま入院を勧める」
    「結果は変らないんですよね?」
    「ああ。だが多少長らえる事は出来るが……どうする、ロイド・バニングス」

     ウルスラ病院のとある診察室。体に不調を覚え一度診て貰おうとやって来たのだが、状況は余りにも深刻だった。彼女――セイランド教授が言うにはそう時間が残されていないらしい。レアケースの病状である事、地下で潜伏していた頃には既に発症していた可能性。そして一部臓器に傷が見られる事を考えると一年持てばいい方だと言う。その上で彼女は問う、どうするのかと。だが結果が提示されている以上、ロイドの答えは一つしか残されていない。最期まで《特務支援課》の一員としてクロスベルの為に足掻き、支える事。その為ならこの命は惜しくないとさえ言える。その事を伝えれば、セイランド教授は呆れたように溜め息をついた。彼女もロイドを知って数年になるが、意思の固さはそれなりに知っていたし聞かされていた。最初から分かり切っていた答えであったとはいえ、医者としてはやりきれないのだが。
    1951

    さらさ

    DOODLEいい夫婦の日にかこつけて書こうとした一ミリも要素がないランロイ。「そのボトルはいつの日か」の二人が約束の指輪を買いに遠出をする糖度高めの話です(当社比)

    指輪は一応普段はつけていて、確実に戦闘があるような支援要請(手配魔獣とか)は外してチェーンを通して首から下げてます。それでも互いにグローブの下につけてるため余程の事がない限り気付かれない。



    えっちはありません。
    約束の輪は永劫に「二人とも、たまには遠出をしたらどうかしら?」

     ある夜、エリィから出た突拍子もない一言にランディもロイドも唖然とした。纏まった休みを取るのが中々難しい職であるし、更に特殊な部署ともなれば難易度が上がる。二人のデートスポットが近場になってしまうのも必然であった。故にデートする時間がなかったともなれば、エリィやティオ達がその時間を作ってあげたいと思うのも当然の事だった。帝国の占領下にあっても燻らせた想いが成就したのもつい最近の話だ。お泊まり前提のデートがあってもいいと思うのだ。

    「休暇は明日と明後日で既に申請済みですので、どうぞ心行くまでいちゃついてください」

    なんともまぁ投げやりで彼らも呆気に取られたが、滅多にない機会だからと二人で出掛ける事になった。
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