イヴェール
あおい
MOURNING夢小説。前回(https://poipiku.com/9047927/9631014.html )からの続き。SHK背景の、付き合って1か月くらいの出来事。
イヴェールが非常にめんどくさい男なので要注意。 5356
I4osrmm
DOODLE初期案では黒いヴェール被ってたんだけど(モブが出入りする教会の予定だったので)、モブの描写を排除した結果「無言なのに表情も見えないのはだいぶきつい。美形はなんぼ描いてもええですからね」となりヴェールはやめた。ichika__82
DONEうちの子討滅戦の導入部分。イヴェールが蛮神化するまでを書いてみました。蒼天氷結あの時、目の前で何が起こったか理解できなかった。
視界が紅で塗り潰され、前に居た彼がいなくなった。
あたたかな雫が顔や腕から流れるのを感じた。
どさり、ばしゃ、と耳障りのする音が響いた。
「………………ごめん、また、きみを……ひとりに……」
足元から聞こえる、聞き慣れた声。
どうして君は、私のことばかり守ろうとするんだ。
自分を大切にしなさいと君はいつも言うけれど、
それはこちらの台詞だ。
そう言い返しても、君はやれやれと笑うだけだった。
「──────イレール?」
動悸が酷い。声が掠れる。汗が頬を伝う。
『戦神の化身を名乗るなど、不敬にも程がある』
『猊下は何故このような存在をお認めになるのですか』
『あの者が戦神の守護者だと?あの暗黒騎士が?』
1281視界が紅で塗り潰され、前に居た彼がいなくなった。
あたたかな雫が顔や腕から流れるのを感じた。
どさり、ばしゃ、と耳障りのする音が響いた。
「………………ごめん、また、きみを……ひとりに……」
足元から聞こえる、聞き慣れた声。
どうして君は、私のことばかり守ろうとするんだ。
自分を大切にしなさいと君はいつも言うけれど、
それはこちらの台詞だ。
そう言い返しても、君はやれやれと笑うだけだった。
「──────イレール?」
動悸が酷い。声が掠れる。汗が頬を伝う。
『戦神の化身を名乗るなど、不敬にも程がある』
『猊下は何故このような存在をお認めになるのですか』
『あの者が戦神の守護者だと?あの暗黒騎士が?』
ichika__82
PROGRESS自機(イヴェール・シュヴァリー)の半生?を小説っぽく綴ってみることにしました。Suite de Azure-argente(仮) 『──これは「エオルゼアの英雄」、そして皇都イシュガルドで「蒼銀の竜騎士」と呼ばれた一人の男の記録である』
後になって見返しに誰かがそう加筆したらしいそれは、ちょうどアイメリクから「蒼銀の竜騎士」という位を叙された頃に書いたものだ。
ある日私は、終末の戦いの中で誰もが私に尋ねようとしたけれど口をつぐんでいた、私自身の過去について記録しておこうと思い立った。
「──そう言えば、聞こえは良いのだけれどな」
実際は遺言書のようなものだ。アイメリクやエスティニアンの過去に深く関わっている以上、彼らには私がどのような人物だったのか知る権利があると思う。だから一度だけ二人には話したことがあるが、きっと「暁」の仲間達も同じく、信頼を寄せた相手の素性を知りたいと思うのは当然だろう。
2130後になって見返しに誰かがそう加筆したらしいそれは、ちょうどアイメリクから「蒼銀の竜騎士」という位を叙された頃に書いたものだ。
ある日私は、終末の戦いの中で誰もが私に尋ねようとしたけれど口をつぐんでいた、私自身の過去について記録しておこうと思い立った。
「──そう言えば、聞こえは良いのだけれどな」
実際は遺言書のようなものだ。アイメリクやエスティニアンの過去に深く関わっている以上、彼らには私がどのような人物だったのか知る権利があると思う。だから一度だけ二人には話したことがあるが、きっと「暁」の仲間達も同じく、信頼を寄せた相手の素性を知りたいと思うのは当然だろう。