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    ウリ

    ankounabeuktk

    DONE両片思いの潜入捜査、というリク。

    【この話に含まれるもの】
    名前のあるモブ
    別パートナー描写
    ハピエン

    しばらく小説を書いてなかったので
    リハビリを兼ねて行き当たりばったりで書いたら
    やっぱりちょっと長くなってしまいました。
    プロットって大事だなあって思いました。

    結局日和ってR18のシーンはありません。
    行き当たりばったりだ!!!ってのがわかる展開です。
    対戦よろしくお願いします。
    お伽話の続きを【オル相】 会合というのは非常に面倒臭い。勿論情報はあるに越したことはないが、それと面倒ごとに巻き込まれる心労を天秤に掛けたらどちらが下がるか。
     答えは平行線のまま、相澤は今夜他人と恋人のふりをしてとあるパーティーに参加を余儀なくされている。
     他人と恋人のふりをするのは特に何の問題もない。特にこんなパーティー会場においては、別に軽く腕を組んで時折パーソナルスペースを無視するように近づいて髪についたゴミを取るような仕草をするくらいで済む。薬物や手が早い下世話なパーティーならばもっと現場はえげつないし、品のいい恋人のふりなどはそもそも求められない。
    「今日のパートナーが君で良かったよ」
     初老の紳士は白髪を染めて隠す気はないらしい。相澤は雑踏に掻き消されるだろうに、更に周囲に聞こえないような大きさでどうもと素っ気なく返事をし、車を降りてドアを開けるとエスコートのために手を差し出す。しかしながら、紳士はその手を取ることなく車から降りた。年齢の割にしっかりとした体格、相澤とさほど変わらぬ身長の男は宙に投げ出されたままの相澤の手を自分の肘に絡めるように回させた。
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    ゆめの

    DONEエアコレでのリクエスト企画です。

    「付き合っていないけれど両片思いの浮唯 ひょんなことからデートをすることになった話」というリクエストをいただきました。

    水族館に行くのは別のフォロワーさんとの会話からヒントをいただきました。

    では、どこまでも平行線な浮唯の世界へどうぞ!

    ※本文に書くのを忘れていましたが(おバカ)、舞台は大阪の海遊館周辺です
    今は交わらない音色だけど……5月のまだ完全には覚醒しきってはいないが、強くなってきている太陽の光の下で、朝日奈唯はヴァイオリンの演奏をしていた。

    スターライトオーケストラの次回演奏会では、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏する。
    ソロの箇所は十分にさらったつもりだが、やはり本番の空気に呑まれると何が起きるかわからない。
    そこで人目を意識するため、あえて人の多い場所で演奏することにした。

    ここは水族館が近くにあり、平日にも関わらず人が多く通る。
    大抵のものは唯の存在を無視するか一瞥するだけで終わるが、ときには熱心に足を止めて聞き入るものもいる。
    演奏会に比べてクラシックに詳しいものが少ないため、反応は如実に現れる。一音一音の反応を確かめながら唯はコンチェルトを弾ききった。
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