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    オタク

    ふう。

    DONE高峯翠誕生日おめでとう!
    ということで40000字超えの翠千小説を書いてしまいました。

    前半、高峯翠兼『みどちあ』オタクのモブ子視点のみどちあラジオ。後半は守沢先輩に振り回されつつ、そんな守沢先輩が大好きな高峯翠の話です。

    これからも君が素敵な仲間たちと共に成長していけますように。
    みどちあ一生一緒にいてくれ「お疲れ様でした〜!お先失礼します!」


    「お疲れ〜」と返すバイトの先輩の声に軽く会釈して、私は早足で従業員通路を通る。今日は何としてでも早く帰りたい。すっかり暗くなった夜道に数メートル間隔で街頭が辺りを照らしている。いつもなら疲れきった足取りで20分はかける帰り道を、今日は早歩きして10分で帰った。帰宅早々、テーブルの上に並べてあった夜ご飯をレンチンする。普段とは違うあまりにもテキパキとした行動に、まるで自分がロボットになってしまったようで思わず少し笑ってしまった。それもこれも推しのためだ。


    レンチンし終わったご飯をタオルを使ってテーブルまで持ち運び、椅子に座る。「いただきます」と小さく呟いてから温めた味噌汁を啜り、一息ついた。時計を見ると、時刻は夜の9時50分。あと10分だ。期待と緊張でドキドキしていて、呼吸が早まる。
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    むくのき

    MAIKINGたちばなくんがさくらちゃんのオタクになるまで、みたいなもの(アイプリver) 今後推敲、書き足してちまちまたちばなくんまわりのストーリーを出していく、かも!

    P.S.たちばなくんのPCをハッキングしてさくらちゃんの映像を流したのはえのきだしブレスを送りつけたのもえのき
    プロローグ -芽吹き アイプリ。画面の向こうの、永遠の憧れ。
     キラキラと輝くその人に、初めて見たその瞬間から虜になった。

     憧れ、といっても、自分もというわけではなくて。ただ勝手に励まされて、背中を押されて。しっかり、真っ直ぐに立とうと思えた。
     こちらが一方的に感謝しているだけ。貰ったものを返そうとしているだけ。
     
     
     それは突然だった。
     母のお下がりの古いPCが、エラーを起こすのは常だ。その日もそうだった。でもそれは、何かの間違いだなんてとんでもない、輝かしい奇跡。僕は、星に出会ってしまった。
     
     アイプリバースデー。その名前は後から知った。その時は存在すら知らなくて、何か変なサイトにアクセスしてしまったのかと焦ったものだ。でもそんなことがどうでも良くなるくらい、その人は美しかった。長い髪を優雅に靡かせるその姿に一瞬で心を奪われた。目が離せなくなった。───そして、画面の向こうの彼女と、確かに目が合ったのだ。
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