ガロ
triangle_sak
MOURNINGいつかの無配にした一般人フィ(大学教授)×アイドルファ(???)のお話です。フィガロがずっとオタク。モブの女の子が出ます。設定違うとはいえ公式芸能パロに焼かれて続きが書けなくなるかもなので先に供養します。
推しより先に死にたくない! あなたの好きなものを教えて、と言われて、そのとき思いついたものを伝える。車内に響くラジオがタイミングよくいい感じの曲を流していると、これなんていい感じだよね、と便乗して。こちらがハンドルを握っているというだけで容易くそこそこのムードを作り出せるのだから、それで十分だった。
しかし後日、「あれを聴いた」「同じ歌手の他の曲を聴いた」などと報告されたって、反応に困る。添えられる感想が、ほとんどの場合自分が抱いた所感の熱量を上回っているからだ。
だから、良くないことだとわかっていて、ああそう、と生返事をするたびに、好きなんじゃなかったの、と怪訝な顔をされる。そういった些細なことがきっかけになって、関係に亀裂が入って。弁明に力を尽くしてまで繋ぎ止める気力はないので、去っていく背中を追ったことはない。あまりにもろくに続かないものだから、最近はもうめっきり枯れ気味だ。
9099しかし後日、「あれを聴いた」「同じ歌手の他の曲を聴いた」などと報告されたって、反応に困る。添えられる感想が、ほとんどの場合自分が抱いた所感の熱量を上回っているからだ。
だから、良くないことだとわかっていて、ああそう、と生返事をするたびに、好きなんじゃなかったの、と怪訝な顔をされる。そういった些細なことがきっかけになって、関係に亀裂が入って。弁明に力を尽くしてまで繋ぎ止める気力はないので、去っていく背中を追ったことはない。あまりにもろくに続かないものだから、最近はもうめっきり枯れ気味だ。
カノエ
MAIKING厄災を倒した後その場からも皆の記憶からも消えてしまった晶をフィガロが(賢者とは知らず)偶然拾ってなんやかんやいい感じになる予定の話のプロローグです。
すごく少し
霜天に星 雪というのは存外質量を持つものだ。
北の国で生まれ育った生き物にとってはわざわざ確認するまでもないそんな事実を改めて実感し、フィガロは無聊に目を細めた。
立ち入った頃には儚ささえ感じさせる粉雪だったものが、北端に近付くにつれ段々と激しさを増していく。無遠慮な吹雪に晒される、冷たい北の空を飛ぶ感触を懐かしんでいたフィガロだったが、さすがにそろそろ煩わしくなってきた。
──まったく、面倒な事だ。
本日何度目かもわからない溜息を零しながら、小さく呪文を唱えて叩きつける雪の欠片を掃う。
そもそもの発端は、どこからかネロを連行してきた双子がどうしても星屑糖を使ったチュロスが食べたいなどと言い出したことだ。厄災を倒し自由の身になった後は東の国で料理屋を開いたのだと聞いていたが、当たり前のように双子に所在を把握されているというのはもはやかける言葉もない。
2394北の国で生まれ育った生き物にとってはわざわざ確認するまでもないそんな事実を改めて実感し、フィガロは無聊に目を細めた。
立ち入った頃には儚ささえ感じさせる粉雪だったものが、北端に近付くにつれ段々と激しさを増していく。無遠慮な吹雪に晒される、冷たい北の空を飛ぶ感触を懐かしんでいたフィガロだったが、さすがにそろそろ煩わしくなってきた。
──まったく、面倒な事だ。
本日何度目かもわからない溜息を零しながら、小さく呪文を唱えて叩きつける雪の欠片を掃う。
そもそもの発端は、どこからかネロを連行してきた双子がどうしても星屑糖を使ったチュロスが食べたいなどと言い出したことだ。厄災を倒し自由の身になった後は東の国で料理屋を開いたのだと聞いていたが、当たり前のように双子に所在を把握されているというのはもはやかける言葉もない。
nukabosi
DONEWEBオンリー「月が綺麗でしたね」用展示です。※既刊の後日譚です。単独では読めません。フィ+晶♀の逆トリ「きみは世界の真ん中さ」をご覧いただいてからお読みください。
https://www.pixiv.net/artworks/127280364
フィガロの死に際にブラッドリーが訪問してくる話です。
約束の果て フィガロの診療所は今も湖のそばにあった。
人口の増えた街が交通の要所沿いに移ったこともあり、患者の受け入れはしばらく前からやめていた。今はむしろ魔力を失いつつあるフィガロ自身のための療養の場になっている。人が訪ねてくるのは大好きだったから、手紙を受け取ったり相談事を聞いたりは続けている。ルチルもミチルも毎日のように遊びに来ていた。
春の真昼。草むらは海のように、湖面は星のようにきらめいている。その上を強い風が渡っているのだなと気づくころには、窓から花の香りがカーテンを巻き上げながら入り込み、ベッドから立ち上がれないフィガロの全身をやさしくなでた。南の精霊も変わらずフィガロのそばにいた。
近ごろフィガロは体を休めている時間が長くなった。そんなときはこうして草原が光る面を変えながら輝きの波を届けてくるのを飽きもせず眺めていた。だからその脚にもすぐに気づいた。晴れた空気を迎えるために開け放たれた窓から割り込むにはいささか不釣り合いな黒い脚。夜みたいにきらめくよう手入れされた革靴を履く男なんて南の国にはいない。男の服に染みこんだ煙の臭いのせいで春めいた部屋の空気が乱された。異質な訪問者が白黒の髪の下から傷だらけの顔をのぞかせた。男はブラッドリー・ベインだった。
3070人口の増えた街が交通の要所沿いに移ったこともあり、患者の受け入れはしばらく前からやめていた。今はむしろ魔力を失いつつあるフィガロ自身のための療養の場になっている。人が訪ねてくるのは大好きだったから、手紙を受け取ったり相談事を聞いたりは続けている。ルチルもミチルも毎日のように遊びに来ていた。
春の真昼。草むらは海のように、湖面は星のようにきらめいている。その上を強い風が渡っているのだなと気づくころには、窓から花の香りがカーテンを巻き上げながら入り込み、ベッドから立ち上がれないフィガロの全身をやさしくなでた。南の精霊も変わらずフィガロのそばにいた。
近ごろフィガロは体を休めている時間が長くなった。そんなときはこうして草原が光る面を変えながら輝きの波を届けてくるのを飽きもせず眺めていた。だからその脚にもすぐに気づいた。晴れた空気を迎えるために開け放たれた窓から割り込むにはいささか不釣り合いな黒い脚。夜みたいにきらめくよう手入れされた革靴を履く男なんて南の国にはいない。男の服に染みこんだ煙の臭いのせいで春めいた部屋の空気が乱された。異質な訪問者が白黒の髪の下から傷だらけの顔をのぞかせた。男はブラッドリー・ベインだった。
14級
DOODLE色んな場所で描いたサガロス1:ギリシャのデータが見当たらなかったから違う国の14歳男子平均身長体重調べたらまんま星矢さんの数値だった
2:この2人が職場でサカるわけないだろという気持ちとこの2人は背徳的なシチュが似合うよという気持ち
3:昔描いた謎のリーマンパロの続き
社会人で兄弟で暮らしてるって珍しいよなと描いてから思ったけどみんな同じ会社の社員て設定だからいいや 7
@otete_8
DONEソファと棺桶13展示漫画①※メリバ/バドエン
※ドラがロナへ心臓を預けた後ロナがドラの存在を認識できない状態になっていたら、という捏造設定が前提にあります
ロナがドラへ片想いを拗らせて見た夢だったらいいな。でも実は両片想いだったらいいな 2
htr_wiwi
PASTエワ即売会(11)WEB再録①「おれはなにもしらないけれど」2023年発行
影犬のデート?を目撃してしまう若村の話です。
色々判明する前に描いたものなので犬飼くんがろっくん呼びしてますが、多分麓郎呼びの前段階にろっくん呼びは絶対挟まったし、今でも使い分けてたらいいなと思います。麓郎呼びの犬くんもまた描きたいです。 17
ぶりっつ
DOODLE【誰がロックを殺すのか】ネタバレ無し!The Flukes
アー写の話でなんとなくほわほわ……と………………
お目汚し失礼します……深夜だしいいかなって……イメージです、イメージ
めちゃくちゃ二次創作なので全然違うのがあっていいしぶりっつの構図力のなさが露呈しまくっているすみません
gogo_ni_okiru
DOODLECoC『誰がロックを殺すのか』KP / しゃけさん
HO1 神子沢 裕之 / お天気さん
HO2 四天王寺 ロウ / なむ
HO3 枡 紬希 / そめ
HO4 鵺暮 アシド /にし
全生還
sk_ueno
DOODLEスケベテキスト書いてると時々小っ恥ずかしくなって筆が止まっちゃうので息抜きで書いたシャア+にょたシャリ(貧乳)+ドレン+マリガン+モブの会話文シャアがロリコン扱いされて世界線は収束する…… 742
こいつ
DOODLE全裸密着成人男性(ジェイさんとマルタンさん)がいますが元ネタがロマコメ映画(よくわからん)の宣伝写真だからBLではないってワケ宣伝のために身体張ったのに悲しいほど萌えない呼ばわりされるおじさんがみたくて……もちろん2人が本気を出せば萌えるよ(?????)
🔑ジェイさんのとこの国名
nkgm_y
DONE「誰がロックを殺すのか」ネタバレなし落書き漫画。
マコはグルーヴを感じると性的に興奮する性癖持ちで、ウィンドフォールズと同じく自バンドも推してる奴です。
そしてニタさんの探索者紹介で「君たちは100%唇を奪われています。ライブ後とかに」と説明を受け、
じゃあマコはライブ後でムラムラしてる時に推しからキスされる事がある…ってこと!?
と頭を抱えてしまったので描きました。
見てくれてありがとう。 5
dressedhoney
DOODLEツンケンデヴィンがロジェールに絆されるまでの話。Pixivに投稿済みのものと同一です。
前半がデヴィロジェで後半がダリロジェ。
多分Dロジェの道が違えずゆくゆくはロジェールが双子を同時に覚醒させる方法を解き明かす世界です。
加えてDとロジェールが正反対に描写されているのならロジェールは仲の良くない兄がいたのかもな~という設定の下書かれています。
つまり好き勝手書いています。大丈夫な方のみどうぞ。
瞼裏の憧憬 Dが物言わぬ姿となり、二日が経った。色素の薄い柔らかな髪が、閉じたままの白い目元に掛かっている。傍に腰を下ろすロジェールは、グローブを外した手の甲でそっと血の気の引いた頬を撫でた。
――死んだわけではない。円卓のベッドに横たわる体は小さく上下していたし、触れれば僅かに温かかった。眠っている。彼は丸二日、昏々と、深い眠りに沈んでいる。細く長い溜息と共に、尖り帽に垂れる輝石が揺れた。
切っ掛けは二日前の地下墓での出来事だった。狭い通路でインプとやりあっていたあの日。罠を挟んで牽制しあっていたが、悪鬼の投げたガラス片が近くの石像を倒し、カチリと嫌な音を鳴らした。予想外に発射された数多の槍は敵を殲滅し、残った数本がロジェールに迫る。それをDが咄嗟にかばったのだ。矢程度なら鎧で防げたが、生憎と地下墓の守りは甘くない。
13151――死んだわけではない。円卓のベッドに横たわる体は小さく上下していたし、触れれば僅かに温かかった。眠っている。彼は丸二日、昏々と、深い眠りに沈んでいる。細く長い溜息と共に、尖り帽に垂れる輝石が揺れた。
切っ掛けは二日前の地下墓での出来事だった。狭い通路でインプとやりあっていたあの日。罠を挟んで牽制しあっていたが、悪鬼の投げたガラス片が近くの石像を倒し、カチリと嫌な音を鳴らした。予想外に発射された数多の槍は敵を殲滅し、残った数本がロジェールに迫る。それをDが咄嗟にかばったのだ。矢程度なら鎧で防げたが、生憎と地下墓の守りは甘くない。
マツリ(卓報告)
MEMOCoC6 誰がロックを殺すのかKP:ミナモ様
PC/PL
HO1(リーダー):華崎 真央(かざき まお) 【Gt.Vo.】/らむべりーらいみ様
HO2(作詞作曲):ORUHA/紡音 織葉(つむぎね おるは)【Ba.】/マツリ
HO3(TWFの熱狂的ファン):寺澤 唯志(てらさわ ただし)【Dr.】/ソエ様
HO4(音楽の才能):新才 昴(あらざい すばる)【Kb.】/あま様
akisaki
DOODLE2025.02.202025.02.27
あげてなかった落書きたち。
1枚目は2ヶ月ぶり起床が嬉しすぎてアーカイブ見返してWiki書きながら描いた。
2枚目はflmくん1周年の時に描いた絵がロード画面に採用されて嬉しくて描いた。
どちらも「嬉しい」に突き動かされて描いたんだなぁ。少しは絵描きに足を突っ込み始めてるのかしら、なんて思ったりする。でも絵を描くたびに字書きだなぁって感じるから不思議。 2
zare_trpg
INFOCoC『diva_diva』KP:戯
PL/PC:
HO1: さこく/デスプッティ
HO2:やいたおもち/フィガロ
HO3: べに/フゥ
2025/03/02
──全生還にてシナリオクリア
諸々偉すぎてほぼRTA!!
hinahina_giku_
PAST始めて描いたまほやくの絵!フィガロが描いてみたいと急に思い立って描いた絵。自分の描いた絵をインターネットに投稿したのはこの絵が初めて。この絵でおかげで今絵を描いてる自分がいる…hinaterukure
SPOILERCoC『誰がロックを殺すのか』クリア記念小説です!月下目線です。あの時焦りすぎてRPする余裕がなかったけど、こんなシーンがあれば良いなって思って……(※ネタバレにつき現行・未通過❌)pass:🌙 4272
triangle_sak
DOODLE🐱🐱🐱日(2/22)フィガファウ魔法舎 付き合っている フィガロの様子がおかしい
🐱🐱🐱 にゃあにゃあと鳴く必要はない。ファウスト! 大好き! そうやって、調子に乗って口に出すだけで、叶う。魔法とはなんて便利なものなんだろう、なんて、とぼけたことを思ってみる。
鳴らした喉をくすぐってくる指先に身を任せていると、気分も上々になってきて、もっと甘えてやろうと思う。サービスだと言わんばかりに惜しげもなく声を出し続ければ、穏やかな眼差しに滲んだ慈しみが、より深くなる。俺もファウストも気分が良くなる、好循環だった。
赤子の手を捻るよりも容易い、自身の姿形を変える魔法。俺が本気を出せば、相当、精巧に仕上げることができるから、想い人の望む姿で近づいて、正体を隠したままで触れ合うことなど造作もない。ごろごろにゃーん。ファウストには、俺が発する言葉なんてその程度に聞こえていることだろう。
3601鳴らした喉をくすぐってくる指先に身を任せていると、気分も上々になってきて、もっと甘えてやろうと思う。サービスだと言わんばかりに惜しげもなく声を出し続ければ、穏やかな眼差しに滲んだ慈しみが、より深くなる。俺もファウストも気分が良くなる、好循環だった。
赤子の手を捻るよりも容易い、自身の姿形を変える魔法。俺が本気を出せば、相当、精巧に仕上げることができるから、想い人の望む姿で近づいて、正体を隠したままで触れ合うことなど造作もない。ごろごろにゃーん。ファウストには、俺が発する言葉なんてその程度に聞こえていることだろう。