「その件は私から」
　役人たちからビクトールへの質問に、フリックが応えた。白いシャツにタイをゆるく結んだ格好は居並ぶ役人たちとそうは変わらない。居心地の悪いふかふかの椅子から立ち上がる様をなんとなしに見上げていると、フリックの指先が会議の進行を示すかのように書類の一点をさした。
　その間も、ミューズへの報告はよどみなく続いていく。
　まったく何をさせてもそれなりに取り繕ってしまう男だ。
　傭兵隊とてミューズの正式な組織の一部だ。定例会議への出席は義務付けられている。毎月何を成し、いくら金を使い、次に何を行うのか。自分たちの存在意義は自分たちで示さなければならない。
　面倒この上ない。だからと言って、出席しなければ自分たちを推したアナベルの名前に傷がつく。それもまたビクトールの本意ではなかった。

プチオンリー漫画進捗ログ１／２４日〜３／１６日

・１月２４日に表紙及び漫画制作開始

・調子乗って落書きしまくる

・桶狭間の戦い編、脅威の15ページ
信長が有名になった戦故、信長の頭のキレの良さをメインに描写。義元は信長を舐めてはいるが、ただの噛ませの立場ではなく、彼の「天下統一」の精神に若い信長が答えるような、これからの覚悟の強さを描写した。コンプラ(グロテスク表現ナシ)は守る。

・稲葉山城編は漫画やアニメに沿って描写。追加で内部工作する頭の回転の良さも描写。

・義昭上洛編。光秀との出会い。秀吉以外の家臣たちが本格的に登場。この間にも戦いは多いが尺の都合であっさり片付ける。

※ちなみに、この間はあまり記憶がない(このログを書き始めたのは３／１８日から)