Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    グレイ

    seiu_0428

    DONE一月ほど前に募集したリクです。お待たせしてすいません。『ビリー君がリヴァース家にお呼ばれしたと聞いて自分もうまいこと口実を作ってお邪魔し、その後も何かとグレイ君の家族と交流して外堀を埋めようとするフェイス君と、まさか自分が狙われてるなんて夢にも思わず『フェイス君と妹が互いに想い合ってる』と盛大に誤解してしょんぼりしつつ応援しなきゃと思おうとするグレイ君の両片思い』
    いつか、フェ視点の書きます
    応援しなければ、と思う。大事な人達同士なんだから。フェイスと妹が仲睦ましく歩いている姿を唇を噛みしめて見ていた。
     きっかけはフェイスがリヴァース家に遊びに来たことからだった。ホリデー中に訪れたビリーからグレイの父のレコードの話を聞いたらしい。なんでも今では珍しい物らしく父の許可を取ってから招待したのだ。父もグレイが同僚を連れてくると嬉々として準備していた。オフが重なった日は偶然祝日で、珍しいことに妹も在宅だった。
    『こんにちは。お邪魔します』
    フェイスは挨拶をして、わざわざ持ってきてくれたお土産を妹に手渡した。
    『これ、ノースのパティスリーのですよね。嬉しい!!』
    頬を赤らめて喜ぶ妹に胸の中で靄がかかった。タイミングよく、父が来てくれたからその日はそれ以上気にせずに済んだ。
    2490

    sika_um

    DONE現プロゲーマーに(腕前的な意味で)目付けられてるけどお友達になれて嬉しいグレイくんと気が気じゃなくて年相応が垣間見えるビリーくんのビリグレ。
    Everything to me! ここ最近ビリーの心中は摩擦を起こしヒリついていた。新しく覚えたマジックを見せたくてしょうがないのに、忙しそうにしている父は忙しそうにしていて。遠慮を覚えるような、焦燥に駆られるような。そういった久しい感覚に近いのかもしれない。
     しかし父ではなく恋人相手、素直に本人にぶつけるわけにもいかない為、言葉の矛先がふよふよと彷徨う。如何せん、当の彼に非はない、責めるわけにはいかないのだ。
     とある昼下がり、ビリーはいつもの様にSNSをチェックしていた。いつの時代も炎上は付き物だ、グレイの事も気を付けて見ているようにしているのは火種や厄介事の芽に目を光らせていて損は無いから。決して恋人に粘着するファンを炙り出すわけじゃない。そんな彼の投稿といえば、頻繁に行われる訳ではなく、偶に載せたと思えばゲームの攻略だったり、切り抜いたゲームのプレイ動画だったり。返信等は同業者のみだが、記の動画見たさに登録している人はやや多め。文句なし、円満な公式SNS運営と言えるだろう。
    5487

    ゆんゆん

    DONE・設定ガバガバなオメガバースパロのビリグレです
    ・後からグレイがアカデミー時代にモブから性暴力を受けた描写が出てきます
    ・時系列は10章後のつもりですが今後の展開と食い違う可能性があります。ガバガバ設定なので許してください。
    ・その他色々注意なので閲覧は自己責任でお願いします
    ガバガバースなビリグレ① 甘い、匂いが包む。

    橙色の髪を揺らしながら青年は顔を上げた。スン、と鼻を鳴らして空気を吸い込む。

    (甘い……?)

    首を傾げた。こんなに甘美に香るものが、この部屋にあっただろうかと。
    濃いオレンジ色のレンズ越しに辺りを見渡す。ルームメイトとも完全に打ち解けてゴーグルを外す頻度も増えたとはいえ、長年の癖はなかなか抜けるものではない。彼の視界は既に色づいた世界の方に慣れきってしまっている。そんなわけで今日もまた例に漏れず、彼は愛用のゴーグルでその瞳を覆っていた。
    横たわっていたハンモックから身を起こして一つ伸びをし、考える。
    自身の小綺麗なスペースに置いてあるものはだいたい把握している。ここにある甘いものといえばキャンディくらいであるが、どのフレーバーも自分が気になるほどの香りを発するものでは無いはずだ。
    3691