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    ケーナ

    たまぞう

    CAN’T MAKE龍神と人間のラブラブなお話。
    全年齢で書きたいという願望。
    司類前提のモブ類もあるけど未遂です。
    それらしい描写あります。
    誤字脱字は見逃してほしいです(笑)

    何でもオッケーな方のみどぞ!
    龍神司くんと人間類くんのネタ!文と設定を交えながら!
    ころころと場面が変わります。






    「んっ…う…………。……ここ、は…?」

    目を覚ますと真っ暗な闇が広がっていて、ひんやりとした空気が肌をちくりと刺す。僕は黒色に染まった空間で、何もないところにぺたんと座っていた。

    つい先程までショーの演出を考えていたのだけれど、少し眠気が襲ってきて、それから…、それから、あれ、どうしたっけ。

    必死になって記憶を辿る。目を覚ます前の記憶が酷く曖昧で、ここが夢の中なのか、それとも現実なのか、その境界が分からない。
    物音も聞こえないし、何も見えないため、漠然とした不安が襲いかかる。

    その時だった。

    「ーーーっ!!な、なにっ?」

    グイッと何かの力により、両腕が真上に引っ張られて、爪先立ちになる。腕全体に何かが絡みついているようだが、暗くてそれが何かは認識できない。とにかく動けるようにならなければと、自由になるための手掛かりを探して周りを見渡す。
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