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    ショート

    ぐみ助(フグミ)

    DONE可愛がる系のキスをするイチニゴ。が、書きたかったと供述しており……雰囲気でまとめました。SSS(スーパーショートストーリー)です。一瞬ですがメロメロってる2号がいます。
     日中でキスをせがんだり、不意打ちでキスをするのは2号だ。1号からは滅多にない。常にスーパーヒーローとして、ヘド博士のガンマとして行動している。2号もそのつもりでいるが、自分はちゃんと“隙を見て上手く息抜き”をしていると思う。それに対して1号は良しと思わないし、同調などしてくれない。まあそこが彼らしくて良くて好きで、そういう関係になったのだが。
     不満はないかと言われたら少し……? いや、ない。ないよ。だって1号は————


     皆、寝静まって真っ暗な夜。誰にも見つからない秘密の場所で、ガンマたちだけの時間が始まる。仰向けになる2号にそっと覆い被さる1号が、恭しくお手本のようなキスを落とす。真昼間に受けたお返しなのか、その倍の回数と愛を込めたものをくらう。決まってする場所が額、こめかみ、瞼、頬、首筋、そしてようやく唇。どこもかしこも甘く優しいのだが、とにかく長い。唇を押し当ててたっぷり数十秒かけ、離れたかと思えば角度を変えてまた同じくする。焦ったくてたまらない。丁寧に施された2号の体は弱々しく痺れて震え、電子回路中が1号のことしか考えられなくなる。
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    widow_kati

    MOURNINGブルーダーのショートエピが来ると聞いて。
    『ブルーダーがグイーデンに指導される側だった過去がある』の妄想をテキストにしました。
    ショートエピ見る前に書いているので、公式設定は反映されてないことを理解してからどうぞ。

    ※注意
    ・女安藤がいます(名前・セリフなし)
    ・ブルーダー→←女安藤が前提ですが、気配は薄め
    ・グイーデンとブルーダーに師弟風の気配あり
    ・クリストバルタスクネタバレ
    ミスルトウクヴァリスキャンプの一角から、歓声が上がる。

    キャンプを率いるクリストバルから熱く声をかけられているのは、エアリオタウンの悲劇を生き延びたアークスの一人。ネクス・エアリオ、レヌス・リテム、そしてアムス・クヴァリスを打ち破った話題の「星渡り」だ。


    いつの間にか賑わいに紛れ込んでいるコルクスは、豪快に笑いながら彼女の背中をバンバンと叩き、それをイングスタッドや周りのアークスたちが朗らかに眺めながら輪を作っている。

    その様子を、指導教官のグイーデンは遠巻きに眺めていた。

    なんでも、クヴァリスキャンプのアークス強化訓練の一環としてクリストバルが提示したミッションを、彼女が一番最初にクリアしてしまったらしい。

    彼女なら、あるいは彼女たちのチームや経験が豊富なアークスなら。やれるだろうと思っていたが、ここまで早いとは予想外だった。
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    天晴れさん

    DONE小話アーカイブその1【小話アーカイブ】
    頭を空っぽにして読むしょうもない話より。
    だいぶお馬鹿な話題の男光とネコチャン。
    コトに及ぶ前段階はさくっとこれでショートカットしましょう。
    明確なCP左右描写は無いので、光公/ひろ公/光ラハ/ひろラハ または各種リバーシブルでもお好きな組み合わせで脳内変換してお楽しみください()
    時間に追われず、気の向くままに。その先で偶然の出会いを楽しむのが冒険というものであり、その男の愛する生き方である。が、愛しく想う相手の元へ赴くとならば、それは一刻も早く一秒たりとも無駄にしたくはないものであった。
    それ故に、いつもなら予め連絡を入れたり帰還の予定を伝えておく事が多いのだが……たまには唐突に、互いの時間が空く事もある。今夜のように。

    こつん、と額を合わせる。絡む視線は穏やかながらもじわりじわりと熱を帯び始めていた。
    どちらからともなく触れるだけのキスをした所で。男はそのまま少しだけ身を引き距離を空ける。
    「んっ……?」
    いつものように、ここから徐々に互いの唇を食むように深まって溺れてゆく……と思っていたのに。空けられた身体の隙間に僅かな疑問をのせて緋色の耳がぱたりと動いた。
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