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    シーズン

    nishikokko

    MOURNING【背番号7】

    今日一日、哀しくて書きなぐりました。シーズン直前の引退のニュースは、何時までたっても慣れません。
    今、話題の映画が、テレビで初めて放映された1996年。
    私は色々あって、応援する野球チームを替えた。熱の入れ様は、その時々のライフステージで変わったが、何だかんだで現在も応援している。推しチームはひとつ追加されたが、それはここでは関係ないので省く。
    無駄にファン歴が長いと、過去にその背番号を付けた選手が幾人か浮かぶ。特に一桁の番号は、そのチームの主力や期待の選手に付けられることが多い。それは、横浜DeNAベイスターズも例外ではない。特に『7』は、過去に優良と言われた外国人選手や、タイトルを取った日本人野手が長く付けていた。彼らは、ヒットをよく打つという意味合いで『安打製造機』なんて言われてもいる。

    しかし、一昨年まで背負っていた選手は、正直、安打製造機には程遠かった。

    守備は良かった。けど、どんぐりの背比べから少し飛び出てる程度。打撃はそこそこ。二十代後半になると、徐々に落ちていった。顔はイケメンの部類らしいが、私の好みじゃない。髪型、色、ファッション、めちゃくちゃチャラい。特に髪はしょっちゅういじってて、そのせいなのか、最近、額の面積が広がりだしてる気もする。何度かフライデーされ 1558

    skyniguruma

    MOURNING次の冬シーズン始まっちゃうので去年の冬アイテム関連の小話を供養。

    この時はまだライ(後輩)生きてたんだよな…
    「あっ!師匠いつもと違うケープ!」
    星座板の方から上がった声にトリアは書庫へ向かおうとしていた足を止めた。振り向けば星座板の向こう、大きな岩の上から見慣れた星の子がこちらへ飛んでくるところだった。
    のばされた手を受け止める。一人、二人、
    「うわっ」
    お腹に飛びついて、三人。
    「なにしてんだよライ。トリアさんすみません」
    「大丈夫だよ。トト」
    ふわりと正面に着地して、四人。
    全員揃っているのを見るのは久しぶりだ。四人の顔を順番に見て、トリアは頬を綻ばせる。
    「みんな元気だった?」
    はい!と四人の後輩は口々に答えた。

    「師匠これもしかして冬のケープですか?」
    厚手の布を持ち上げてレナが首を傾げる。一緒に精霊を集めたこともあり、記憶に残っているのだろう。トリアが頷く。
    「そうだよ。ジャグリングの精霊さんのケープ」
    「わぁ!あったかそう」
    そう言いながらふわふわした裾を握るレナの横をすり抜けて、ライがトリアのケープに飛び込んだ。勢いよく鳩尾に頭をぶつけられたトリアが一瞬息を詰めたが、雀の子が気にした様子はない。しばらくケープの中でごそごそやって、やがてずぼっとトリアの胸のあたりからライが顔を 1277