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    ジェイド

    葉づき

    DONE #葉づきエアスケブ小説企画
    ニンコパ会場でのリクエストありがとうございます!

    リクエスト:「嫉妬」 アズ監 ジェイ監
    アズールジェイドとの事だったのでこの2人とサンドにしました!
    「僕、監督生さんに告白しようと思うんです」

    ジェイドに告げられたその一言に僕は思わず低い声で「は?」とだけ返した。ドクドクと鼓動が煩い。心拍数が上がって、喉が乾いていく。目の前のジェイドはニコニコと笑みを深くして未だに薄ら寒い笑みを顔に貼り付けている。

    「……何故僕にそんな事を言うんですか」
    「いえ、一応あなたにも知っておいて頂こうかと」
    「どういう意味です? 勝手にしたら良いでしょう?」
    「えぇ言われなくとも勝手にはします。アズールはどうするんですか? まぁ僕としてはこのまま黙って諦めて頂けると一番嬉しいのですが」
    「……おまえ……」
    「ふふ、そんなに怖い顔をしないで。僕達、同じ陸のメスに恋した仲じゃないですか」
    「……知ってて僕を煽っているのなら、本当に良い性格をしていますね、おまえは」
    「ふふ、ありがとうございます」
    「褒めてない。……良いでしょう。お前がそのつもりなら僕だってあの人を手に入れてみせる。ジェイド、おまえにだって譲ってなんてやりませんよ」
    「そうこなくては。僕も絶対に負けるつもりはありません」

    ニヤリと笑うジェイドの眼光がギラリと鈍く光る。敵意に溢れたその顔は 1382

    葉づき

    DONEニンコパ エアスケブ小説企画
    リクエスト:ジェイドの寮服。モストロラウンジでいらっしゃいませ
    あぁ、監督生さん。ようこそモストロラウンジへ。いらっしゃいませ。さぁ、そんな入口で縮こまってなんていないで、奥にご案内致しますよ?」
    「あっ、はい……!」

    モストロラウンジ。落ち着いた青と紫をメインカラーにシックかつ洗練された内装。上品で上質はその空間。それはそこにいるお客の学生服が浮いて見える程。学園内にありながら、ここは単なる学生向けのカフェではない。それも当然だ。ここはあのアズール先輩が手掛けた紳士の社交場なのだから。

    是非居らしてください、と物騒な方のウツボの人魚の先輩がニッコリと微笑んで、私の手に半ば無理やり握らせたのはスペシャルドリンクセットの半額券だった。「監督生さんはまだ居らした事がありませんよね? サービスです。これを機会に是非」と笑みを深くされて、そのほぼ強制的なお誘いを私はおずと受け入れるしかなかった。私だって学園で人気のモストロラウンジには興味はあった。でも中々行く機会が無かったのは本当の事だった。……半額はでかい。結局私はジェイド先輩の願う通りの行動をする事になる。

    そして今、半額券を握りしめてモストロラウンジへ向かい、その内装と流れるジャズから醸し出さ 1367

    いこめ

    PROGRESS監ジェイ小説の進捗です。
    小説から一部抜粋。短くてすみません!
    タイトル未定。
    一万〜一万五千文字位の小説になる予定です。

    あらすじ
    「俺の話を聞いてくれませんか。ただそれだけでいいんです」監督生からの相談は、非常に単純なものだった。別世界から来たという監督生に興味を持っていたジェイドは、監督生との"お話会"を通して、彼の内面に触れていくことになるのだった。
    「お話会……ですか」
    「ええ。これから続けていくなら、何か呼称があった方が分かりやすくていいかと思いまして。契約、とだけでは、少々堅苦しいでしょう?」
     首を傾げる監督生。ジェイドが提案したのは、自分たちが交わした契約に呼び名を付けることだった。
    「それは良い提案だと思うんですけど、その呼び方、ちょっと子供っぽくないですか」
    「そうですか? 決して、監督生さんが子供っぽいから、というような思いで名付けた訳ではありませんよ」
     ジェイドは鏡のように、監督生の動きを真似して首を傾げる。その言葉が本当であれ嘘であれ、監督生の反応を楽しんでいることには間違いなかった。
    「僕達が話を聞くのですから、むしろ、監督生さんから監督生さんのことを教わっている、という風な解釈の仕方もできますね。よろしくお願いします、先生」
    「なんか嫌ですねその言い方! 絶対からかってるじゃないですか」
     ジェイドは監督生のツッコミを受けると、満足したようにくすりと笑った。
    「ふふ、冗談です。では、アイスブレイクはこの辺にして、本題に入りましょうか」
     今のはジェイドなりの雰囲気作りだったらしい。全くもってそうとは思えない 565