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    ジャミカリ

    testudosum

    MAIKINGジャミカリ。だいぶ前にツイートしたカリム褒め褒めジャミルの話です。例によって書きかけなのでこちらに。気が向いたら完成させます。「おはようカリム。起きてるか?」
    「ん、ん~……おはよ、ジャミル」
    「ああ、涎が垂れている。幼い子どもみたいでかわいいが、早く顔を洗った方がいい」
    「わかった……ん?」

    「カリム、聞いたぞ。魔法史の小テスト、満点だったらしいじゃないか。よく頑張ったな、流石カリムだ」
    「ありがとう! ジャミルがヤマを教えてくれたおかげだな! ……あれ?」

    「ほら、今日の弁当だ」
    「やったー! ありがとうジャミル! 今日も美味そうだな!」
    「……ふふ」
    「ん? 何笑ってんだ?」
    「いや、食べ方というか、所作が綺麗だと思ってな。ずっと見ていられる」
    「そうか? こればっかりは実家の教育に感謝だな」
    「いや、それもあるだろうが、俺はカリムの努力だと思うぞ。教育の結果だろうが、身に付いたのはカリムが頑張ったからだろう」
    「お、おう……」

    「ジャミルがおかしい」
    「え今更?」
     体力育成の授業中、短距離走のタイムの測定が終わって、残りの生徒を待っている時間に、カリムは最近の悩み事を打ち明けた。相手は、合同授業で同時にタイムを測ったフロイドである。芝生の上に二人で座り込んで、周りに聞こえないようにこっそり話し 5031

    百合子

    DONE2020/11/11

    ポッキーの日デュリド
    若干スカラビアの二人(ジャミカリ)でキス匂わせ
    部活動や各々のんびり過ごす放課後。馬術部が休みなボクは校則違反にならない速度で自分の寮へと向かう。さっき軽音楽部でもらったお菓子の箱を落とさないよう気を配りながら。イチゴ味のチョコがたっぷりかかった細長い棒状のお菓子。見たことがない物だった。ケイトの元へ書類を届けに行った際、軽音楽部の三人が食べてるそれは何?と訊ねてみたら、たくさんある内のひとつを分けてもらった。

    「リドルの初ポッキー、奪っちゃった☆ってことじゃな」
    「言い方いやらし〜。あっ、ついでにポッキーゲームもしてみたらどう?デュースちゃんとかさ!」
    「ポッキーゲームってあれか?二人でそれぞれ端っこ食べ進めるってやつ!この前ジャミルとやってみたら、うっかりキ、っむぐ!」
    「あははーカリムくん達はいつでも仲良しだよね!とにかく、デュースちゃんにポッキーの箱見せながら上目遣いでゲームしよっておねだりすれば大丈夫!二人で仲良く食べて!」
    「リドルの見た目なら、子猫のように媚びれば一発で誘いに乗ってくれるじゃろう。初々しい二人を見るとつい応援したくなるな…。ファイトじゃ。あっ、ついでにワシの手作り菓子も持っていくか」
    「なはは!お菓 2343

    yayoi1515

    TRAINING文字も投稿できると見かけたので試しに。

    現パロ社会人ジャミカリ。
    転生要素はありません。
    毎週金曜日の夜は定時で帰ることにしている。
    同僚は俺に彼女がいるとか恋人がいるとか勝手に騒いでいるが、ちょうどいいのでその噂をそのまま利用している。噂は半分当たりで半分ハズレだ。
    駅から徒歩五分圏内にそびえ立つ高層マンション。
    周囲にはコンビニもスーパーも揃っており、繁華街の中心地からは駅三つ離れているので治安も良く、住環境としては申し分ない。
    そんなマンションの、鏡のように磨かれて光っているエントランスの入口で、預かっているカードキーでオートロックを解除し、中に入るのも慣れたものだ。高速で静かに動くエレベーターの中で、食材が詰め込まれた不釣り合いなナイロン製のエコバッグを肩にかけ直す。
    軽いベルの音と共に扉が開いた。到着したのはマンションの最上階。
    廊下に敷かれた絨毯が足音を消すので、ただでさえ静かなフロアには何の音も響かない。
    重厚な作りのドアをカードキーで開くと玄関は真っ暗だった。
    手探りでスイッチを探し、手当り次第に明かりを付ける。電気代を払うのは俺ではないので遠慮なんかしない。
    辿り着いた先のリビングルームは散々な有様だった。
    空のペットボトルがテーブルにボーリングのピンのよ 1874