Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    ジャミカリ

    サブさかな

    MOURNING幾星霜の夜を越えて/ジャミカリ

    ※ボツネタを供養します
    ※マンガにするつもりで書いたネタメモであって、小説ではないです。
    ※全く調べておらず、ふわっとした気持ちで書いています。
    ところで。この遥かなる宇宙、人類が観測しうるのは僅か4パーセントとされている。

    「その中で、最も明るい星がシリウスって名前なんだろ?」

    教科書を片手にうんうん唸るカリムの横で、思わずため息が漏れた。スカラビアの夜はとうに更け、二人は机を並べて身を寄せ合うようにして勉強をしていた。その間を砂漠気候のぬるっとした風が吹き抜けていく。

    「シリウスを基軸にした占星術が出来るようになってから言ってくれ」

    カリムの集中力はとうに切れてしまったのか、先程からペンは紙の上を滑るばかり。意味ある文字列が綴られた形跡すらない。

    「なぁ、ジャミル」

    それは唐突だった。
    机の上で項垂れていたカリムは、その姿勢のまま顔だけこちらに寄越した。

    「休憩しようぜ」

    ーー

    「確かに!休憩は!承諾したが!!!これは無いだろ!これは!!」

    叫ぶのも無理はないと思う、少なくとも。誰が勉強の合間の休憩に、絨毯で飛び出でる奴がいると思う。

    「あっはっは!そんな事ないぜ!詰まったのなら実際に星を見れば分かるかもしれないだろ??」
    「ばかばか!星見て思いつくなら苦労なんかするか!こんな夜中に!薄着で来てしまった 1454

    testudosum

    MAIKINGジャミカリ。だいぶ前にツイートしたカリム褒め褒めジャミルの話です。例によって書きかけなのでこちらに。気が向いたら完成させます。「おはようカリム。起きてるか?」
    「ん、ん~……おはよ、ジャミル」
    「ああ、涎が垂れている。幼い子どもみたいでかわいいが、早く顔を洗った方がいい」
    「わかった……ん?」

    「カリム、聞いたぞ。魔法史の小テスト、満点だったらしいじゃないか。よく頑張ったな、流石カリムだ」
    「ありがとう! ジャミルがヤマを教えてくれたおかげだな! ……あれ?」

    「ほら、今日の弁当だ」
    「やったー! ありがとうジャミル! 今日も美味そうだな!」
    「……ふふ」
    「ん? 何笑ってんだ?」
    「いや、食べ方というか、所作が綺麗だと思ってな。ずっと見ていられる」
    「そうか? こればっかりは実家の教育に感謝だな」
    「いや、それもあるだろうが、俺はカリムの努力だと思うぞ。教育の結果だろうが、身に付いたのはカリムが頑張ったからだろう」
    「お、おう……」

    「ジャミルがおかしい」
    「え今更?」
     体力育成の授業中、短距離走のタイムの測定が終わって、残りの生徒を待っている時間に、カリムは最近の悩み事を打ち明けた。相手は、合同授業で同時にタイムを測ったフロイドである。芝生の上に二人で座り込んで、周りに聞こえないようにこっそり話し 5031

    百合子

    DONE2020/11/11

    ポッキーの日デュリド
    若干スカラビアの二人(ジャミカリ)でキス匂わせ
    部活動や各々のんびり過ごす放課後。馬術部が休みなボクは校則違反にならない速度で自分の寮へと向かう。さっき軽音楽部でもらったお菓子の箱を落とさないよう気を配りながら。イチゴ味のチョコがたっぷりかかった細長い棒状のお菓子。見たことがない物だった。ケイトの元へ書類を届けに行った際、軽音楽部の三人が食べてるそれは何?と訊ねてみたら、たくさんある内のひとつを分けてもらった。

    「リドルの初ポッキー、奪っちゃった☆ってことじゃな」
    「言い方いやらし〜。あっ、ついでにポッキーゲームもしてみたらどう?デュースちゃんとかさ!」
    「ポッキーゲームってあれか?二人でそれぞれ端っこ食べ進めるってやつ!この前ジャミルとやってみたら、うっかりキ、っむぐ!」
    「あははーカリムくん達はいつでも仲良しだよね!とにかく、デュースちゃんにポッキーの箱見せながら上目遣いでゲームしよっておねだりすれば大丈夫!二人で仲良く食べて!」
    「リドルの見た目なら、子猫のように媚びれば一発で誘いに乗ってくれるじゃろう。初々しい二人を見るとつい応援したくなるな…。ファイトじゃ。あっ、ついでにワシの手作り菓子も持っていくか」
    「なはは!お菓 2343