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    タイツ

    ゆき📚

    DONE【血界】【その手を掴む、】Smug bathroom
    気持ち的に【その手を掴む、】の諸々が落ち着いた後、みたいな気分で書いたのでサブタイつけたような形にしていますがそんな雰囲気はまったくないし、ただただ書きたいものを書いたって感じです。
    お風呂で二人が喋ってるだけ、好きなキャラにただただ会話をさせるのが好きな奴
    突然始まって突然終わります。後半直接的な言葉をレオ君が喋ってる部分があります。
    【その手を掴む、】Smug bathroom 君はありのまま過ぎる。だからこそ簡単じゃないなんて、思いもしなかった。


     【その手を掴む、】Smug bathroom
     

     「なんか今、無性に君を洗いたい」
     「はい?」
     某月某日ライブラ事務所、ソファに座って淹れたてのココアを呑もうとしていたレオナルドは自分に向かってそんな言葉を投げてきた上司の顔を見上げた。
     部下の顔を見下ろす上司、スティーブン・A・スターフェイズの表情は真意が読み取れない端正な顔立ちをただただ見せているだけで
     「何を?」
     「うん、自分も言いながらちょっと何言ってるのかわかんない」
     「いや、だったら言わないでください。胸に秘めておいてください」
     「しょうがないだろ、思って、口から出ちゃったんだから」
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    ナナシ/ムメイ

    DOODLE漫画サーガ版。気持ち竜隼が漂う。Gと真の間(じゃないとそんな事してる暇は無さそう)。エイプリルフールは70年代に既にあったし、バレンタインは東映版で書きかけたので。

    何も考えずに書いたらどうしてこうなったのか自分でもわかってないがまたいつもの芸風。
    ■ 卯月朔日年度末から年度始め、となればやる事も多い。
    朝も早くから研究室に籠って早乙女博士からも引き受けた書類を片付け、一息ついて時計を見上げれば昼も過ぎていた。そういえば食事を取り忘れていたと思い出した隼人は、郵便物を所内の係に預けがてら食堂を覗いてみようと腰を上げた。
    別棟に向かうため出た渡り廊下から見える空は晴れて、屋内に慣れていた目が一瞬の痛みを覚える。身にまとわりつく密室の滞留する空気を吹き流していくような風が涼しい。浅間山を目前に望む早乙女研究所周辺は桜が咲くにはまだ遠いが、すっかり春の気配であった。
    と、珍しい光景が隼人の目を引いた。怒ってむくれているらしい女の子と居心地悪そうな男の子と、その子に目を合わせて話しているらしい竜馬とそれを見ている子供たち。そういえば春休みに入り、度々早乙女家には元気の友達が集まっていた。なにがあったのかと少し近寄って様子を見れば、竜馬の声が耳に届いた。相変わらず静かに話していてもあいつの声はよく通ると隼人は思った。
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