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    ゆき📚

    ひっそりと文字書きしてる

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    ゆき📚

    DONE【ロ兄術】【恋愛初心者狂騒曲】Ⅳ・前編
    長くなったので前後編とわけました。
    初致しから約二週間が経った頃お互いに距離を測りかね、思考のすれ違いを見せる中とある任務で一泊二日の出張を二人でする事になり―
    ※呪いの話が出ていますがガバ設定もいい所です。
    ※原作軸設定で書いていますがそのへん雑、ご了承
    ※大丈夫、どんなものでもどんとこい!な方よかったら読んでやってください
    【恋愛初心者狂騒曲】Ⅳ・前編 「二回目ってどうやって誘ったらいいの?」

     高専内の廊下で珍しく神妙な顔をして「話したいことがある」と言ってきた五条に家入はその場で詳細を聞かず誘われるがままに居酒屋の個室に来た事をその時、少々後悔した。
     「知るかよ」
     心底どうでもいいという感情を込めて言えばテーブルを挟んで向かいに鎮座する五条が「真面目に答えてくれよ」と必死感を込めて叫んだ。
     そんな相手を無視するように家入はメニュー表を手に取りぱらぱらとめくる。奢ってくれるという言質は取っているので夕飯を済ませてしまおうと視線を動かしていると
     「ちょっと、硝子聞いてる?」
     「聞いてる聞いてる」
     「絶対嘘じゃん」
     唇を尖らしているのが長年の付き合いで見ていなくてもわかる。
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    ゆき📚

    DONE【ロ兄術】《60%の溶媒》
    ただただ二人がいちゃいちゃしてる話が書きたい
    そう思って書きたいとこだけ書いた話です。
    一応気持ち的に六十パーセントの沸点からいろいろあってこういう事になったみたいな感じで書いています。
    ※ただただ二人がちゅっちゅしてるだけ
    ※時系列とか諸々気にするな!書きたいとこだけ書いたんだ!
    ※大丈夫!どんなものでもどんとこい!な方よかったら読んでやってください
    60%の溶媒 今日と明日、相手が常にそばにいる事、遠出は禁止、その他いくつかの制約と五条悟の口利きで特別に外泊許可が下りた虎杖悠仁は七海建人の家に招かれていた。
     「すげぇ綺麗だね!広い!なんかナナミンの家って感じがする!」
     「そうですか自分ではよくわからないですが」
     きょろきょろと頭を動かしている様子は見知らぬ場所を冒険したいような姿にも見えてそんな彼を離れた場所で見つめながら七海の脳裏に五条の声が再生された。
     『いいよ、僕は君を信頼してるから』
     そう言って含みのある笑みを自分に向けてきた姿も同時に思い出す。
     今回の件でしばらくはうざいくらいに自分に絡んでくる画が容易に見える。
     そんな事を思い七海は気を重くしていると
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    ゆき📚

    DONE【血界】《眠れぬ夜は君のせい》
    9/20【STLO LOVE STORY】内のテーマ企画・stlo朝昼晩
    真夜中の体温をテーマにSSを書きました。
    休日前の深夜にうまいこと寝つけないスティさんとそんな彼を寝かせようとするレ君のお話
    ※基本ほのぐらい雰囲気です
    ※スティさんがマイナス思考に引っ張られてるよ
    ※大丈夫、どんなものでもどんとこいな人良かったら読んでやってください
    《眠れぬ夜は君のせい》 雨の音がする。
     浮上した意識の中で最初に思ったのがそれだった。
     眠気に半分以上意識が支配されている感覚にスティーブンはもう一度そのまま眠ろうとしてみるがしばらくしてゆっくりと目を開けた。
     耳に聞こえてくる水の音、どうやら結構な勢いで雨が降っているらしい。
     ふと自分の背中がひどく冷えている事に気がついてスティーブンはシーツを首元まで引っ張った。
     体温がこもるであろうシーツの中でどうしてこんなにも背中が冷えるのか一向に温まる気配の無い自分の背中にあぁやだな…とスティーブンは目を閉じて眉根を寄せた。

     こんな時には無理にでも起きたほうがいい
     頭はそう思っていても体が動こうとする気が無いのがわかった。普段の不摂生がここにきて響いているのを実感する。誰に言い訳するでもなくスティーブンは俺だって休めるものならしっかり休みたいよと口の中を力なく動かして閉じていた目をすーっと開けて室内の様子を見れば視界には暗闇しか映らず何が見えるでもないそれを確認してスティーブンはふたたび あぁ、嫌だ と心の中で呟いた。
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    ゆき📚

    DONE【血界】《KNOW EYE KNOW》3/8日開催のおでライ札幌に委託参加する予定でしたが当時の事情によりイベント自体が中止になってしまったのでよっしゃ、ここはいっちょスティレオ話を書いてひとり委託参加じゃ!!ってな感じで書いたやまなし・いみなし・おちなし!なお話です。
    大丈夫、どんなものでもどんとこい!な方よかったら読んでやってください
    《KNOW EYE KNOW》 自分の眼前を元は壁だった茶色い塊が通っていく
     スローモーションでその塊と塵たちがはっきりと見えるのは直前に訳あって神々の義眼と視界を共有していたから
     神々の義眼―それはこの世のすべてを視る事ができるもの
     それを持つのは、異界と現世が交わる元・紐育だった街、今はヘルサレムズロッドと呼ばれている、この場所ではあまりにも平凡すぎて似つかわしくない少年、レオナルドウォッチ
     「スティーブンさん!」
     「大丈夫だ、ザップッレオを安全な場所へ」
     指示を出しながら自分自身も安全な場所へと逃げる。その間に共有は消えていた。
     この街には三分に一度、いや一分に一度…言い出したらキリがない程、やっかい事には事欠かさない。大なり小なり常に騒がしいのがこのヘルサレムズロッドという街
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    ゆき📚

    DONE【sngk】【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅷ
    今回で一応最終回という風になっております。
    決めたら早いよ会社員、純粋猪突だ大学生、なんやかんやはなんやかんやです!な感じなっています。
    こんなに続くと思って無かったし書いている間に本編はえらい事になってて、いやはや…
    相変わらず諸々雑な感じですが
    大丈夫、どんなものでもどんとこい!な方よかったら読んでやってください
    【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅷ 「約束です。どんな形でもいいから守ってくださいね」
     そう言って笑ったあいつは結局俺を置いていった。
     初めからわかっていた結末なのに変わる事無く迎えたその事実に心はひどく冷え込んだ。
     みんなそうだと思って
     その考えは違うとすぐに否定し
     誰を責めればいいと思って
     誰を責める事などできない事だと言い聞かす。
     「約束ですよ」
     どうして俺を置いていく、置いて行かないでくれ
     
     *******
     
     「あれ?リヴァイさん?」
     自分の名前を呼ぶ声に顔を横に向ければ見慣れた人物と目が合って「やっぱりリヴァイさんだ」と改めて確認すると笑顔を向けてきた。
     「おぉペトラじゃないか」
     「どうしたんですか?あ、待ち合わせですか?」
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    ゆき📚

    DONE【sngk】【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅵ
    現パロエレリです。
    試される会社員、やっぱりテンパる会社員、若さと勢い!大学生!!
    そんな感じのお話です。いい加減いちゃいちゃ書きたいと思い最後のほうちょっとだけちゅっちゅしております。
    相変わらず諸々雑な感じですが
    大丈夫、どんなものでもどんとこい!な方よかったら読んでやってください
    【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅵ ゆるやかに街が暗くなれば反するように地上からそびえ建つ様々な人工物が人工的な明かりを灯していく。
     高層ビルの窓が不規則に四角く輝き、何かを宣伝するように緑と赤と青がびかびかと交代でリズムに合わせて光っているのが遠くに見える。
     リヴァイはそう言った人工的な明かりがあまり好きでは無かった。
     暗闇を照らす明るさは人間が発明した最高の科学のひとつだと思う。
     リヴァイはそんな事を考えながら空を見上げる。
     星が、見えねぇな
     心の中で呟きながら朝に見た天気予報を思い出す。今日は一日晴れ模様という事で確かに地下鉄まで歩く道すがらに見た空は小さな雲がいくつか浮かぶだけであとは青い色が広がっていた。
     そのまま夜になれば見る事ができるだろう星は
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    ゆき📚

    DONE【sngk】【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅳ
    続きました。現パロです。
    諦める事は無い大学生とその同級生&情緒ががったがたな会社員とその同僚があーだこーだとそれぞれ話しております。割合的には社会人組の比率が高いです。
    相変わらず諸々雑な感じですが
    大丈夫、どんなものでもどんとこい!な方よかったら読んでやってください
    【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅳ 自分の頬に触れたまま静かに泣くその人をただ見守る事しかできなかった。
     「すまない」
     時折落ちる雫に気がつかなければ泣いているのかも分からない程に静かに泣くその人は今どんな顔でその雫を零しているのだろう。
     なんと声をかけたらいいのかそもそも声をかけてもいいのか
     こんな時、きっと名前を呼ぶだけでも何か、
     何か目の前のこの人の涙を違うものにしてあげれたんじゃないのかと
     そう思うのは傲慢なのだろうか
     
     *****
     
     「エレン」
     講義の終わりを告げるチャイムの音が鳴り、静かだった教室内が波の様にざわつき生徒たちが散り散りに教室から出て行く中まったく動く様子も見せずぼんやりとした表情のまま固まっているエレンに隣に座って同じ講義を受けていたアルミンは心配の眼差しを彼に向けながら恐る恐る肩をポンとたたいてもう一度名前を呼んだ。
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    ゆき📚

    DONE【sngk】【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅱ
    続きました。現パロです。
    現世では感情豊かに生きていて欲しいという作者の願望がにじみ出ているのでキャラが崩れてる感あります。
    あとエレリと言っていながら今回はほぼハンジ&リヴァイがメインのような感じになってます。
    相変わらず諸々雑な感じですが
    大丈夫、どんなものでもどんとこい!な方よかったら読んでやってください
    【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅱ 「えぇッ!?エレンに会ったの?」
     某月某日、とある大手企業会社の一室にてリヴァイは大声を出した相手に睨むような視線を向けながら耳を塞ぐ仕草をしてみせた。
     「うるせぇぞハンジ、ボリューム落とせ」
     「ごめんごめん」
     ハンジと呼ばれた女性は快活な笑みを見せながらそう言うと座っている椅子の背もたれにぐっと寄りかかるようにして普段使っている作業机からノートとペンを取り出した。
     「同じ地域にいたんだね。すごいじゃん」
     「あぁ」
     「元気そうだった?どこで見たの?」
     「エルドとペトラがやってるパン屋の前で雨宿りしてた」
     「そうなの?え?え?話しかけた?彼リヴァイの事―」
     「覚えてなかった」
     ハンジが言い切る前にリヴァイはそう言うともう一度「覚えていなかった」
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    ゆき📚

    DONE【sngk】【ジェリーフィッシュが解ける頃】
    10周年記念キャンペーンで気が付けば落ちました。
    軽い気持ちで読んでしまったが故にアニメ見て号泣しながらハッピーを願わずにはいられないよ…
    とそんな気持ちを昇華する為にのそのそ書いてました。現パロです。予定では続きます。
    相変わらず諸々雑な感じですが
    大丈夫、どんなものでもどんとこい!な方よかったら読んでやってください
    【ジェリーフィッシュが解ける頃】 あの日の約束を叶えよう―

     
     【ジェリーフィッシュが解ける頃】

     
     大学の講義が終わった某月某日の午後―
     エレン・イェーガーは帰り道にあるとあるパン屋の軒下に立っていた。
     「まいったぁ」
     ぼそりと呟きながらその目線の先には見える範囲をすべて灰色で覆いつくされた空があった。
     そこから勢いよく降る雨にエレンは濡れて額に張り付いた前髪を手のひらでかき上げた。
     朝に見た天気予報では一日晴れだと言っていたのでエレンはそれを信じて傘を持たずに出かけてみれば、帰りにこんなずぶ濡れが待っていたとは思いもせず
     バイトも休みだから今日は早めに帰ってだらだらしようと思ったのに
     そんな風に思いながら止む気配の無い雨脚をエレンは眺める。傘を持っている者は色とりどりのそれを差しながらそれぞれに小走りに悠々に、めんどくさそうに雨の中を右へ左へ
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    ゆき📚

    DONE【血界】【行き先は自由】Ⅳ
    なんだかんだでのそのそ書いていました。一応今回で最終回、という形です。
    最後の最後でわちゃわちゃしている感じ半端ない。尻切れトンボもいい所だぜ!!
    初っ端に虫の話が出てます。苦手な方はご注意を。
    相変わらず設定とか諸々雑です。書きたいように書いてます。
    大丈夫、どんなものでもどんとこい!という心の拾い方がいらっしゃたらよかったら読んでやってください。
    【行き先は自由】Ⅳ 子供の頃の記憶、思い出というにはひどくおぼろげなもの、
     自分がいくつの頃合だったかも曖昧なくらい。
     暖かくて、上着を羽織る事無く外にいても気持ちのいい風を受けていたのは覚えている。
     太陽の日差しが歩く道を左右に伸びた樹々の葉の隙間から照らす。
     空を隠すように茂る葉の形に影を作り出して道を模様づけているのを眺めているとふと目に止まったのは死んだバッタが動いている様子だった。
     そのバッタが死んでいるとすぐにわかったのはカラダが横向きになっていたから、違和感を覚えたのはそんな体勢でそれが動いていたから
     立ち止まってじーっと見て、それは死んだバッタが動いるのではない。動かしている者がいるという事を認識した。
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    ゆき📚

    DONE【血界】【行き先は自由】Ⅲ
    のっけから妹さんが登場しています。兄妹かわいい、大好き
    のそのそ書いています。今回も意味も無く推しがただただ会話しております。
    相変わらず設定とか諸々雑です。書きたいように書いてます。
    大丈夫、どんなものでもどんとこい!という心の広い方がいらっしゃたらよかったら読んでやってください。
    【行き先は自由】Ⅲ 子供の頃、寝る時間になって自分の部屋に行く前に必ず妹のミシェーラの部屋の前を通るのでおやすみの挨拶をして自分の部屋に戻るのがいつの間にか日課になっていた。
     ノックをして扉を開けて顔だけひょこっとのぞかせて、おやすみミシェーラと声をかけて
     「お兄ちゃん待って」
     時折声をかけてくる時があって、それは彼女からお願い事をされる時
     「ねぇちょっとお部屋に入ってきて」
     そう言われ部屋に入れば彼女はベッドに入ってはいるが半身を起こした状態で
     「ミシェーラ、もう寝る時間だよ」
     「わかってる。でもお願いお兄ちゃん何かお話して」
     そう言ってお願いとじっと見上げるように自分を見てくる視線に断ったほうが面倒くさい事になるというのを経験上知っているのでため息をつきながらベッドサイドに座ると嬉しそうに口元を緩める妹をとりあえず横にさせて首元まで毛布をかけて
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