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    チャコ

    kimikoSunohara

    DONE【千ゲン】千空ちゃんとタコパしたらゴイスー楽しかったよっていうただの惚気話だけど需要ある?

    復興後、ナチュラルに結婚した千ゲンがイチャコラしながらみんなでわいわいタコパする幸せいっぱいの話です。千ゲンがひたすらバカップルしてます。
    ※ちょっとだけクロルリ描写あります。
    これは世界が復興して、俺と千空ちゃんが籍を入れたばかりのいわゆる新婚ほやほやの時期の頃の話なんだけどね。
    千空ちゃんは、なんだかよくわからないゴイスーな科学賞を受賞したの。

    俺は千空ちゃんのパートナーだったので、千空ちゃんが受賞した賞の記念式典とかセレモニーとか祝賀会とかとにかく色んな式典やパーティーに連れ回される羽目になった。

    確かに千空ちゃんがすごい賞をとったのは嬉しい。
    千空ちゃんが一生懸命、研究に勤しんでいるのは俺も知ってたし。
    でも、いくら千空ちゃんのパートナーだからって、堅苦しい式典にばかり列席させられると、俺もだんだんストレスが溜まる。
    これが俺のための式典だったなら退屈しない。
    俺は観客に好きなだけマジックを披露すればいいだけなのだから。
    だけど千空ちゃんのための式典に、世間一般的な言葉で言う千空ちゃんの奥さんっていう立場で式典に参列するのは正直ちょっとつまらない。
    飛び交うのは、どこもかしこも俺のわからない科学の専門用語ばかりだし、俺は千空ちゃんの評判をさげる訳にもいかないから、ずっとにこにこと愛想笑いをして、千空ちゃんの傍らに立っていないといけない。そう、こうい 7724

    neo_gzl

    MOURNING遙か5風花記、高杉×ゆき
    閉鎖済みのサイトに置いてあったものを拾ってきました。イチャイチャを書きたかっただけなので話にオチなんてない。高ゆきは永遠にイチャコラしていてほしい。
    「甘い雨のなかで」





     外は雨が降っていて、雨音と蛙の声がしている。
     部屋には舶来品のランプが置かれており、文机の前には男が腰を下ろして何かの書状を読んでいた。
     ゆきはつと視線を外から部屋の中に向け、その男――高杉の背中へと移す。
     すると途端に胸の鼓動が跳ね上がり頬が熱くなって、ゆきはまた慌てて外の方を向いた。

     ゆきがこちらの世界に残ることを決め、高杉と二人だけで行動するようになり暫くが過ぎた。二人は今、江戸を発ち、高杉の故郷である長州へと向かう旅程の中にある。
     京や江戸では八葉たちと一緒の騒々しいとも言える毎日だったが、二人きりの今は静か過ぎる程に静かだ。
     最初はそれを寂しくも思えたし、今でも時折不意にそう思うこともあるが、長州への道中も中ほどまで来て、二人でいることにも随分と慣れた。
     ――でも。
     とゆきは所在なさげに膝を抱え直しながら心の中で呟く。
     ――流石にお宿のお部屋まで一緒なんて……。
     そこまで考えてゆきは思考を止めた。それ以上は恥ずかしくて考えていられなかったのだ。
     夕刻になり雨が降り出して、二人は街道沿いの宿場町で宿を取ったのだが、折り悪く 5182