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    ツボ

    須藤うどん

    PROGRESSシンガーソングライターとして天才的な才能を持つ風変わりな女の子×クズで奔放なお兄さんのボーイミーツのようなガールミーツボーイのような話です。中途半端なところで切れてますが、とりあえず今、書けてるとこまでを息継ぎとして上げます。
    君が歌う水色 わたしはその日、写真を撮るため、公園に足を運んだ。遊具はなくて池とランニングコースのある大きめの公園だ。半年ほど前から定期的にインターネット上に音楽をアップしているわたしは、公園で花か鳥の写真を撮ってMVに使おうと思い、出向いたのだ。しかし、花も鳥も撮れなかった。誰かに直接的に妨害されたわけではないが、間接的には大いに妨害されていた。ハイヒールを履き真っ赤なドレスを身に纏った中年男性がすね毛を生やしたままの筋肉質な脚でフラメンコを踊っていたのだ。男の靴音と時折、時折、リズムに乗せて発する奇声、全身から醸し出す異様な雰囲気に怯えた鳩たちは逃げるように飛び立ってしまい、一羽も残らず、水鳥も岸辺を離れてフラメンコおじさんの全身から発される独特の濃厚なオーラの届かぬ場所へ避難していた。よって、鳥は撮れない。こんな具合の悪いときに見る夢の世界観から飛び出してきたような人間と同じ空間でのんびり花を撮る気にもなれなかった。
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    masu_oekaki8810

    DONE君と暮らせたらシリーズ5
    副題、スネオヘアーの「訳も知らないで」とどっちにするか悩んだんですが、ツボミちゃんやシゲオ母がメインの話なので女性アーティストにしてみた。

    同棲師弟の弟子が師匠の気持ちに応えられなくて家出しました。
    そんな弟子には少し痛い目に遭ってもらうか…と。

    あと2回で終わります。


    ※年齢操作
    ※左右曖昧
    ※シゲオ母の過去捏造
    君と暮らせたら(罪と罰) 目覚ましで起きる。見慣れた実家の自室の天井だ。階下に行き、顔を洗い、台所へ行って冷蔵庫を開ける。

    「あれ?牛乳、無い…」

    「あら、ごめんね。最近はほとんど買ってないのよ。アンタも律も居ないと意外と減らなくて」

     母が居間のソファから振り返って声をかける。
     そう、律もすでに家を出ているから、この家は両親二人だけの生活の場になって1年以上経つ。4人暮らし(エクボもよく居たから感覚的には5人弱だけど。)の頃と違って家の中は物が少なくなり家具もいくつか買い替えられていた。ソファも新しい。「子供が居るとどうしても傷みやすいからって、二人が出ていくまでは母さんが買い替えを渋ってたんだよ」と言っていた。
     三人掛けだったソファから、麻布のカバーのかけられた二人掛けの白いソファになってる。
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    masu_oekaki8810

    DONE君と暮らせたらシリーズの2話目。こっちにあげてなかった。

    ツボミちゃんが自分の可愛さを受け入れるまでの話。

    ツボミちゃんもモブくんも幼稚園の設定です。
    (通ってたのは保育園なのかもしれないが…原作にそのへんの描写あったか思い出せず。)

    ※ラブとか両想いとかそういう描写は無いです。
    可愛いままで生きるには 私がまだ幼すぎて何もわかってなかった頃、近所の年上の男の子たちが何故私にキモい虫を見せてきたり髪を引っ張ったりしてイジワルしてくるのか、理由がわからなかった。
     私はそのたびに泣いたり怒ったり逃げたりし、何度もはっきりと「やめて」と言った。
     それなのに、その子達はニタニタと嬉しそうに笑って、私を見かけるたびに嫌がらせをした。

     モブくんは、そんな男の子たちとは違った。いつも優しくて笑顔で、私を楽しませようと超能力で物を浮かせて見せてくれたり、何をして遊びたいかもちゃんと訊いてくれた。

     ある日、幼稚園の帰りにモブくんと遊ぶ約束をしていた神社に向かうと、境内のそばで知らない大人がウロウロしていた。「知らないおじさんだ。ちょっとヤだな…」と思って、階段を戻ってモブくんを待とうと思った矢先、その男は私を見て
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    masu_oekaki8810

    DONE前回の「君と暮らせたら」の続きというかんじです。
    komeo さんの2/24のツイートをベースに、恋愛感情無しから始まる同棲師弟を書いてみるぞ…!と。

    花粉で目がシパシパでボンヤリするので推敲はあきらめました。

    年齢操作2538
    シゲは相変わらずツボミちゃんが好き。
    左右は曖昧にしてますが筆者はややモブ霊寄り。
    師弟がキスします!

    タイトルはGRAPEVINE。
    ふれていたい 師匠と一緒に暮らすようになって半年ほど過ぎ、ようやく師匠との距離感が自然になってきた。
     
     中学生の頃まではあんなに気軽にスキンシップしてくれてたのに、僕が高校に上がってからは「もう子供扱いでぺたぺた触られるとイヤだろ?」と急にやめてしまってから、師匠と僕はめったなことでは身体が触れ合うことがなくなっていた。
     もちろん、危険な除霊作業の時はフラついた師匠を支えたり肩を貸すこともあったけど、そのたびに「あれ、この人って、こんな小さかったっけ」と、自分との体格差が縮まっていくことに驚かされるほど、互いの身体を近づけることは少なくなってしまった。

     でも最近は、僕が歯を磨いてる後ろで洗濯機を使う師匠と背中が触れ合ったり、寝ぼけた眼で冷蔵庫の中身とにらめっこしてると「電気がもったいない」と頭を軽くチョップされたり、ソファに座ってスマホで動物の動画を観てたら、後ろから師匠が首を伸ばして無言で僕の肩に顎をのせて覗き見たりする。ちなみにその時に僕が観てたのは犬の動画じゃなくてカワウソだったので、「ふーん、かわいいな」の一言ですぐ立ち去ったけど。カワウソはそんな刺さらないですか?
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