コインランドリー２（仮）男は傘をポンと音を立てて差し、振り向いた。
「すぐそこだけど濡れるから入れよ」
「いーよ。別に」
「頭が濡れたらタオルとか貸すの俺だろ」
「だからいいって」
　男と相合い傘なんかしたくねぇ。早く行けよ。後で追いかけるからよぉ。
　そう思って待ってるのに、奴は俺の肩を抱いて歩き始めた。
「あ？　おいっ！」
「ほら、ちゃんとくっついてないと濡れるぞ」
　くっそ、無駄にでけぇマンションだから入り口が思ったより遠い。
　結局10メートルくらい相合い傘で歩く羽目になっちまった。
　
　白い大理石のエントランスは雨に濡れてツルツル滑りそうだ。転ばないように気を付けながら歩く。
　こんな立派なマンション、俺みてぇな貧乏人には一生縁がないと思っていたけれど。

チャイムは今日も鳴る毎晩、チャイムが鳴る夢を見る。
それは恐ろしいことの始まり。
夢だと気づかない俺はいつもドアを開ける。
変わり果てた姿で大切な人が俺の名前を呼ぶ。
元に戻れと願う。どうかどうか、あいつがこれ以上人を殺す前に。俺があいつを殺す前に。
ぬるりとした
あたたかい
赤

殺したところでとび起きる。やっと夢だったと気がついた。

洗面台で顔を洗う。いつも夢ばかりで寝た気がしない。鏡で見る自分の顔は青白くてお化けのようだ。今日の朝飯は肉と玉ねぎの生姜焼きにするかな。夜眠れないせいで昼間すっげえ眠くなる。仕事中に寝てたら悪魔に殺されちまうから公安に相談したら、睡眠剤をもらえることになった。

錠剤を１つのんでみる。本当に効くのかよ？なんて思いながら横になっているとだんだん眠くなってきた。いいぞ。

ストロー「コーラとコーヒー、お待たせいたしました」
　ウェイトレスの落ち着いた声と共に俺たちの前にストローの刺さったコーラとアイスコーヒーのグラスが置かれる。
「お料理は今お作りしておりますのでもう少々お待ちください」
　機械的なほどに丁重なウェイトレスの口上を最後まで聞くこともせず、デンジ君はテーブルに置かれたコーラを取るとじゅるじゅると音を立てて飲みだした。
「っはー、うめぇ…やっぱりあっつい日はコーラだな」
　デンジ君は上機嫌そうにのたまう。放課後に彼を喫茶店に誘うことが増えて、最初こそ彼は不審げにしていたものの飲食代を全て俺が払う姿勢を貫いているからか、現在ではデンジ君の方から誘ってくれることも多くなってきた。

サキュバスデンジくんメモ♡いめそん
公然の秘密(椎名林檎さん)
ラヴィ(すりいさん)

♡デンジの香りが変化していたのは香水のトップノート・ミドルノート・ラストノートみたいな感じ
(本来人間を誘惑するための力の1つなので、最初はよく分からない匂いでも徐々に相手に馴染みのある甘い匂いに変化…みたいな)完全に公然の秘密

公然の秘密からは色々ヒントを貰っています
素敵ソングに寄せたかったけどあの歌の色気にはまだまだ近づけませんでした！！

メスガキデンジくん無双はラヴィです！！！
無能♡無能♡のところが大好きです曲好きな方いたら語りましょう

メルトダウンシリーズのふたりはここまでしといてまだ好きの交換をしてないバカヤロウなのでホワイトデーに回収予定ですプラトニック書きます！